TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「蒲田行進曲」松坂慶子・風間杜夫・平田満


SONG OF THE VAGABONDS / Stars On KAMATA
松坂慶子・風間杜夫・平田満◆ 蒲田行進曲/蒲田組曲 1982年

 1982年10月にリリースされたサウンドトラック・シングル。
 深作欣二監督作品『蒲田行進曲』は原作者のつかこうへい自身が初シナリオ化したもので、撮影所を舞台に華のある役者〝銀ちゃん〟(風間杜夫)と大部屋役者の〝ヤス〟(平田満)と、ふたりの間で揺れ動く女優〝小夏〟(松坂慶子)が繰り広げる映画製作の舞台裏を描いた傑作。
 松坂慶子がもっとも輝いていた時期、風間杜夫はロマンポルノ以外で主演格の映画は初めてだったろうし、もちろ平田満も同じく舞台以外で初めて認知された作品。
 3人が歌うオープニング曲「蒲田行進曲」から、エンディングの「恋人も濡れる街角」(桑田佳祐作詞作曲、歌・中村雅俊)が流れるまで、映画のエンターテインメント性がいっぱい詰まっている。

 演奏者に〝深作欣二& KAMATA ORCHESTRA〟と明記されたB面「蒲田組曲~Stars On KAMATA」は、劇伴「蒲田行進曲」「別れの決意」「Drive In The Night」「小夏 My Love」「恋人も濡れる街角」をディスコ風にメドレーで繋いだ楽曲で、冒頭「さぁ、いこか……よ~い、スタート!」と深作欣二のかけ声ではじまる。


 松竹蒲田撮影所を舞台にした映画『蒲田行進曲』は、プロデューサーの角川春樹は当初東映に企画を持ち込むものの、東映・岡田社長の「当たらない」のひと言で松竹が製作することになるのだが、監督は東映の深作欣二ということで軋轢を避けるために撮影所は東映京都撮影所で敢行されている。
 のちに松竹の野村芳太郎監督が、我が蒲田撮影所を舞台にした作品を東映の監督に持って行かれたと嘆き、1986年に『キネマの天地』をプロデュースしたと云うわけだ。

 映画の初公開は1982年10月9日で、初見は11月8日。
 1982年度のマイベストテンを並べてみるとこんな具合……
 さらば愛しき大地
 野獣刑事
 TATTO0〈刺青〉あり
 蒲田行進曲
 水のないプール
 疑惑
 悪魔の部屋
 生きている小平次
 キッドナップ・ブルース
 誘拐報道

 1982年度の日本アカデミー賞、キネマ旬報賞では主要部門を独占し映画も大ヒット……1983年3月には森崎東監督の新作『時代屋の女房』の併映作としてアンコール上映がされ、2度目の鑑賞に至った。

1982_蒲田行進曲

 しかし、そのあおりを喰ったのが本来『時代屋の女房』の併映作だった根岸吉太郎監督の『俺っちのウエディング』で、上映は1ヶ月後に伸びたと記憶する。

1983_時代屋の女房



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