TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

映画×ロック



 12月21日に発売された『Hotwax vol.4』です。

 第一特集:東映の映画監督中島貞夫の特集part.1
 深作“仁義なきヤクザ”ワールドとは違った“ちんぴら”映画の雄。
 梶芽衣子が“さそり”のイメージから脱却したく、日本版ボニー&クライドを要望し作られた「ジーンズブルース 明日なき無頼派」と、渡瀬恒彦の徹底したダメ男ぶりと杉本美樹の無常感が漂った「鉄砲玉の美学」に思い入れあり。特に「鉄砲玉の美学」は音楽に荒木一郎と頭脳警察を起用し、映画とロックの繋がりが熱くほとばしった作品。

 第二特集:かまやつひろし
 スパイダース時代からソロへ。激しく動いた音楽シーンの中、その交友関係の広さで時代の波に乗りながら足跡を残してきたムッシュのインタビューがあります。

 他に面白い記事として『やさぐれ歌謡 最前線
 “やさぐれ”なんて最近では使わない言葉。辞書によると『投げやりになること』で、もともと不良言葉の隠語で「やさ=家」「ぐれ=はずれる」から家出をする意味とのこと。
 ちょっと昔の歌謡曲にはこの「やさぐれ歌謡」がいっぱいあった。思い出してみると、好きな曲はみんなこの範疇に入っていました。内藤やす子、藤圭子、西田佐知子、北原ミレイ、扇ひろ子……たしかに「悪女」までの中島みゆき嬢も“やさぐれ”ています。

 おマケCDが付いてます。
 来年2月には、Hotwax traxの第4弾として『鉄砲玉の美学~中島貞夫の世界』と題して劇中音楽集が発売されるそうで、おマケCDはそれには未収録の曲が3曲です。

 ◆Hotwax vol.4 発行元:ウルトラ・ヴァイヴ 
         発売元:(株)シンコーミュージック
         定価:1,895円+税

   ☆   ☆   ☆



 もう一冊は『ロック画報 vol.22

 プログラム・ピクチャーにおける音楽と映像の共存を考察。
 特に60年代70年代映画の中には欠かせなかったロックとフォークの楽曲。

 三上寛と長谷川和彦のインタビューが興味深く、三上の話では「新・仁義なき戦い/組長の首」出演の経緯と、誤解を恐れず「暴力は学問」という三上の説が彼らしい発言で面白い。
 ほかにも、日活ロマンポルノを彩ったロックとフォークのあり方や、テレビ映画(「太陽にほえろ!」「必殺!」「傷天」などはTVドラマではなくTV映画なのだ)での音楽の動向など充実の記事が満載。

 フィルム.レヴューに列挙されている映画(若松孝二作品以外)を殆ど観てきたのは、まんざら間違ってはいなかったんだなぁ。

 おまけCDとして、横山剣の秘蔵音源3曲と映画テーマや挿入歌として三上寛「狂った野獣」、あがた森魚「僕は天使ぢゃないよ」、井上尭之「青春の蹉跌」の楽曲が収録されている。

 ◆ロック画報 vol.22  
         発売元:(株)ブルース・インターアクションズ
         定価:1,785円(税込み)

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