TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

夏木姐さんジャニスを歌う



 成熟した音楽をオマエは喰えるか 唯一無比の表現者「夏木マリ」
 カッコいい本物の女がバンドを結成 JANIS JOPLIN をカバー
 

 GIBIER du MARI なるバンドがデビューした。カッコばかりのサウンドが蔓延るJポップに、喝を入れるような大人のバンドです。

 ヴォーカルは夏木マリ。1973年に『絹の靴下』でデビューし、お色気歌謡を我がものにしたひとりだが、女優としての存在感もピカ一のアーティストだ。小西康陽プロデュースによるシャンソンやジャズで独特の世界を確立したヴォーカルも素晴らしかったけど、今度はブルース・ロック。それもジャニス・ジョプリンを歌っているのだ。その表現力の凄さに圧倒される。
 日本語訳は夏木マリ自身で、この詞の世界も素晴らしいです。

 彼女を支えるバンドのメンバーも、一筋縄ではいかない顔ぶれ。
 久米大作(キーボード)は、スクェアなどフュージョンの分野で活躍。ちなみに父親が俳優の久米明氏。
 樋口晶之(ドラム)はブルース・クリエイション、竜童組、ミッキー吉野グループに在籍していたのがぼくの知っているところか。
 斎藤ノブ(パーカッション)は云わずと知れたパーカショニストの第一人者。
 高橋 “Jr”知治(ベース)& ichiro(ギター)この二人は知らなかったのだが、プロフィールを見るとこりゃ強者だ。

   ☆    ☆


Blues
 先行発売されたシングルで、ジャニスの「KOZMIC BLUES」を日本語詞で表現。このエモーショナルな歌い回しには参ります。


ジビエ・ド・マリ
 9曲を納めたアルバムで、ジャニスの「KOZMIC BLUES」にインスパイアされたこのジャケットが妖しくていい。
 マリ姐さんの歌声は、いままで何人ものジャニスを歌ってきた女性シンガーとは全然違う表現力で圧倒されます。
 真似ているわけではないのに、声質も違うのに、なんてジャニス的なのだろう。日本語を織りまぜて歌っているのも気にならない。歌を伝えるのは言葉だということを認識させてくれる。
 今の、現代のトーキョーから発信されるブルース・ロックのひとつのカタチだろうか。絶賛するよ、これには。

CRY BABY
MOVE OVER
 まず2曲つづけてジャニスの曲。ガツンとくる姐さんのロッキン魂。
ヴィソツキー
 この曲は仲井戸“チャボ”麗市が作曲。
神さまへ
 作曲が忌野清志郎なのだ。
CONNE
 アート・アンサンブル・シカゴとの前衛ジャスとシャンソンの融合した傑作『ラジオのように』がインパクトあったブリジット・フォンテーヌの曲で、これは1995年の『GENRE HUMAIN』(邦題:ふたたび、ラジオのように)からの一曲。
 詩人でもあり女優でもあり歌手のブリジット・フォンテーヌの曲に、こんな歌詞をつけて歌えるのは姐さんしかいません。どちらも表現力の巧いアーティストだなぁ。
Blues(KOZMIC BLUES)
TOKYO
GIBIER (Instrumental)
SUMMER TIME '06
 ガーシュインの有名曲だが、ジャニスのライヴでは「Ball & Chain」とともに歌われるスローブルースの名曲が、ここでも見事な歌声で蘇る。日本語モノローグにシビれる。

 どちらのアルバムにもPVを納めたDVDが付いており、BluesにはBluesのシングル・ヴァージョン(5min)が、ジビエ・ド・マリにはアルバム・ヴァージョン(7min)が収められています。
 倖田来未のエロさなど見た目だけ。大人の艶を姐さんが魅せてくれますよ。

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