TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

続・歌謡曲番外地*恋のコマンド



 書籍『続・歌謡曲番外地』の連動CDで、『歌謡曲番外地~悪なあなた』に続く第2弾が遂にリリース。
 久々のHotwax PRESENTS カルト歌謡のコンピレーションCDは、“関西のキャンディーズ”と謳われた3人組ラブ・ウィンクスのチープなジャケットを顔にするセンス!
 これこそ、歌謡曲番外地に相応しいではないか。

収録曲
01. バカンス/あきいずみ
02. 犯ちは一度だけ/恵美(フィミー)
03. 夜光虫/宗田まこと
04. 恋のアタック/純アリス
05. ボロボロ天使/荒木ミミ
06. 恋のコマンド/ラブ・ウィンクス
07. 恋はイライラ/Z
08. 泣いて泣いて/ヤン・シスターズ
09. コーヒーと仔犬/松島トモ子
10. ヒッチハイク/あきいずみ
11. あこがれ/木の実まこ
12. 恋愛学校/朝比奈順子
13. 雨あがりの散歩道/ニューニュー
14. 絵はがき/バーバラ・ホール
15. ハニー・ネスト/三浦弘子
16. とりのこされて/朱礼毬子
17. あなたが憎めない/范文雀
18. さすらいのバロック/范文雀
19. 戯れはやめて/ヤン・シューメイ


 初CD化の楽曲が満載されているなかで、個人的にはあきいずみと范文雀の歌が2曲収録されているのがうれしい。
 それ以外は初めて聴く曲が多い。

 ロック歌謡にソウル歌謡、ダンス系ビート・ポップスにメロディ・ポップス、フェロモンいっぱいの悩殺系にヨーロピアン調……。
 そのほとんどが1970年代はじめの、荒み、挑発、猥雑、空虚に揺れる女心。
 まさに、番外地に咲く徒花歌謡のてんこ盛り。

 あきいずみは1stシングル「ヒッチハイク」をジャケ買いしていた。写真で見る可愛らしさとは反対に、阿久悠作詞・井上忠夫作曲のロック歌謡を疾走感豊かに歌い上げる歌唱法が素晴らしい。
 アイドル専門レーベルNAVの発足時74年にこの2曲を出したのだが、翌年にはテイチクへ移籍し、奥村チヨの「終着駅」コンビである千家和也作詞・浜圭介作曲の「私生活」をリリースしている。アイドル・ポップスのB面「夢なら覚めないで」とともになかなかイイ楽曲。
 CD裏面の水着姿は貴重。

 ジャングル歌謡と言われる宗田まこと。さすがにバックにつけられた男性コーラスは異様。しかし臆面もなく堂々たるや、これは笠置シズ子の「ジャングル・ブギ」の70年代ヴァージョンと言えるかもしれない。

 荒木ミミは声がいい。
 アイドル全盛時にして、アルトヴォイスのなげやりBitch感がいい。
 デビュー曲「スキャンダル」とともに作詞は阿久悠で、シングルをたった2枚しか出していないのが残念なほど存在感ある歌いっぷり。

 范文雀は“ハン・ザ・摩耶”の芸名でTV「プレイガール」に出ていた頃から好きな女優。
 エキゾチックな容貌は、映画「野良猫ロック」シリーズにおいて梶芽衣子とともに虜になる魅力満点。そしていつしか、同じ魅力で余貴美子ファンになったのは必然だ。
 嗚呼、この11月が祥月だった。享年55はあまりに早すぎる。

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