TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「バラキ」*テレンス・ヤング

1972-01_バラキ
VALACHI
監督:テレンス・ヤング
原作:ピーター・マース
脚本:スティ−ヴン・ゲラー、マッシモ・デ・リータ、アルドゥイーノ・マイウリ
出演:チャールズ・ブロンソン、リノ・ヴァンチュラ、ジル・アイアランド

☆☆ 1972年/イタリア・フランス/125分

 『ゴッドファーザー』によりマフィア映画が全盛を誇った70年代。コーザ・ノストラ(通称マフィアと呼ばれるイタリア系犯罪組織の者たちの呼称)の準幹部だったジョゼフ・バラキの半生記(1930年代~1960年代)を描いたこの作品は、ラッキ−・ルチアーノやピート・ジェノヴェーゼら、かつてのマフィア5大ファミリーが実名で登場し、事件もすべて本物。実際の3つの抗争で有名なシーン(床屋やレストランでの惨殺)は、後の『仁義なき戦い』でも引用されている。
 『ゴッドファーザー』では「マフィア」「コーザ・ノストラ」という表現は一切しないフィクションとして製作されたのだが、この作品はまさに実録映画の原点と云える。
 ストーリーの核になっているジェノヴェーゼとバラキが亡くなってから撮影に入った気の使いようでも、ニューヨーク・ロケにはファミリーのドンからの忠告がありロケ地を変更したりと、70年代に入ってもその影の政府の力は絶対だったようだ。
 それは、ヨーロッパでの公開タイトルは『コーザ・ノストラ』で、アメリカ公開は『バラキ』となったことでも伺い知れるエピソードがある。
 本作がピークであろうバラキ役のチャールズ・ブロンソンの迫真の演技と、ジェノヴェーゼ役のリノ・ヴァンチュラの存在感は素晴らしいのだが、ただただリアルで殺伐とした作品だったかな。


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