TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「テイキング・ライブス」*D・J・カルーソー



TAKING LIVES
監督:D・J・カルーソー
原作:マイケル・パイ『人生を盗む男』
脚本:ジョン・ボーケンカンプ
音楽:フィリップ・グラス
出演:アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、キーファー・サザーランド、ジーナ・ローランズ、オリヴィエ・マルティネス、チェッキー・カリョ、ジャン=ユーグ・アングラード

☆☆☆ 2004年/アメリカ・カナダ/ 103分

    ◇

 結末に、誰もが驚くB級サイコ・スリラー。

 1983年、カナダ。マーティン・アッシャーという一人の少年が家を出た。数日後、母親のもとに彼が交通事故で死亡したという知らせが届く。
 それから20年以上が経過した現在、モントリオールの建設現場で白骨化が進んだ死体が発見される。モントリオール警察のルクレア(チェッキー・カリョ)はFBIに捜査協力を要請、特別捜査官イリアナ・スコット(アンジェリーナ・ジョリー)が派遣されてくる。イリアナは殺人現場と死体、あるいは現場の写真だけで犯人像を分析するプロファイリングの専門家だった。
 死体が発見された現場に横たわり、犯人像を絞り込むイリアナ。徐々に捜査は進展するが、その矢先、第二の殺人事件が発生する。イリアナはこの事件の目撃者で美術画商のジェームズ・コスタ(イーサン・ホーク)を尋問するのだが、一方で「19年前に死んだはずの息子を、今日、目撃した」という老婦人アッシャー夫人(ジーナ・ローランズ)が現れた。
 アッシャー夫人に会ったイリアナは、マーティン・アッシャーが生きていることを確信。マーティンは、自分の死を偽装するため最初の被害者に成り済まし、以降“人生を乗っ取る〈テイキング・ライブス〉”ことを繰り返し生きているのだった。他人の人生に飽きたら次の犠牲者を捜すマーティン。果たして今は誰に成り代わっているのか……。
 イリアナは、マーティンの次の目標がジェームズらしいと推理する。そして、ジェームズの前に謎の男(キーファー・サザーランド)が現れた。
 イリアナの人生までをも翻弄する事件の決着は、想像を遥に超えるものだった……。

    ◇

 サスペンスとしての仕掛けが効いていないために、展開の予想は大方出来きてしまう拙作なのだが、アンジェリーナ・ジョリーの頑張りだけで見せてくれる。
 それでも、ショッキングなラストに向かって、ただただ突き進むスピーディーな感覚には目を離せないので、楽しむことは充分にできる。

 ひと言で、アンジーだけ見ていれば、最高にいい。

 チャームポイントの唇と、徘徊する瞳と、たわわな乳房。
 大スターになっていても、この脱ぎっぷりは半端ないので潔い。
 プロファイラーとして、前半はクール・ビューティーを貫いているが、後半からは、事件関係者に女性としての感情を抱いてしまうアンジー。こんなB級作品で、濃厚な全裸愛欲シーンも厭わないのだから敬服するしかないだろう。

 目につくのがジーナ・ローランズ。お年を取ったグロリア姐さんが真ん丸顔になっての登場だが、彼女らしい妖しさは健在で貫禄充分である。


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