TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

内藤やす子 7inch シングル[ラジオシティ]

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A面:やさしさ尋ね人 
   阿木燿子作詞/宇崎竜童作曲/若草恵編曲
B面:逆流
   阿木燿子作詞/宇崎竜童作曲/若草恵編曲
1979年3月発売

 新設レコード会社RAdio Cityに移籍した復帰第1作目。
 後ろから差す陽光を受け、やさぐれ度が増したかのようなジャケット写真。宇崎竜童と阿木燿子が温かく差し伸べた光は、見事なまでの歌謡ロックになって返ってくるからたまらない。
 B面「逆流」のブルース・ロック具合こそ、宇崎サウンドとヴォーカリスト内藤やす子の融合にほかならない。

06_yasuko-chirashi.jpg ★やさしさ尋ね人★


    ◇

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A面:反撥 
   千家和也作詞/浜口庫之助作曲/竜崎孝路編曲
B面:ゆらり ゆらりと…
   小谷夏作詞/徳久広司作曲/小笠原寛編曲
1979年8月発売 

 シングル通算7作目は内藤やす子としては珍しい男の歌だが、詞もメロディもイマイチぱっとしない。
 好みじゃないなぁ。
 それより、B面の「ゆらり ゆらりと…」の方が、ミディアムなメロディにハスキーヴォイスが絡んで刹那の気分になれる。

 作詞の小谷夏は、演出家の久世光彦氏のペンネームで、天地真理の「ひとりじゃないの」堺正章の「涙から明日へ」などのヒット曲を書いている。この1979年には、山口百恵に提供した「猫が見ている」(『L.A.Blue』に収録)で面白い世界を展開してみせてくれている。


    ◇

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A面:お人好し 
   阿木燿子作詞/宇崎竜童作曲/後藤次利編曲
B面:さよならBye Blues
   美樹克彦作詞・作曲/水谷公生編曲
1979年11月発売 

 通算8作目は、再び宇崎竜童&阿木燿子コンビ。
 ヒットしなかったのが不思議なくらい素晴らしい楽曲で、LP『One Last Night』には収録されなかったが、後藤次利のアレンジがブルージーに揺れている名曲である。

 そしてB面「さよならBye Blues」も、やさぐれ歌謡の素晴らしい逸品。
 内藤やす子の余裕に裏打ちされた存在感が至福をもたらしてくれる。

★One Last Night★


    ◇

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A面:モーニング トレイン 
   康珍化作詞/亀井登志夫作曲/水谷公生編曲
B面:ジョニイ・オン・マイ・ソウル
   康珍化作詞/西田恭平作曲/水谷公生編曲
1980年6月発売

 通算9作目。
  80年代になったからなのか、これまでにない衣装とメイキャップで、イイ女ぶっているジャケットから想像できるような爽やかな楽曲である。

 1979年にアン・ルイスが歌った「シャンプー」(作曲:山下達郎)で作詞家デビューをした康珍化は、80年代半ば、アイドルのヒット曲を多数手掛けてヒットを連発する。この曲は、康珍化の初期の作品となる。

 B面「ジョニイ・オン・マイ・ソウル」は、うってかわってハードなギターではじまるR&Bスタイルの張りのある歌。
 内藤やす子はソウルバンドのヴォーカリストのように、のびのびとパンチを効かせている。

    ◇

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A面:いろはにほへと 
   門谷憲二作詞/新田一郎作曲/新田一郎編曲
B面:ダウンタウン・レイン
   康珍化作詞/亀井登志夫作曲/新田一郎編曲
1981年6月発売

 通算10枚目は、Radio Cityでの最後の作品となった。
 80年代の女性像はどこかカッコつけたところが感じられるが、時代そのものが虚飾に彩られていくのだから、洗練された女性の登場は仕方のないところか。

 「いろはにほへと」は、自立した女の浮遊感を新田一郎のソウルテイストを潜めたメロディが相まり素晴らしい出来。
 「ダウンタウン・レイン」は、ギターサウンドあふれるハードなロックに仕上がっている。こういった曲をどんどん歌っていって欲しかった。
 
 スペクトラムのメンバーで、サザン・オール・スターズのホーン・アレンジャーだったころの新田一郎。両面とも彼がプロデュースしている。

 

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Comment

robotan says... "いろはにほへと"
内藤やす子がプロダクションオーロラに移籍したのに伴い僕もマネージャーとして入社して担当しましたが、僕自身アミューズ出身という事で新田一郎氏にプロデュースを直談判してレコード制作しました。スタジオミュージシャンもスペクトラムのメンバーがフル参加してくれてテレビ出演にはバックバンドに元MMPの王子聡氏を迎えプロモーションしたのですが僕自身の力不足もありヒットしませんでした。とても残念で今でも後悔しています。しかしこの楽曲を作ったのち彼女の曲例えば六本木ララバイとか演歌の枠を越えたと自負しています。今やす子さんは病気療養中らしいですが早く良くなって欲しいと思います。
2013.11.17 09:54 | URL | #QNZ5Es1k [edit]
mickmac says... "Re: いろはにほへと"
>robotanさん
はじめまして

内藤やす子さんを実際に現場で支えた方からの貴重なコメント、大変光栄に思います。
ありがとうございます。
内藤さんにとって「One Last Night」がひとつの区切りになってしまい、この時期の低迷は至極残念なことなのですが、当然のことながら、こうした時期でのrobotanさんたちの後ろ盾があってこそ、次の大きなステップ、大ヒットへと繋がってゆけたのでしょうね。

昭和という時代で歌姫と言われたちあきなおみさんや山口百恵と同じように、内藤やす子さんも歌謡曲の世界を踏み出しブルーズ、ロック、いや、ジャンルを超えたところに存在する唯一無二の方です。早く元気なお姿を見たいと思っております。
2013.11.17 17:44 | URL | #- [edit]

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