TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

ドラマ「氷の華」を観て

 先に絶賛した原作だったが、ドラマ化も見事に成功だった。
 犯行動機が弱いと云われていた原作だったが、ドラマはヒロインに感情移入ができる事柄を追加し、ヒロインの執念をさらに強固なものにしていた。

 松本清張の『砂の器』風に始まり『砂の器』に似せて終った感じは、原作自体に清張小説の情感が流れているうえ、『砂の器』の有名シーンを登場人物に語らせているのだから、ドラマが触発されていて当然。原作を読んでいた人には、なるほどと云える引用。専業主婦をピアニストに変えたのもその一点のためだった。

 「一生賭けた勝負になりますわね、戸田警部。でも、わたくしは、絶対に負けなくてよ。」

 小説とはまるで違うエンディングは、きちんと原作のテイストが活かされていたし、ドラマの終幕の方がより恭子のプライドと芯の強さが強調され鮮やかだった。

スポンサーサイト

Comment

ひろっち says... "最高だ。"
ドラマ、すっごく面白かったですね。
25日付けブログで作者60歳と知りましたわ。びっくり。
本屋で見かけたけど、ドラマどうかなと思ってて。
前編だけでも「明日は見逃せない」と思ってたけど、最後まで引っ張ってくれました。
なかなかよかった~。
2008.09.08 09:24 | URL | #v14okzU2 [edit]
mickmac says... ""
ひろっちさん 久しぶり

脚本、演出、演技と、三拍子揃ったサスペンスドラマでしたが
見逃さなかったですね(笑)

原作者の天野節子さんは、水曜か木曜の「徹子の部屋」に出演されていました。
60歳とは思えない若々しさと、話しぶりも知的で素敵な女性でしたよ。
どこの賞にも引っ掛からず、最初の自主出版社が倒産したり、なかなかの苦難の末の作品だったので、こうして見応えあるドラマとして完成したのも嬉しいですね。
2008.09.08 11:56 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://teaforone.blog4.fc2.com/tb.php/451-d13df532