TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

帰ってきた、姫川玲子「ストロベリーナイト」

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 “アタマの中で、殺人犯が巣食っている”

 2010年11月“土曜プレミアム”においてスペシャルドラマとして放送された「ストロベリーナイト」が、いよいよ17日より連続ドラマとして登場する。
 そしてその前に、連ドラに加わる湯田康平巡査長(丸山隆平)と葉山規之巡査長(小出恵介)の紹介を兼ねてのスペシャル番組が、新たに撮影・再編集した特別編「ストロベリーナイト レジェンド」として再放送されていた。
 2度目の鑑賞でも十二分に楽しめた内容。連ドラへの滑走は申し分なしってところだろう。

 なにせ“姫川玲子”は気の強いノンキャリアのたたき上げ女刑事といったところが魅力的で、男社会のなかで気を張り渡り歩く姿は、女性の視聴者(読者)からは応援しがいのあるキャラクターに映るだろう。
 スペシャル版では姫川がなぜ刑事になったのか……暗い過去が描かれている。
 そのことが彼女のなかに殺したいと思う人物をひとり潜ませ、犯人に同化したり共感したりする行動原理となっていることが、原作シリーズを読んでいくとわかるようになる。
 そんな複雑な闇を抱えた姫川玲子演じる竹内結子は、お嬢さんと揶揄されるような少し危うい女の姿にピタリと嵌っている。
 原作者の誉田氏は(映画『リング』出演時の)松嶋菜々子をイメージして書いていたというが……。

 さて連ドラとなっての期待は、原作の魅力のひとつとなっている彼女を取り巻く警察内部での人間ドラマ。
 菊田巡査部長(西島秀俊)と井岡巡査長(生瀬勝久)の三角関係は息抜きとして、天敵となるガンテツこと勝俣警部補(武田鉄矢)や大っ嫌いなライバル日下警部補(遠藤憲一)、常に衝突する管理官の橋爪警視(渡辺いっけい)らとの丁々発止は期待するに十分だろう。

 連ドラ全話が既に撮影完了されており、今回の「レジェンド」の最後に流れた予告編でドラマ化される原作エピソードも判明し、ゲスト俳優も大体がわかった。
 第一話は「シンメトリー」。以下「右では殴らない」(大政絢)、「過ぎた正義」(杉本哲太、石黒英雄)、「感染遊戯」(加藤あい)、「悪しき実」(木村多江)、「ソウルケイジ」石黒賢、濱田岳、蓮佛美沙子、池田鉄洋)

 「右では殴らない」での、竹内結子と大政絢の対決は見ものだぞ。
 「悪しき実」のホステス美津代役の木村多江はいかにもって配役だな。少し前ならここは余貴美子の出番なのだが………。
 「過ぎた正義」で元刑事の倉田を演じる杉本哲太はイメージに合っている。短編ながら何回かに分けられるストーリーだけに社会派性が全面に出てくるだろう。
 そして最終章の「ソウルケイジ」は長編なので、じっくりと3~4話くらいで描かれるのだろうな。

 ひとつ気になったのは、主題歌がSP版の柴咲コウから連ドラはGReeeeNに変わったことか。同じでも良かったのに………。

 そしてひとつ。問題の長編「インビジブル レイン」は連ドラ終了後のスペシャル・ドラマとして残してあるのだろうか。
 視聴率次第かもしれないが、最後まで“姫川玲子シリーズ”を完結して欲しいところだ。

★「姫川玲子シリーズ」誉田哲也★

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Comment

ひろっち says... "始まるねえ。"
>女性の視聴者(読者)からは応援しがいのあるキャラクターに映るだろう。

え、この文章、不要。
mickmacは女の気持ちが分かるんかいなーあ。
男なんだから男目線だけで感想書いてくれ。余計な想像は要らん。
私はそんな気分(応援しがい)なんて感じられませんしー。なーーんか、「しょうがないよね、姫は」としか思えなくて、危ない女だよなーと目が離せない感じ。
今は『シンメトリー』を読書中。
誉田哲也はやっぱり面白いわ。
2012.01.08 17:44 | URL | #v14okzU2 [edit]
mickmac says... "Re: 始まるねえ。"
>ひろっちさん

>mickmacは女の気持ちが分かるんかいなーあ。
男なんだから男目線だけで感想書いてくれ。余計な想像は要らん。

ははぁ~、手厳しいご指摘ありがとうごザンす。
ええ、ええ、判りませんよ、女の気持ちは(笑)

男社会で浴びる無神経な言葉や行動に立ち向かう姫に、自分を重ねながらスカっとする女性もいるのではないかと………そう、思った次第ですが、でも、これこそが男の視線かも。
嫌味やセクハラの類いを軽く受け流す術をもっていて、そんなこと「あったりまえのコンコンチキよ」なんて女性より、「一生懸命に男社会で闘っている健気な女性」を応援したくなるのが男だろうからね。

>「しょうがないよね、姫は」としか思えなくて、危ない女だよなーと目が離せない感じ。

これは男のぼくも感じます。その「危ない女」って云うのは何も身の危険ばかりではなく、とうとう区切りとなる長編「インビジブルレイン」では、もうひとつの女としての危うい事案を引き起こすことになる姫川玲子です。

>今は『シンメトリー』を読書中。

キングの「アンダー・ザ・ドーム」は読了しましたか!
ぼくは未読だった「感染遊戯」に取りかかろうかな………。

2012.01.09 17:34 | URL | #- [edit]

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