TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

ライトニング・イン・ア・ボトル ~ラジオシティ・ミュージックホール 奇跡の夜~



Lightning in a Bottle
製作総指揮:マーティン・スコセッシ
監督:アントワン・フークア
音楽監督:スティーヴ・ジョーダン
撮影:リサ・リンズラー

☆☆☆☆ 2004年/アメリカ/109分

    ◇

 やっと名古屋で公開された。待ちかねた。

 バディ・ガイのエレクトリック・ギターから奏でられるジミ・ヘンドリックスのRed House。
 それをバックに映し出されるアーカイヴ映像には、若きバディのステージを食い入るように見ているジミの姿が………涙が出そうなほどに感動した瞬間。
素晴らしい。

 ポップ・ミュージック100年の歴史はブルースの誕生から始まったとして、2003年にそれを祝う記念事業“イヤー・オブ・ザ・ブルース”の名のもとに、マーティン・スコセッシの製作総指揮で7本の長篇ドキュメンタリー映画「THE BLUES Movie Project」が製作された。
 この「ライトニング・イン・ア・ボトル」は、“イヤー・オブ・ザ・ブルース”のプロローグとして、2003年2月にニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールにおいて、総勢50人の一流ミュージシャンたちで開催された「A Salute To The Blues」の長編ライヴ・ドキュメント映画だ。

 とにかく、一曲終わるたびに拍手をしたくなるほど興奮し、そして、音楽に感動する。それは、歌ばかりではなくブルースマン(ブルースウーマン)たちの生き方に刺激を受けるから。

 「ブルースの歌詞や音を真似たって、詩の行間はコピーできない。それは実体験なのだから。」

 ブルースの歴史や音楽性などを書くつもりはない。ステージを見れば判る。
 75才のR&Bの女王ルース・ブラウンがシャウトする。78才のB.B.キングが拳を振り上げて歌いあげる。ラジオシティ・ミュージックホールの清掃員の面接に落ちたと、笑いながら語るブルースマンがステージの上に立っている。
 人種差別という過酷な人生を送ってきた彼らは不公平な人生を嘆くのではなく、ずっと唄を歌いつづけてきた。彼らの叫びこそが、全てのポピュラー・ミュージックの源のブルースだってこと、音楽の歴史なのだと教えられる。

 そのブルースに影響された白人ロッカーたちも負けてはいない。スティーヴン・タイラーとジョー・ペリーが唄うI'm a King Beeは、ストーンズのファーストアルバムのB面トップの曲。スライドギターの姉御ボニー・レイットは相変わらず勇ましい。グレッグ・オールマンとウォーレン・ヘインズは、映画のタイトルバックに映るだけだがThe Sky is Cryingを泣きのギターでかっ飛ばす。このグレッグ&ウォーレンの見事な演奏が、サントラ盤には収録されているのに映像カットとは、すごく残念だ! 
 
 エンドロールが終わったあと、ソロモン・バークの映像が流れる。見逃さないで。

http://www.nikkatsu.com/movie/lightning/

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