TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

青春の光芒、日活ロマンポルノ

 この11月20日で日活ロマンポルノ誕生からちょうど40年経つ。

 記念すべき第1作『団地妻 昼下りの情事』を見たのは初公開の翌々年。
 東京での浪人暮らしの日々、京王線沿いの踏切に近いところにあった劇場の看板にそそられたんだと思う。
 高校時代は街なかの学校に通う道すがらに大映の映画館があり、関根恵子の『高校生ブルース』や渥美まりの『いそぎんちゃく』、南美川洋子(名古屋出身の美人女優。ピンナップしていたなぁ)、八並映子らの『高校生番長シリーズ』などの看板やロビーカードにドキドキしていた少年が、初めて観た成人映画。映画に何の違いがあるものかと思いながらも、なかなか中に入る事ができなかったウブな年頃だった。

 輝かしき女神たちの神々しき肢体に胸躍らせて入ったはずの暗闇が、いつの間にかフリーキーな空間になり、シュールな物語に迷い込み、官能の世界に愛を見つけ、暴走する若さを体現したりする場になっていた。

 暗闇のディーヴァたちよ、永遠に…………。


 さて、「ロマンポルノ」のムック本がDVD付きで70年代と80年代に分けて2冊同時発売された。
 〈70年代編〉には谷ナオミと白川和子、〈80年代編〉には美保純と風祭ゆきの最新インタビューが掲載され、年代別の女優列伝からは、かつて女神たちに熱視線を送った我らの記憶を甦らせてくれる。
 ただ、我がマイミクのキリヤンさんの紹介と傑作『ブルーレイン大阪』の記事が抜けている。ないがしろにしないで欲しいな。

 まあしかし、一世風靡した「日活ロマンポルノ」をたった2冊の本にまとめる無理を承知で刊行したのも日活創立100周年を記念してのこと。付録DVD(「花と蛇」「ピンクのカーテン」)も何だかなと思えるだけに、コアなファンよりも初心者へ知らしめす入門マガジンであろう。
 楽しんでおくれ。

 数ある名作・傑作・珍作を、もっとたくさんDVDリリースして欲しい。


★白川和子さんのインタビューで、“ロマンポルノの百恵ちゃん”こと日向明子さんが、今年3月に白血病で亡くなっていたことを知る。映画『白夜行』(2011)で桐原亮司ら高校生を買いにきた団地妻の役で見たばかりなのにビックリである。54歳の若さだよ。
 4月にはシナリオライター高田純氏、5月にはキャメラマン安藤庄平氏も逝っている。

 アウトロー原田芳雄氏、シンガージョー山中氏、ブルーズマン柳ジョージ氏………今年はいつになく哀しみが多すぎる。
 
    ◇
 

  roman-mook80s.jpg   
にっかつロマンポルノDVDBOOK '71~'79年編
にっかつロマンポルノDVDBOOK '80~'88年編
【宝島社】
各定価 1,575円(税込)

★ブルーレイン大阪★

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