TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「ショーケン」萩原健一 自叙伝

 装画 萩原健一

 ショーケン……萩原健一……57歳にして全てを曝け出しています。

 俳優やタレントの書いた自叙伝なんてものを買ったのは……山口百恵の『蒼い時』以来だろうか。
 週刊誌やテレビで、関係のあった女優名が実名で書かれていることばかり報道していたから買うのをはばかっていたのだけれど、どんなに世間から叩かれていても、ショーケンのこと好きだからなぁ。

  “愛と別れ、友情と確執、喧騒と孤独。
   そろそろ本当の話をしておいたほうがいい、そう思った。 ”

 ショーケンが、いったいどんなこと語ったのか、確かめたくて買った。

 世話になった人のこと、自分のこと、これまでの破天荒な生き方が、正直に語られている。
 そりゃあ、自分可愛さに好いように語っているところがあるかもしれないが、それでも、ショーケンの“いま”の言葉があふれているのは間違いないと思う。

 GSデビューする前の不良中学生だったころ、テンプターズのデビューのきっかけ、PYG解散の話、そして、俳優として歩みだし映画の製作に関わったエピソードが、リアルタイムで見てきた世代としては面白く、その我がまま放題な生き方に共感はしないものの、特異な存在の俳優/歌手だったことは確かであり、あらためて貴重な役者なんだと思う。
 
 深作欣二、工藤栄一、神代辰巳、勝新太郎、室田日出男、川谷拓三、松田優作、岸田森、岸田今日子、夏目雅子………俳優・萩原健一に所縁のある人たちは、もういないんだよなぁ。

 ショーケンの行動が世間から誤解されるのは、何をおいても彼が天才的なクリエイターだからだ。キャスティングやシナリオに関わることで、ひとつの作品に取り組む姿勢が半端じゃない情熱であふれていたこと。常に何にでも“本気”だったこと。彼の性格を知ることで、少しは理解が出来よう。

 エピローグには哀しくなるような言葉が並んでいるが、半生の自戒、身に起った身体の異常、そして、これからの復活への力強い決意を読んで、いつか、ちゃんと復帰出来ることを願う。
 ファンとしてできることは、これからもずっと応援していくことだけですから。

    ◇

ショーケン/萩原健一
【講談社】
定価 1,600円(税別)


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Comment

showken-fun says... ""
うんうんうんっですねぇ。嬉しく読ませていただきました!!
ぜひ、ウチのブログにも遊びに来てください!
2008.03.31 12:33 | URL | #Fyc9aO.k [edit]
mickmac says... ""
showken-fun さん はじめまして。

あなたのブログ、拝見いたしました。
ショーケンを慕う熱い想いにあふれた言葉の数々
ぼくもうなずくばかりです。

ファンとして、悪意に満ちた“暴露本”報道は、低レベルな文章(最近の週刊新潮も読みました)として無視するだけのことなのですが、ファンでない一般の人に対して、堪え難い偏見を刷り込んでしまうことには憤懣やるかたないですね。
2008.03.31 17:13 | URL | #- [edit]

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