TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

BLUES ROCK review 01

GUV'T MULE/HIGH & MIGHTY


 95年のデビュー以来、毎年アルバムをリリースしているGUV'T MULE(ガヴァーメント・ミュール)が、2年のインターバルをおいて発表した通算11作目。

 FREEの「All Right Now」風に始まる1曲目『Mr. High & Mighty』から、野太いウォーレン・ヘインズの歌声が沁みる完全無欠のブルース・ロックです。
 軽快なナンバー『Unring The Bell』は、日本のメロディメーカーが好みそうだなぁ。

 日本ではあまり人気がないバンドなのだが、本国アメリカでは毎年100以上のステージをこなし、大リーグ並のスケジュールで動いている。オールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストとしても活躍するウォーレン・ヘインズだが、ふたつのバンドで毎年ツアーをこなし、新作レコーディングもしてしまうんだから、見た目だけでなくやっぱりタフだよなぁ。

 オールマンズと云えば、もうひとりのギタリストであるデレク・トラックスが、11月に来日するエリック・クラプトンに同行する。天才少年と云われた彼も現在26歳。故デュアン・オールマンの年齢を超えちまったんだ。
 デュアンのスライド・ギターを彷彿とさせるテクニックを持つデレクが、今回のクラプトンのツアーでは『LAYLA 』や『誰も知らない 』『ANYDAY 』『恋は悲しきもの』などで、デュアンのパートを受け持つと聞いたので、昨日早速、名古屋公演のチケットを手に入れて来ましたよ。実は、クラプトンのライブは16年ぶり。いままで16回も来られちゃ、あんまり有り難みがなかったわけで、今回も、クラプトンよりデレク・トラックスが楽しみだったりするわけ。


    ★

JOE BONAMASSA/YOU & ME


 このギタリストも、オールマンズと関連ありかな。

 ニューヨーク生まれのモダン・ブルース・ギタリスト&シンガーのJOE BONAMASSA。8歳のときに、B.B.キングのステージのオープニングアクトを務めたという天才肌でしょうか。グレッグ・オールマンのような歌い方で、ストラトキャスターやレスポールをガンガン弾いております。

 10代の頃のボナマッサは、ベリー・オークリー.Jr.
(1972年に、デュアン・オールマンを追うようにオートバイ事故で亡くなった、オールマンズのベーシスト ベリー・オークリーの息子)のバンド BLOODLINEに在籍しており、ソロ・デビュー・アルバムは、やはりオールマンズゆかりの故トム・ダウドのプロデュースで、フリーやジェスロ・タル、ロリー・ギャラガーの曲を披露している。

 この最新アルバムは、オーティス・ラッシュの名曲『So Many Roads
(ピーター・グリーンversionで演奏)や、レッド・ツェッペリンのスローブルース『Tea For One(このブログの名前はここからの命名です)などを織りまぜた、バリバリのブルース・ロック・アルバムに仕上がっている。
 『Tea For One』をカバーするなんて珍しいと思ったら、ドラムスがジェイソン・ボーナム
(ZEPの名ドラマー故ジョン・ボーナムの息子)なので納得。
 また、アル・ディ・メオラのようなスパニッシュ・ギターを聴かせてくれるバラエティさもあります。


    ★

FREE/Live At The BBC


 英国のブルース・ロック・バンドFREE の貴重なBBC音源集『 Live At The BBC』2枚組CDです。

 disc 1が68年から71年までのスタジオ・セッション。disc2が70年のスタジオ・ライブとなっており、スタジオ・セッションの方は、以前、紙ジャケ・シリーズ時にボーナス・トラックとしてバラバラに発表されたテイクを含んでいるが、未発表ものも多く、こうしてまとめて出されることは嬉しい。
 ただしdisc2のライブ音源の方はテープよれが目立つブ-トレグ並みの音質なので、ボーナストラックの公式未発表という資料的価値のつもりで聴いた方がいいだろう。

 68年のデビュー当時、ヴォーカルのポール・ロジャースとドラムのサイモン・カークが19歳。不世出のギタリストであるポール・コゾフは18歳で、オリジナルの楽曲のほとんどを作っていたのが若干16歳のベーシストのアンディ・フレイザー。この少年たちの奏でるブルースは、やはり凄いのひとこと。4人とも天才です。

 シングル『 I'll Be Creepin'』のB面曲として発表された『Sugar For Mr. Morrision』のフリーフォーム・ジャズ風セッションは、グルーヴ感溢れるアンディのベースソロが素晴らしいです。フェイドアウトされているのが惜しいが必須音源だろう。




 そう云えば かつて高円寺のROCK喫茶Kに出入りしていた頃、FREEのひとりに似ていると云われていたなぁ……笑……

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Comment

路傍の石 says... ""
ガヴァーメント・ミュール、まだ続いてたんですか!?
拙はデビューから3作目まで買って、その後来日公演も行きました。
サザン・テイストのブルース・ロックかと思いきや、
意外にもブリティッシュ路線のゴリゴリのヘヴィ・サウンドなんですよね。
今も変わらないのでしょうか?

> 英国のブルース・ロック・バンドFREE の貴重なBBC音源集『 Live At The BBC』2枚組CDです。

この辺の音源は昔からブートレグで親しんでいました。
紙ジャケに正規収録されたときは嬉しかったですね。
最近リリースされたこのCDやDVDなんか本当欲しいのですけど、
もう極度の財政難で買えましぇん(涙)。
当面購入はHotwax関連だけになりそうです。

> そう云えば かつて高円寺のROCK喫茶Kに出入りしていた頃、FREEのひとりに似ていると云われていたなぁ……笑……

誰なんでしょうか。ポール・ロジャース?(笑)
2006.10.09 14:10 | URL | #3UG7ZRW. [edit]
mickmac says... ""
来日公演に行かれたのですか……ぼくは残念ながら………でも東京・横浜のブートレグは持ってます。
横浜では『War Pigs 』『 Little Wing 』『 Third Stone Jam』を演奏してますね。

ベース・プレイヤーのアレン・ウッディが亡くなって、バンド自体がどうなるのかと思いましたが、現在もバリバリのヘヴィ・サウンドですよ。サザン・ロック的なところはオールマンズで演奏するときだけで、ここでは、ハービー・ハンコックの『Chameleon』、クリームの『Politician』、ブラック・サバス、キング・クリムゾン、フリー、ツェッペリン、 ビートルズ等々、彼らのカバ-曲のバラエティさには毎度感嘆の声をあげます。

フリーのブートレグはライブしか持っていなくて、BBCものは初でした。DVDも興味あるところなのですが、目玉のワイト島ライブの映像がやはり完全ではないみたいで、既出の3曲以外はオーディオのみのようです。
日本盤が出てから考えてみますが、高い金は出せないなぁ。

>誰なんでしょうか。

4人の切手の右からふたつめ…………あくまで、当時です……笑。
2006.10.10 14:14 | URL | #- [edit]

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