TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「灰とダイヤモンド」沢田研二

 先日、NHK-BSで放送されていたアンジェイ・ワイダ監督の名作『灰とダイヤモンド POPIOL I DIAMENT』を懐かしく鑑賞していたのだが、ふと、沢田研二の同名曲をも思い出した。

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 時代を駆け抜けてきたジュリーが、スターから一人のアーティストになっていく分岐点がこの『灰とダイヤモンド』だろう。
 1985年、タイガースの時代から所属していた渡辺プロを独立し、Co-CoLoを設立したジュリーがレコード会社も移籍しての第1弾シングルだった。

 ジュリー自身が李花幻(い~かげん)というペンネームで作詞作曲したこの歌は、歌謡曲然としながらも震えるようなヴァイオリンの音色が浪漫を感じさせ、当時のジュリーの内省がリアルに反映された、沢田研二の胸の内が詰まった佳曲である。

 映画『灰とダイヤモンド POPIOL I DIAMENT』のラストシーンを引用したジャケット写真は、シンプルな題字とともに秀逸なデザインだが、移籍後初のシングルにしてジュリーの顔を隠す大胆さに、沢田研二の心情が伺える。

 そして、これまでに多くの映画の題名を歌のタイトルにしてきたジュリーの歌曲のなかで、この『灰とダイヤモンド』にこそ映画と同じように、沢田研二のメッセージが込められていたと想う。

 想像力をかき立てられるこのタイトルは、ポーランドの詩人ノルヴィトの詩からきている。

 自由を得るときには多くの大切なものを失い、全ては灰となってしまう。しかしその灰の底には、星のごとく輝くダイヤモンドのように、本当に大切なもの、本当に求めていたものが残っている。

 ひたむきに歌いつづけてきたジュリーが6月に還暦を迎えた。
 今年は11月と12月にドーム公演を行う。
 そして9月17日水曜日、NHK総合TV『SONGS』で7年ぶりにテレビのなかで最新曲を歌った。

    ☆

01. ROCK'N ROLL MARCH
02. 我が窮状
03. 君をのせて
04. 勝手にしやがれ
05. 神々たちよ護れ

    ☆

 24日の第2夜には岸部一徳がゲスト出演すると聞く。ジュリーとの共作詞で、森本太郎作曲の最新曲「Long Good-by」を歌ってくれるだろうか。

 常にお客を、いや、ひとに対して謙虚で、感謝をし続けているジュリーがいる限り、ロケンロールは大丈夫。
 ダイヤモンドは、煌めきつづけている。

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