TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「ストロベリーナイト」#7:悪しき実

★悪しき実: part1★

 在庁待機中の姫川玲子(竹内結子)に、暴力団組長射殺殺害事件の帳場にいる係長の今泉警部(高嶋政宏)から監察医の國奥(津川雅彦)のもとに行くよう連絡が入った。
 医務院に運び込まれた遺体は、首にロープが巻かれていて自殺のようにも見える状態だったが、國奥が不審に思ったのは、遺体の左右半分の死後硬直の解け方がそれぞれ違っていたことだった。他殺なのか、自殺なのか………
 菊田(西島秀俊)を伴い、村田一夫という遺体が発見されたアパートに向った姫川は、そこで奇妙な13個の木片と何かの鍵を見つける。

 葉山(小出恵介)からの連絡で、村田は偽名で、本名は岸谷清次(松田賢二)という暴力団の構成員だったことが判明。
 岸谷の死を連絡してきたのは女性との報告から、同棲していた女ではないかと考え、姫川たちは行方をくらませた女(木村多江)の捜査をはじめる………。

    ◇

 待ってました! の日下(遠藤憲一)の細かな地取り捜査と、姫川玲子への恋路パワー炸裂の井岡(生瀬勝久)を絡ませながら、直感で動く姫川が、事実をひとつひとつ積み上げて行く日下の捜査にイラだちながら、姫川のいうところの「手柄を取る」モチベーションに繋がる聞き込みに終始した前編。

 原作において事件は実に簡単なもので、13個の木片の謎と死後硬直の謎よりも、中年を過ぎた男と女の人生、やさぐれた者たちの切ない関係を描いたものだ。
 だから、まさか前後編に分けるとは思わなかったが、原作で足らなかった部分を「ソウルケイジ」の日下と井岡のエピソードでカバーした巧い構成で見せてくれた。

「デカの価値はなぁ、履き潰した靴の数で決まるんだ……………流行んねぇか?今時こんなの」

 “昔ながらのデカ”石倉(宇梶剛士)が湯田(丸山隆平)に刑事の心構えを語るが、説教臭くないところが人柄で、宇梶剛士が良い味わい。
 で、そんな地道な聞き込みと直感が朗報を掴ませてくれるわけだ。

 充血した眼光で、上司といえど間違いを指摘する日下守。
 前髪をぎゅっとかき分ける仕草の姫川玲子。 
 ともに好きだなぁ。

 木村多江の独壇場となるであろう物語の後編。
 地味な話ばかりの警察ドラマにしてサブタイトルに凝っているから、「悪しき実」の意味合いも感慨深い哀しい人間たちの姿にどんな反応がくるのやら……。


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原作:誉田哲也
脚本:林誠人
演出:石川淳一
音楽:林ゆうき
主題歌:「ミセナイナミダハ、きっといつか」GReeeeN
出演:竹内結子、西島秀俊、宇梶剛士、高嶋政宏、小出恵介、丸山隆平、生瀬勝久、遠藤憲一、渡辺いっけい、津川雅彦 /木村多江、松田賢二

2012年2月21日放送


★「ストロベリーナイト」#6:感染遊戯★
★「ストロベリーナイト」#5:過ぎた正義: part2★
★「ストロベリーナイト」#4:過ぎた正義: part1★
★「ストロベリーナイト」#3:右では殴らない: part2★
★「ストロベリーナイト」#2:右では殴らない: part1★
★「ストロベリーナイト」#1:シンメトリー★
★ストロベリーナイト レジェンド★
★「姫川玲子シリーズ」誉田哲也★

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