TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

やさぐれ姐御伝 総括リンチ



 東映ピンキー・プログラム・ピクチャーの第2弾として、Hotwax @traxやさぐれ姐御伝 総括リンチ/やさぐれ歌謡*最前線』が発売された。

収録曲
01. 「ふうてんぐらし」(唄:池玲子)
02. 「やさぐれ姐御伝 総括リンチ」 M-6B(音楽:鏑木創)
03. 「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」 M-4(音楽:荒木一郎)
04. ふうてんぐらしpart.2(唄:池玲子)
05. 「前科おんな 殺し節」M-12(音楽:八木正生)
06. 「徳川セックス禁止令 色情大名」 C-2(音楽:荒木一郎)
07. ジュテームはさよならの始まり(唄:サンドラ・ジュリアン)
08. 「女番長 タイマン勝負」 M-6(音楽:広瀬健次郎)
09. 「温泉みみず芸者テーマ(音楽:鏑木創)
10. 「やさぐれ姐御伝 総括リンチ M-34B」(音楽:鏑木創))
11. お蝶のブルース(唄:池玲子)
12. 「現代ポルノ伝 先天性淫婦」 M-9(音楽:鏑木創)
13. 「やさぐれ姐御伝 総括リンチ」 M-6C(音楽:鏑木創)
14. 女番長ブルース(唄:八田富子)
15. 「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」 M-21(音楽:荒木一郎)
16. 「エロ将軍と二十一人の愛妾」 M-19(音楽:伊部晴美)
17. 女番長ブルース(カラオケ)
18. お蝶のブルース(カラオケ)


 ピンキー女優池玲子を中心に、デビュー作『温泉みみず芸者』から女優としてピークを迎える1973年の作品がピックアップされている。

 1曲目の『ふうてんぐらし』は初音盤化であり大変貴重。虚無感あふれる怨歌で、なかなか聴き応えがあるというのに、レコード化されなかったことが不思議である。

 11曲目『お蝶のブルース』は荒木一郎の作曲で、“姐御伝シリーズ”として石井輝男が監督した2作目『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』('73)の主題歌。これはレコード化されているけれど、本曲は当然劇伴なのでヴォーカルは別テイク。3番の歌詞部分をレコードよりかなり気張った巻き舌歌唱で聞かせてくれる。

 “姐御伝シリーズ”は、鈴木則文監督の『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』('73)を1作目とし、日露戦戦争後を舞台に、幼い頃警察官の父親を殺された少女が、女博徒となり復讐をするストーリーで、どこか、梶芽衣子主演、藤田敏八監督の『修羅雪姫』(公開は1973年の終わり)に似通ったところがある。もちろん、“姐御伝シリーズ”は成人映画指定のB級作品ということで、池玲子の全裸の大殺陣シーン(『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』)が見ものでも、一般には陽の目を見ないわけなのだ。

 6曲目『徳川セックス禁止令 色情大名』(荒木一郎)は、エロな映画の劇伴だなんて想像もできないくらい美しい曲。
 もちろん、お馴染みの鏑木創、広瀬健次郎、八木正生らのスピーディーで躍動感あふれ、ちょっとヤバそうな雰囲気を醸し出す楽曲は相変わらず。

 14曲目の『女番長ブルース』(唄:八田富子)は『女番長ゲリラ/やさぐれ歌謡★最前線』収録と同一曲だが、バック演奏のミックスが少し違う気がする。ヴォーカルテイクは同じだと思うのだが…。

 最後のカラオケ2曲は初回特典。

 さて、池玲子はこの時期『仁義なき戦い・代理戦争』('73)でもいい仕事してるぞぉ。

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Comment

路傍の石 says... ""
ここで聴かせる池玲子はいいですねぇ。歌手デビューした「変身」の池玲子とは別人のような肝が据わった歌唱に胸が引き裂かれますね。
劇判では、大地を揺るがす過激なビートで硝煙と砂塵が立ち込める危険な風景を描く鏑木創と、エレガントかつメランコリックな旋律で都会の闇を表現する荒木一郎のいずれも昭和でしかあり得ないテイストに溢れ返っています。おっと、これ以上書くとブログで書くネタがなくなってしまうな・・・(笑)。
2006.09.24 01:13 | URL | #- [edit]
mickmac says... ""
>路傍の石さん
 
池玲子、1年でかなりの上達ぶりですよねぇ(笑)。
歌手転向からホサレた数ヶ月と復帰と、茨の道が成長させたのでしょうか。
ただただ70年代のあだ花になってしまったのが残念です………。

あとは、路傍の石さんのブログの方へ伺わせてもらいます。
2006.09.25 23:28 | URL | #- [edit]

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