TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

ZEPの紙ジャケに見る愉しみ方

 『レコード・コレクターズ誌』10月号で、和久井光司氏が今回のZEPの紙ジャケ・シリーズのアートワークについて解説をしている。
 英国オリジナル盤にこだわった細部にまで言及しているので、購入前のひとは参考に、購入したひとは見比べながらニヤニヤして眺めるのもよいだろう。

 さて、制作担当者のブログを読んでいると、そのこだわりに感心する。
 『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』の外袋に使用する素材が現在では製造されておらず、似た紙を探すのに四苦八苦したそうで、7~8種類のサンプルが提出されたなどと聞くと、職業柄デザイナーの立場も印刷屋さんの立場も分かるだけに、その苦労に頭が下がる。

 また、アトランティック・ロゴ内の(R)マークの有無は和久井光司氏の指摘まで気がつかなかったのだが、いやはや、確かに『I』『II』『III』の全てにおいて印刷されているではないか。
 これは印刷屋さん泣かせの代物だ。これだけ小さな箇所では普通潰れてしまうかゴミに見えてしまう。これまでの紙ジャケで省かれていたのは当然か。
 今回『I』では、黒地の中の白抜きがクリアに印刷されている。

 ロゴマークやトレード・マークを扱っていると、リーフレットや冊子、雑誌の本文などに使われるときが一番厄介。企業の清刷りでは、何センチ以下は使用不可と決められていても、マークやロゴの片隅にある「(R)」や「TM」はそれ以下のサイズになるのだから思って知るべし。

 どれだけ細部にこだわり、どれだけオリジナルに近いモノを作るか。
 そのモノ作りの情熱だけで動いた、多くの人たちの職人気質を感じてしまう今回の紙ジャケであった。

スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://teaforone.blog4.fc2.com/tb.php/453-e5f50a8b