TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

【再生への悪夢】ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う

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 石井隆の新作に、泣いた。

 ラスト、何度も繰り返される再生への扉。一陣の風とともにやってきた闖入者と、その扉にやっと手をかけた紅次郎の姿に涙が出てきたのだ。

 初老と云われるような年齢になった村木が、これからも“名美探しの旅”をつづける気力がどれだけのものなのか。
 石井隆は旅の同伴者として女刑事を選んだ。

 これまでの石井作品に真っ向反するエンディング。
 彼女の優しさは、まるで『ラブホテル』における村木の別れた妻の良子のようだ。

 この優しさを、ぼくは全面的に支持する。

 しかし、村木の目の前にいるのが“ちひろ”という名となれば、おいそれと村木に安らぎが訪れるとは思えない。
 悪夢を彷徨う男の、次なる石井ワールドのはじまりだろう。

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Comment

shimizukiriko says... "石井作品"
まだ観てません…。

絶賛派とガックリ派といますね…。

楽しみに観てきます!
2010.10.04 19:08 | URL | #- [edit]
mickmac says... ""
kirikoさん 

『人人~』でkirikoさんに手をかけた津田寛治さんの死に様が見ものですよ(笑)。

甲斐甲斐しい“ちひろ”に、あの良子の姿をだぶらせ、
鉄階段ですれ違う“れん”と“ちひろ”に、心の中で喝采しました。

お早くご覧ください。楽しめますよ。
2010.10.04 23:29 | URL | #- [edit]

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