TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「モネ・ゲーム」*マイケル・ホフマン



GAMBIT
監督:マイケル・ホフマン
脚本:ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン
撮影:フロリアン・バルハウス
美術:スチュアート・クレイグ
衣装:ジェニー・ビーヴァン
出演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、トム・コートネイ、スタンリー・トゥッチ

☆☆☆ 2012年/アメリカ/90分

    ◇

 名画の贋作を使って、一世一代の詐欺計画を企てる美術鑑定士が主人公のコメディ。

 英国のメディア王で傲慢な雇い主シャバンダー(アラン・リックマン)からの屈辱に耐えかねた美術鑑定士ハリー・ディーン(コリン・ファース)は、一世一代の詐欺を企てシャバンダーから大金を奪おうと計画する。
 ハリーはまず、印象派画家モネの名画「積みわら」の連作の1枚で、行方不明になったとされる“夕暮れ”の贋作を、友人で贋作の名人ネルソン少佐((トム・コートネイ)に描かせる。 
 絵画に信憑性を持たせるために、この絵画を第二次大戦中にナチスから押収した将校の孫としてテキサスに住むカウガールのPJ(キャメロン・ディアス)を絵の持ち主に仕立て上げ、シャバンダーに売りつける計画だったが、PJの想定外の行動によって、計画はハプニングの連続。思いがけない事態へと転がっていく…。

    ◇

 元ネタは1966年に公開されたマイケル・ケインとシャーリー・マクレーン主演の『泥棒貴族』。どんでん返しも気の効いたクライム・コメディの傑作だった。
 これをストーリーテラーのジョエル・コーエン&イーサン・コーエン兄弟が脚色し、伏線も見事に張られた洒落たコン・ゲーム映画になっている。

 タイトバックのコミックがいかにも60年代のコメディっぽくて懐かしい感じがするし、全体にのんびりとしたオールドタイプに仕上げているのには好感。
 
 オスカー俳優コリン・ファースが見せるサヴォイ・ホテルでの一連のスラップスティックな笑いは、いかにも英国人らしいスマートさで演じているので愉しい。
 キャメロン・ディアスのコメディエンヌぶりはとってもチャ−ミングだし、アンダーウェア姿でスタイルの良さを魅せるサービスぶり。オンチな歌を披露するのも、とにかくキュートで可愛いのだ。
 アラン・リックマンが真面目な顔で何度もフル・ヌードになるのは笑っちゃうしね。

 途中、バブル時代を思わせるかのような日本人の商社マンたちが現れるのだが、今時こんな日本人の描き方はないだろと少し引く。何だか不快な気持ちにまでなるのだが………これがあとあと………見てのお楽しみである。

さあ、楽しくダマされよう!



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