TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

眠りについた街にBluesを「ALIVE AGAIN」内藤やす子

cd_yasuko-alive-again.jpg
ALIVE AGAIN

 1993年7月にリリースされたロック色の強いアルバムである。

01. I WANNA BE FREE
02. LONELY EYES
03. SOMEBODY WHO LOVES YOU
04. IT'S ONLY LOVE
05. LIARS
06. EVERYDAY
07. ALIVE AGAIN "Sway to my dad"
08. GONNA SAY GOOD-BY
09. 夜が冷たい
10. HEAVY RAIN



 もともとバンドでブルージィーにロックなヴォーカルを歌っていたとは云え、歌謡曲歌手(ロック歌謡)からロック歌手転向はアン・ルイス以来ではなかったろうか。
 そのアン・ルイスが「六本木心中」でロングヒットを出したあたり、80年代の女性ロッカーたちが気勢をあげてきた。
 ヘヴィ・メタルの女王と云われた浜田麻里しかり、女性バンドの草分け的存在のSHOW-YAしかり、ポップなバンドREBECCAも、田村“SHO-TA”直美のPEARLなども、当時はよく聴いていた女性ロッカーたちだ。

 刺激されつづけてきたのだろうか、内藤やす子の「ロック宣言」も特に驚くことでもなかったが、これより先にリリースした『BLOOD TRANSFUSION』なるアルバムをスルーしてしまったことには理由もなかった。ただ、気張って歌われるバンドサウンドより、当時はほかに聴きたいものがあったのだろうな。
 だから、この『ALIVE AGAIN』も2000年になってから買い求めた。

 ROCKというよりPOPS、と云うか、歌謡ロックのままだとしても、内藤やす子にとってどんな歌を歌うことも“ROCK”な塊を内包した歌手であることはデビュー時から変わらないのだから、やりたいことをやった本作は、りっぱにロック・アルバムとして成立していると言えよう。

 10曲中9曲が馬飼野康二の作曲で、作詞にはSHOW-YAのヒット曲を書いた安藤芳彦が5曲ほど手掛けている。
 全編に響き渡るギターはこの時期流行りのハードロックな音色を出し、張りのある内藤のハスキーヴォイスとのせめぎあ合いは震えがくるほど素晴らしい。
 「IT'S ONLY LOVE」や「夜が冷たい」のようなスローナンバーでは、内藤やす子の本領発揮とも云える乾いたブルーズが聴こえてくる。

スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://teaforone.blog4.fc2.com/tb.php/900-c59d1414