TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「ラ・スクムーン」*ジョゼ・ジョヴァンニ

1973-04_ラ・スクムーン
LA SCOUMOUNE
監督:ジョゼ・ジョヴァンニ
脚本:ジョゼ・ジョヴァンニ
音楽:フランソワ・ド・ルーベ
出演:ジャン・ポール・ベルモンド、クラウディア・カルディナーレ、ミシェル・コンスタンタン

☆☆☆★ 1972年/フランス、イタリア/108分

 ジョゼ・ジョヴァンニ監督が若い頃監獄で知り合った実在の男をモデルにした作品で、1961年にジャン・ポール・ベルモンドが主演した『勝負〈カタ〉をつけろ』を、ベルモンドが再びリメイクした実録クライム映画の傑作。

 1943年の夏の終わり、南フランスの港町マルセイユ。当時は暴力が支配していたこの街で、ひとりの男ミシェル・コンスタンタンが敵対するボスの罠に嵌り投獄させられた。男の妹クラウディア・カルディナーレは、“死神”〈ラ・スクムーン〉と呼ばれる兄の弟分ジャン・ポール・ベルモンドに相談。脱獄計画を策略するが逆に捕まってしまい20年の刑を言い渡される。そして第二次世界大戦が勃発。1946年解放の日、兄と妹と〈ラ・スクムーン〉は再会するが、その後、平穏な生活を夢見る兄妹は組織に殺されてしまう。ジャン・ポール・ベルモンドはひとり、仇を討つためにモンマルトの丘に向う。その夜以来、彼の名前を聞くものはいなかった………。

 哀愁ある手回しオルガンの旋律を全編に……暗黒街に生きた一匹狼の友情と復讐が哀しく綴られていく。
 モンマルトの丘に消えていくベルモンドの後ろ姿に男の憂いを感じながら、クラウディア・カルディナーレの美しさと、無骨なミシェル・コンスタンタンとの友情に涙するフィルムノワールである。

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