TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「マリア・ブラウンの結婚」*ライナー・W・ファスビンダー

 以下作品は、映画前売券のコレクションとして記録するものです。

1980_マリア・ブラウン
DIE EHE DER MARIA BRAUN
監督:ライナー・W・ファスビンダー
原案:ライナー・W・ファスビンダー
脚本:ペーター・メルテスハイマー、ピア・フレーリッヒ
撮影:ミハエル・バルハウス
音楽:ペーア・ラーベン
出演:ハンナ・シグラ、クラウス・レーヴィッチェ、イヴァン・デニー

☆☆☆☆ 1979年/西ドイツ/120分

 初見1980年2月。
 1960年代後半から80年代にかけて花盛りだったニュー・ジャーマン・シネマの1本で、当時、そこから輩出された新しい映画作家ヴェルナー・ヘルツォーク、『アメリカの友人』『ハメット』『パリ、テキサス』などのヴィム・ヴェンダース、『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフ、そして本作のライナー・W・ファスビンダーの4人が〈ノイエ・ヴェレ(新しい波)〉の四銃士とも呼ばれ注目されていた。

 本作は、ドイツ戦後史のなかで懸命に生き抜いた女性の半生を描いたメロドラマであり、普遍的な愛の物語である。
 原題は正確には「マリア・ブラウンの結婚の日々」。
 ヒトラーの写真が爆風で飛ぶシーンにはじまり、ラストは1954年のワールドカップでドイツが初めて優勝する日に終わる約10年間の日常は、ドイツ敗戦前夜に結婚式をあげ、わずか一夜で夫を戦地に送り出し、戦後の混乱期にはGIバーに勤め、軍人の情婦になり、帰還した夫を支えるためには実業家の愛人にもなる。
 そして最後は、事故とも自殺ともつかぬ死を遂げるマリア・ブラウン。

 米軍占領期に逞しく、力強く生き抜いた女性の半生はそのまま、同じ敗戦国である日本にもあてはまることで共感を覚えるところがある。


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