TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

8月のWOWOWシネマ

 8月のWOWOWでアメリカン・ニューシネマの何本かが放送されるようです。
 短評です。

◆ラスト・ショー
 1950年代のアメリカの片田舎が舞台。退屈な田舎町で何もなくただ過ごすだけの人々。2人の高校生と閉鎖する映画館主らを、古き良きアメリカの終焉として優しく静かに描く秀作。失うものが多いほど若者は大人になっていく。モノクロ映画。

◆イージーライダー
 アメリカン・ニューシネマの代表格と云われていますが、物語性が希薄だから賛否両論ですね。当時(69年)観た時のショックは大きかったけれど、今、初めて観る人にはどうなんでしょう。絶対に観るべき映画とは云えない。テーマは二の次でカッコ良さを観たいひとには勧めましょう。

◆レイジング・ブル
 これはニューシネマの部類ではないけれど、マーチン・スコセッシとロバート・デ・ニーロの渾身の一作。このモノクロ映像は凄いです。
 主人公ジェイク・ラモッタは、人間はいくら肉体的に強くたって猜疑心の塊になり自分の心に勝てないと、どうしようもない人間だってこと。そんな男の悲劇を描いた人間ドラマです。

◆アリスの恋
 これもスコセッシ監督の作品で、当時日本での初登場作品。それまでには見られなかった女性の自立を描き、このあと続々と女性映画が創られることになる先駆け的作品。
 男運の悪さと、恋に不器用なアリスの奮闘は、女の自立の幕開けです。
 無名時代のジョディ・フォスターやハーベイ・カイテルなど傍役も光り、主演のエレン・バーステインはこれでアカデミー主演女優賞を獲得。

◆グリニッチ・ビレッジの青春
 監督のポール・マザースキーの自伝的作品で、ニューヨークのユダヤ青年を中心に、マーロン・ブランドらに憧れる演劇学校に集う若者たちの青春物語。
 マザースキー監督はこの前に、老人と猫のロードムーヴィーの秀作『ハリーとトント』、そしてこの後には女性映画の傑作『結婚しない女』を撮っている。
 ぼくが大好きなのは、日本では劇場未公開の『ハドソン河のモスコー』。十数年前にビデオ発売されたが今は廃盤で見ることができないが、ロビン・ウィリアムスの芝居が最高。ビデオを持っているので、いつかレヴューをしようか。この監督の作品は優しさに満ちています。


 さて、この他の8月のWOWOWでは………
・美しい夏キリシマ
・珈琲時光
・仁義なき戦い/広島死闘篇
・その後の仁義なき戦い
・スイミングプール
 見逃さないようにしよう。

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