TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

TEA FOR ONE「邦画オールタイムベストテン」

 washburn1975さんのブログで開催されている「邦画オールタイムベストテン」に参加してみる。

 リストアップの基準は何度でも観たいものなのだが、その日その年、気分で変わったりもするので10本選ぶってのは難しい。が、楽しいな。
 はじめの3作品は不動だと思うが、とりあえずは2008年度版ということで……。

    ◇

〈順不同〉

太陽を盗んだ男(1979年/長谷川和彦/沢田研二、菅原文太)

エンターテインメント映画とはかく語りき。失われた70年代の過激性を今の映画に求めるのはナンセンスかもしれないが、このエネルギーを失って欲しくない。

赫い髪の女(1979年/神代辰巳/宮下順子、石橋蓮司)

雨と、ブルースと、厚化粧。無機質な風景。生々しく愛欲に溺れる官能の空間。
宮下順子の切なさこそがエロス。

ラブホテル(1985年/相米慎二/速水典子、 寺田農)

音楽、演出、ヒロイン、そして切なさ。奇蹟の“名美物語”。
石井隆作品のなかで、ベストワンに挙げられる映画である。

ヌードの夜(1993年/石井隆/余貴美子、竹中直人)

はぐれた男が、一途に想いを寄せる、忘れられないおんなが、ここにいる。
余貴美子、最高のヒロインが生まれた。

(秘)色情めす市場(1974年/田中登/芹明香)

ロマンポルノにあって群を抜いて作家性あふれたこの作品は、何といっても芹明香の存在。
素晴らしいの一言。

約束(1972年/斉藤耕一/岸惠子、萩原健一)

萩原健一の映画をと言われれば、何をおいてもまっ先に浮かぶのがこれ。
役者ショーケンの原点であろう。何といってもショーケンの顔がいいもんね。
切なさが、岸惠子と彼の、ふたりの表情だけで成り立っている映画。

十九歳の地図(1979年/柳町光男/本間優二、蟹江敬三)

蟹江敬三のだらしなさと、みっともなさは絶品。
70年代の蟹江敬三は、他にも「天使のはらわた・赤い教室」「犯す!」と一級品揃いだが、今回はこの作品をランクイン。

マルサの女(1987年/伊丹十三/宮本信子、山崎努)

伊丹十三はエンターテインメントな作品のなかに結構エロティックなシーンを盛り込むのだが、この作品も志水季里子の起用がいい。彼女の切ない表情は出色。山崎努との情事のあとに裸のお尻にティッシュを挟んで歩くシーンは忘れ難い。

県警対組織暴力(1975年/深作欣二/菅原文太、松方弘樹)

「仁義なき戦い」や「仁義の墓場」も考えたが、男たちの切なさはこの映画の方が尾をひく。

肉体の門(1964年/鈴木清順/野川由美子、宍戸錠)

鈴木清順の映像美を考えた時、日活アクション(「殺しの烙印」「東京流れ者」)でもなく、幽霊綺談(「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」)でもなく、この作品のセット美術が思い浮かぶ。5人の娼婦のカラフルな衣装とともに女たちの活力に満ちた映画だ。
「河内カルメン」同様、野川由美子の魅力に勝るものなし、っていうのに、年末に観月ありさヴァージョンがドラマ化されるとは笑止の沙汰。


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Comment

showken-fun says... "えーーーーーっ"
み・・・・観月ありさ・・・


絶句。
こ、困りました・・・(笑)

いつも訪れているyukazoさんのブログでも、トップに「太陽~」だったので、あれれ?とデジャブかと思っちゃいました。yukazoさんのは、蹉跌がランクインしていました。
何が入っててもニヤニヤ。
2008.12.02 15:03 | URL | #- [edit]
mickmac says... ""
showken-funさん

デ・ジャヴではおまへん(笑)。
昔からジュリーの『太陽』、ショーケンの『約束』は絶対で、
『太陽』のトップは何があっても譲れません。

『蹉跌』は考えたのですがねぇ、一監督一作品にしたかったので『もどり川』も『いつギラ』もボツにしました。

あらためて見てみると、「切ない」作品ばかりです……性格かなぁ(笑)。
ローリング・ストーンズの来日を要求するジュリーも、マルサの志水さんも、みんな皆、切ない顔が素敵でした。
2008.12.03 00:29 | URL | #- [edit]

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