TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

日本語BLUES ROCKに酔いたけりゃ、GRIM SPANKY

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SUNRISE JOURNEY/GRIM SPANKY

 NHK-Eテレビ『ミュージック・ポートレイト』で、みうらじゅんが選んだ10曲のなかにあったのがGRIM SPANKYの「大人になったら」だった。〝日本のジャニス・ジョプリン〟と紹介していたが、ぶっ飛んだよ…この歌声にはいっぺんに虜になった。

 ヤバい!この時代にこんなバンドがいたなんて……
 マズい!これまでこんなバンドを知らなかったなんて……

 GRIM SPANKY(グリムスパンキー)は、ヴォーカルの松尾レミとギターの亀本寛貴の2人組ユニット。この『SUNRISE JOURNEY』がフルアルバムでのメジャー・デビュー作となるようだ。

 調べてみたら〝SUZUKI ワゴンRスティングレー〟のCMに流れていたジャニスの「MOVE OVER」は、彼らがカヴァーした歌だったというではないか……あのCMは疑いなくジャニスと思って聴いていたから驚きだ。

01. 焦燥
02. サンライズジャーニー
03. 褒めろよ
04. MIDNIGHT CIRCUS
05. 踊りに行こうぜ
06. 夜が明けたら
07. さよなら僕の町
08. WONDER ALONE
09. ロルカ
10. 大人になったら
11. リアル鬼ごっこ


 シワ枯れ、締め付けるような発声で歌う松尾レミの声は、たしかにジャニスに近い。

 これまで〝和製ジャニス・ジョプリン〟と呼ばれてきたヴォーカリストは多く、麻生レミしかり、金子マリしかり、ハスキーヴォイスというだけで杏子だってそうだし、ジャニスに傾倒する夏木マリ姐さんは声質は違うのになんともジャニス的表現力だったりしたし……Superfly(越智志帆)は70年代テイストでデビューしていたわけだが、このGRIM SPANKYのヴォーカリスト松尾レミには〝再来〟という惹句を蹴散らすほどに圧倒的な凄みがある。止めを刺された感じか…。

 全曲松尾レミの作詞作曲(いしわたり淳治との共詞が3曲)で、「焦燥」は松尾が17歳の時に初めて他人(ひと)に聴かせることを意識して作った曲だという。幻想文学に傾倒していたという松尾レミの歌詞世界は感性豊かで、表現者としても、今どきのバンドにしては日本語での歌唱表現がしっかりしている。メッセージとして、きちんと歌詞が迫ってくるのだ。

 スピーディーなロックチューンとバラッドの兼ね合いもよく、存在感に酔うことができるヴォーカルはカッコいいのひと言だ。特に「大人になったら」が秀逸だろう。
 ブルージーなギターも60〜70年代の英国ブルースロックを彷彿とさせるもの。
 そして、どこか昭和歌謡テイストな楽曲があるところもクセになる。

[褒めろよ]


[焦燥]


[大人になったら(Live)]



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