TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「100発100中」*福田純監督作品



監督:福田純
脚本:都筑道夫、岡本喜八
音楽:佐藤勝
主題歌:布施明「100発100中」
出演:宝田明、浜美枝、有島一郎

☆☆☆ 1965年/東宝/93分

 全世界でスパイ映画が全盛だった60年代半ば、我が国でもこんなにも洗練されたコミック風味のアクション映画が作られていたのだ。
 「007/サンダーボール作戦」と同時期に観た映画だったが、日本映画と云えどもカッコよさにおいてどこも遜色のない楽しくドキドキする映画で、スラップスティックな感じはジャン・ポール・ベルモンドの「リオの男」('63)に似るものがあったかな。
 脚本は「エラリ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の編集長だった都筑道夫と、岡本喜八との共同だから面白さは折り紙付き。

 そして、洗練されたコミカルな味は、とにもかくにも宝田明の弾けっぷり。
 フランス生まれの日系二世アンドリュー星野を演じた宝田明は、オーヴァーアクションや気障な台詞が決して嫌味にならない希有な俳優だったし、いま現在においてもそのスタイルに変わりはない。
 1960年代の日本映画では、クールな佇まいの市川雷蔵や田宮次郎、無骨な三船敏郎、おおらかな加山雄三、ポップなヒーロー小林旭でさえ、どこか土着性が抜けていなかった中で、こんなにも洗練され気障でウィットに富んだ俳優は、宝田明をおいて他にいなかった。

 後年「ルパン三世」の雛形になったという話は有名ミミタコ状態であろうが、この作品の娯楽性はとにかく抜きん出ていた。
 アンドリューを執拗に追いかける有島一郎の手塚刑事と、謎のセクシー美女浜田ユミの浜美枝とのトリオ。とにかく最高のコンビネーションを見せてくれるコミックアクションの金字塔なのである。

 クライマックスの銃撃戦での浜美枝のビキニ姿!
 とっても眩しいナイスバディである。
 翌年「007は二度死ぬ」にボンド・ガールとして出演したとき以上に、セクシーだったんだから……。

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