TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「Live at BUDOKAN 1976」CREATION



 歴史的コンサートを完全収録したライヴ音源が発掘された。
 これは、日本のロックバンドが世界に羽ばたく何日か前の貴重な記録です。

 ブルース・クリエイションとして若干17歳の竹田和夫が結成したグループは、カルメン・マキとのジョイント・アルバムを含め3枚のスタジオ・アルバムと、近年発掘された『創世記』を入れた2枚のライヴ音源を残し、3年間の活動を終えた。
 解散後すぐにロンドンへ飛んだ竹田は、半年後このクリエイションを結成して、内田裕也のバックバンドとして再出発を始めたわけだ。何度かのメンバー入れ替えをしながら1974年に1stアルバムを発表。そして翌年、2ndアルバムがアメリカで制作された。
 海外ロックの真似から始まった日本のロックが、70年代の中期には驚愕の進化を遂げていたことの証明が、このクリエイションの活動だと思う。
 クリームやマウンテンを創り出した男フェリックス・パッパラルディが、クリエイションとともに活動を始めたのだ。2ndアルバムのレコード・ジャケットには、CREATIONの文字の下にFELIX PAPPALARDIの文字。4人の日本人に混じって写るパッパラルディ。このアルバムを引っさげて、アメリカのレコード会社と契約し全米ツアーを敢行。この事実は凄いことなのだ。

 今回発掘された音源は、全米ツアー・デビュー前にパッパラルディとともに国内で行なわれた2回の前哨戦のうちのひとつで、このクリエイションが日本のロックバンドとして初めて武道館に立ったのだ。
 音質はオーディエンス録音のため決して最高な音とは云えないけれど、武道館だからこその良好な音のなかに、観客の興奮と熱気、バンドメンバーの最高の演奏を堪能できることは間違いない。

DISC 1
01 Pretty Sue
02 Lonely Night ~ You Better Find Out
03 A Magic Lady
04 Tabacco Road
05 Secret Power
06 Dark Eyed Lady of the Night
07 MC ~ BLUES
08 Theme for an Imaginary Western

DISC2
01 Nantucket Sleighride
02 Preacher's Daighters
03 Watch'n' Chain
04 MC
05 Dreams I Dream of You
06 Guitar Solo
07 High Heel Sneakers
08 Roll Over Beethoven


 マウンテンの代表曲「Nantucket Sleighride」と「Theme for an Imaginary Western」は嬉しい演奏だし、竹田和夫のギター・プレイがレズリー・ウエストと何ら遜色なく、むしろオリジナリティに溢れた音色だ。ブルース・クリエイションの時代からのレパートリー「Tabacco Road」も素晴らしいが、一番の聴き所はノンタイトルのスローブルース。そして、14 分以上の大作に仕上げた「Watch'n' Chain」。
 ハードで重い演奏ばかりではなく「Dreams I Dream of You」のような美しい曲もあり、「Dark Eyed Lady of the Night」と共に2nd アルバムに収められた名曲のライヴ演奏が聴けることに感謝。
 惜しむらくは、アンコール曲の「She's Got Me」と「Green Rocky Road」も収録して欲しかった。



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