TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「オッド・トーマスの受難」ディーン・クーンツ



 クーンツの最新刊は、前作「オッド・トーマスの霊感」につづく〈オッド・トーマス・シリーズ〉第2弾。

 死者の霊を見ることができる青年オッド・トーマスの前に、知り合いのドクター・ジェサップの霊が現れた。霊に導かれて行った彼の家には、殺されたドクターの死体があり、オッドの親友で骨形成不全症を患っている養子のダニーが誘拐されていた。
 ダニーの行方を追うオッドは、彼の霊能力を狙う邪悪な犯人と対決することになる……。

    ◇

 1作目ほどのインパクトはないが、狂人である悪女らと地下水道や廃虚で死闘を繰り広げるアクションは多い。ただ、このシリーズはアクションは二の次である。

 ピュアな聖人オッド・トーマスという青年の静寂な生き方に触れ、オッドの周りにいる登場人物らとの深みのある会話に癒され、生きている意味を考え、生きていく希望を得る。読後の余韻は相当なる快感である。
 これは、人生の指南書であり、エンタテインメントな宗教書とも云える。

 ぜひ、1作目から順繰りに読んでほしい。

    ◇

オッド・トーマスの受難/ディーン・クーンツ
訳:中原裕子
【ハヤカワ文庫】
定価 1,029円(税込)

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