TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

生き様が聴こえる! グレッグ・オールマンのソロ・アルバム

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Low Country Blues / Gregg Allman

 半世紀近い音楽活動は苦難の道だった。母の女手ひとつで育った兄弟がラジオから聴くカントリー&ウエスタンやブルーズに傾倒しバンド活動をスタート。ショービジネス界に翻弄されながら、69年にオールマン・ブラザーズ・バンドを結成するも、絶頂期の兄と友人の突然の死。バンドは解散と再結成を繰り返し。メンバーとの確執もあった。
 そして1990年代、ライヴバンドとしての原点に戻り、昔と何ら変わらない音楽を演りつづけることでステージバンドの軌跡を残している。

 グレッグ・オールマンの、実に14年ぶりのソロ・アルバムは原点回帰。
 最高のブルース・カバー・アルバムだ。
 ブルーズ、ジャズ、カントリー、ロックンロール音楽の発祥の地アメリカ南部、グレッグの音楽人生を映し取ったような鬱蒼とした一本道を映したジャケット。
 このアルバムの録音後に、ドナーを得ての肝臓移植手術を受けた63歳のグレッグだが、元気な姿で全米ツアーをスタートしているという。ルーツとなるブルーズへの一本道は、まだまだ長くつづいているのだ。

01. Floating Bridge (Sleepy John Estes)
02. Little By Little (Junior Wells)
03. Devil Got My Woman (Skip James)
04. I Can’t Be Satisfied (Muddy Waters)
05. Blind Man (Bobby Bland)
06. Just Another Rider (Original:Gregg Allman/Warren Hynes)
07. Please Accept My Love (B.B.King)
08. I Believe I’ll Go Back Home(John Lee Hooker)
09. Tears Tears Tears (Amos Milburn)
10. My Love is Your Love (Magic Sam)
11. Checking On My Baby (Otis Rush)
12. Rolling Stone (Traditional)

 スリーピー・ジョン・エステスの曲から始まり、ジュニア・ウェルズ、マディ・ウォーターズ、ボビー・ブランド、B.B.キング、ジョン・リー・フッカー、マジック・サム、オーティス・ラッシュなど、オールマンズとは違うスタイルで泥臭いブルーズが満載されている。
 プロデューサーにT・ボーン・バーネットを迎え、ドクター・ジョン(ピアノ)、ドイル・ブラムホールII(ギター)、デニス・クロウチ(ベース)らとの意気投合したアコースティックサウンドはホーンセクションも交え、渋く唸るレイジーブルーなグレッグの声が心地よい南部の旅に誘ってくれるのだ。
 流行〈はやり〉の音楽じゃないけれど、この気怠さがいいよな。



 
 「Just Another Rider」はウォーレン・ヘインズとの共作で唯一のオリジナル(シングルカット)曲。




 ストーンズの演奏で最初に聴いたマディ・ウォーターズの「I Can’t Be Satisfied」
 

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