TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

M.アントニオーニ監督、死去

 スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督が亡くなったニュースを聞いたばかりなのに、今度は、イタリア映画界の名匠ミケランジェロ・アントニオーニ監督が、ベルイマンと同じ30日に死去した。
 20世紀を代表する映像作家がまた逝ってしまった。
 アントニオーニ94歳、ベルイマンが89歳。てっきりベルイマンの方が年長だと思っていたのだが………。

 1960年代に、3大映画祭であるカンヌ国際映画祭・ヴェネチア国際映画祭・ベルリン国際映画祭の最高賞を、全て受賞という偉業を成したアントニオーニ監督。
 先日、衛星放送で『太陽はひとりぼっち』('62)を放映していたばかりだ。主演女優のモニカ・ヴィッティの美しいことよ。

 ぼくらの世代だと、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『欲望』('67)に馴染みがあるだろうな。
 60年代ロンドンのポップ・カルチャーが随所に映し出され、スタイリッシュな映像に新鮮さを感じたものです。
 音楽担当にハービー・ハンコックが起用され、そしてロックファンの注目を集めたのが、劇中に使われたジミー・ペイジとジェフ・ベックのふたりが在籍していたヤードバーズのライヴ演奏シーンだった。
 
 そしてもう1本、ロックファンの目と耳を釘付けにしたのが1970年の『砂丘』。
 ヒッピー文化とサイケデリック幻想、ドラッグで病める大国アメリカが描かれたロード・ムーヴィーで、ピンク・フロイドの音楽以外にもグレイトフル・デッド、ローリング・ストーンズなどが使用されていました。

 

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Comment

路傍の石 says... ""
アントニオーニ監督がまだ生きていらっしゃったことすらも知らなかった(恥)。

『欲望』に『砂丘』、、、観たいと思いつつもまだ未体験です。もしCSかBSで特集が組まれたらぜひ観たいと思います。俳優たちの演技はもとよりどんな空気感を伴って描かれているのか、拙の注目点はその辺なんですが。
2007.08.01 15:58 | URL | #3UG7ZRW. [edit]
mickmac says... ""
路傍の石さん こんばんは。

「砂丘」は、ハリウッド資本ながら病めるアメリカを批判した70年代特有の反体制映画のひとつで、物質文化で肥大していく大人たちに対しそれに反発する若者たちの孤独が描かれます。
終幕のピンク・フロイドのコーラスが、荒涼とした70年代の空間なのでしょう。
2007.08.02 00:32 | URL | #- [edit]

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