TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

トッポとジュリーのツインヴォーカル再び、5人のザ・タイガース

 44年ぶりかぁ………トッポこと加橋かつみが〈ザ・タイガース〉に戻ってくる。

 1969年、渡辺プロの除名会見のまえに既に岸部シローの加入が決まっていたとか、失踪歴があったとか、いろんなことを言われて追われるように〈ザ・タイガース〉を去った加橋かつみだった。
 渡辺プロの横暴悪辣な逸話もあるように、大人の事情に振り回されたのはトッポだけではなく、当然ジュリーも、サリーも、タローもそうなんだろうが、特にピーには多大な影響を与えたわけで、グループ内の亀裂は止められなくなったんだろうな。
 
 2012年にはピーが戻ってきた。
 4人の〈ザ・タイガース〉で復活コンサートをした際、不自由な身体をおして舞台に上がったシローを目にしたときには何とも言えない気持ちになった。
 NHK「SONGS」では、ジュリーが「あとひとりを迎えて完全なかたちの〈ザ・タイガース〉を必ず実現させる」と力強い発言。

 そして遂に、2013年1月6日、沢田研二の正月コンサートの舞台で「遂に、全員の気持ちがひとつになりました」と宣言してくれた。
 昨年のような鉄人バンドをバックバンドにした〈ザ・タイガース〉ではなく、5人だけのコンサートを約束。
 歳を重ね、時を分かち合う5人のザ・タイガースは最強であろう。

 さて、トッポのテナーが美しく光ったヒット曲と言えば「花の首飾り」と「廃墟の鳩」。当時に聴くより、歳を追うごとに好きになってきた歌だろうか。

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 トッポが初めてリードヴォーカルをとった「花の首飾り」は、雑誌『明星』において一般公募された詞に、なかにし礼が補作すぎやまこういちが曲をつけ、ザ・タイガースのシングル第5弾として「銀河のロマンス」と両A面扱いで1968年にリリースされた。
 透明感あるトッポの歌声で大ヒットしたバラードの名作は、何年か前に井上陽水がCMでカヴァーした。

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 第7弾シングルの「廃墟の鳩」。
 廃墟の中から一羽の鳩が翔び立つ様こそ、絶望的な状況から人が生きていくことの喜びを感じ、復興そして平和を誓うことへのメッセージ。
 作詞は山上路夫。村井邦夫の美しいメロディで、トッポが伸びやかに歌いあげている名曲である。

 このシングルも両A面扱いで、カップリングはジュリーがヴォーカルの「光ある世界」。ジャケットはバッファロー・スプリングフィールドのアルバムのパクリなのが有名で、両面ではトッポとジュリーの位置が変わり衣装も黒と白で区別されている。メンバーの中ではどちらかと云うと暗さを漂わせていたトッポと、プリンスのイメージのジュリーだから、まさに陰と陽。しかし、明らかにA面扱いは「廃墟の鳩」の方なのである。

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