TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

日本のロック&フォーク・アルバム【'60~'80年代】ベスト10

 『レコードコレクターズ』誌2010年8月号と9月で特集された“日本のロック&フォーク・アルバム・ベスト100”が、読者からのアンケートを中心に新たに選曲され直されて出ている。
 月刊で特集されたベスト100があまりの不評だったようで、この手の企画、上位にあげられるものは自ずと決まってしまうもので、読者のベスト100を混ぜ合わせたことでいい具合になったんではないだろか。
 でも、1500円出して購入するほどのものでもない。

 「読者が選ぶベスト100」と「評論家が選ぶベスト100」以外に「私のベスト10」として10人のゲストの選定も掲載されているのだが、18歳の女優成海璃子の選曲がネット上で話題になっているようだ。

 「はっぴいえんど、遠藤賢司、西岡恭蔵、加川良、村八分、INU、ブルーハーツ etc……」

 この渋い選曲を云々いうつもりはなく、ぼくだって十代の頃は自分より上の世代が聴いていた音楽に感化されていたし、音楽なんだから、自分の好みってものは時代やジャンルに左右されるようなものではないよな。

 投票した読者の平均年齢は45歳あたりらしく、ひとまわり上のぼくもお好みの10枚を選んで投票したのだが………。

    ◇

【日本のロック&フォーク・アルバム・ベスト10〈'60~'80年代〉】※年代順

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ザ・ゴールデン・カップス/ブルース・メッセージ(1969)
 B面のインプロヴィゼーションに驚喜した1枚。

       ◇

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フラワー・トラベリン・バンド/SATORI(1971)
 世界に通用した和製ロックに、衝撃と感動をおぼえた1枚。

       ◇

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浅川マキ/Blue Spirit Blues(1972)
 ゴスペル、ブルーズ、ロックと、浅川マキはどんなジャンルの音楽でも自分の世界を築きあげる。最盛期を告げるアルバムとしてこの1枚。

       ◇

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三上 寛/ひらく夢などあるじゃなし(1972)
  1971年の中津川全日本フォークジャンボリーのライヴ盤で聴いた壮絶な言霊が脳天に突き刺さったが、このデビューアルバムの怨歌こそ禁断の1枚。

       ◇

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村八分/ライブ(1973)
 時代の空気感も生々しく、オーディエンスに媚びない反逆児たちのビートに熱くなった1枚。

       ◇

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荒井由実/ミスリム(1974)
 山手のドルフィンに行ったミーハーのひとりじゃなくても、やっぱり最高傑作の1枚だ。

       ◇

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南 佳孝/SOUTH OF THE BORDER(1978)
 あの時代、片岡義男とともに都会の香りとダンディズムを感じさせてくれたクールな1枚。

       ◇

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中島みゆき/愛していると云ってくれ(1978)
 報われない愛に苦しむ女の恨み言から、声高々に“れ~ぃこぉ~”と叫ぶ2曲目への流れ。情感たっぷりな「化粧」から「世情」の求心力。歌い手の身体から離れた“ことば”
に感動した1枚。

       ◇

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ダウンタウン・ファイティング・ブギウギ・バンド/海賊盤(1980)
 尖鋭的に、過激な表現を突き詰めた歌謡ロックの進化に一撃喰らった1枚。

       ◇

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萩原健一/DONJUAN LIVE(1980)
 聴こえてくるのは、狂気の演者と最強の布陣を敷かれたバンドマンたちのインプロヴィゼーション。じっくり聴き込めば、渋い歌心を肌で感じられる最高のアルバム。
 唯一無二のアーティスト・ショーケンこそ、ロック・ヴォーカリストと呼ぶに相応しい。

    ◇


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Comment

TESSY says... ""
あの頃南佳孝と片岡義男をセットでって言うのはみんななんですかね?
映画化もあって確かにどちらもブームになってましたけどね。

当時中坊のボクは南佳孝のLPをカセットに入れてプールサイドのラジカセで鳴らしながら角川文庫の片岡義男読んでましたよ。
2010.10.31 22:01 | URL | #- [edit]
mickmac says... "Re: タイトルなし"
TESSYさん お久しぶりです。

ぼくが片岡義男を知ったのは、「宝時」誌と「ポパイ」誌のエッセイあたりだったと思います。今みたいに海外の情報がスンナリ入ってはこない時代でしたから、片岡氏が教えてくれるアメリカ文化の話にはすぐ虜になりました。ちなみに欧州文化の話は伊丹十三の本から……。このあたりが当時の若者のバイブルにもなっていたと思いますね。
片岡氏の小説は2作目の『スローなブギにしてくれ』から読み始め、映画よりずっと前ですね。

>あの頃南佳孝と片岡義男をセットでって言うのはみんななんですかね?

南 佳孝の世界(というより松本隆の世界?)がうまく片岡義男の世界とリンクしたってことと、1981年の映画『スローなブギにしてくれ』で角川が仕掛けたブームが要因でもあったのでしょう。
2010.11.01 15:43 | URL | #- [edit]
SNAKE says... "非常におもしろいですね"
面白いブログですね
是非リンクさせてください
http://skenrock.blog10.fc2.com/
SNAKE
2011.04.29 22:23 | URL | #- [edit]
mickmac says... "Re: 非常におもしろいですね"
SNAKEさん 

ありがとうございます。
リンクは承知しました。
2011.05.01 00:11 | URL | #- [edit]

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