TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

天使じゃない女がためいきついて「祈り」内藤やす子


祈り

 1991年1月にリリースされた内藤やす子にとって久々のフル・オリジナル・アルバム。
 詞はすべて阿久悠の作品。作曲は三木たかしとEDISONが担当し、アレンジもすべてEDISONが手掛けている。

01. 堕天使
02. 哀しい場面
03. USAGI
04. ボタンのかけ違え
05. TO BE CONTINUED(つづく)
06. BAD-BYE
07. 暗い日曜日
08. 自由でいなさい
09. 心の壁
10. 一握りの愛情も



 本作は、シングル「KOKU-HAKU vol.1」時のアウトテイクらしきモノクロ写真を使用し、蛇腹のCDジャケットのデザインは歌謡曲というよりポップス的だが、楽曲は全編ブルージーな香りが漂う。

 「別に何がいけないわけでもないのに」と天使じゃない女がためいきつき、「その日その日はしあわせなのに 突然つなぎ会う心がない」と気がつく女たち。
 「いい女でいたいなら まだ自由でいなさい」と諭され、「愛は惜しみなく ひとを 愛してこそ ひとよ」と祈り捧げる女たち。

 都会で様々に孤独と向き合っている女性たちの生き方を、円熟期に入った内藤やす子がハスキーヴォイスで歌い、聴かせてくれる傑作だ。

 「J-POP」という言葉が普及し一気にCDの売り上げが上がったあたりに内藤やす子は「ロック宣言」をしたが、宇崎竜童の「NO MORE ENCORE」をシングルリリースしたのはこのアルバム後で、本格的にロックで活動したアルバムは次作の『BLOOD TRANSFUSION』からである。


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Comment

路傍の石 says... "無題"
80年代のシングルの半分くらいは入手済みだったのですが、それ以降のアルバムはまったく未聴でした。ということで、『祈り』はamazonで中古を見つけて早速注文しました。90年代に入ってからのブルージーな内藤やす子が楽しみです。しかもすべての作詞が阿久悠というのがキモですね!
2013.01.19 12:43 | URL | #3UG7ZRW. [edit]
mickmac says... "Re: 無題"
路傍の石さん 

>80年代のシングルの半分くらいは入手済みだったのですが、それ以降のアルバムはまったく未聴でした。
 
フィリップス時代は6枚くらいLPが出ましたが、オリジナルアルバムは『こころ乱して〜」と「WOMAN」の2枚だけだと思います。他はシングルを含んだカヴァー・ベスト盤ばかりで、これはぼくも敬遠していました。

>『祈り』はamazonで中古を見つけて早速注文しました。

このアルバムはまだ簡単に見つかりますね。amazon覗いてみましたが、500円前後なのはイイ価格ですよね。
宇崎×阿木コンビとは違った阿久悠の世界……この『祈り』は、CDになって最初に買ったアルバムとしても愛聴盤となっています。

2013.01.20 00:11 | URL | #- [edit]

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