TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「恋の女のストーリー」高樹澪


高樹澪◆ 恋の女のストーリー/MIO-SUN 1981年

 高樹澪のデビュー映画アミューズシネマ第1回作品『モーニング・ムーンは粗雑に』(’81)の挿入歌として、1981年8月にリリースされたデビューシングル。
 もちろんA/B面とも作詞・作曲は桑田佳祐、八木正生の編曲。
 「恋の女のストーリー」は、ご存知のとおりサザン・オールスターズ4枚目のアルバム『ステレオ太陽族』に収録されている名バラード。

 ミオという役名がそのまま芸名となった高樹澪の歌は、映画のなかで音楽プロデューサー岸田森に自作の歌をオーディションしてもらうシーンにエレピを弾きながらほぼフルコーラス流れる。歌唱が少し危ういところがあるとは云え、十分に雰囲気はあった。

 桑田佳祐の企画で始まったアミューズ初の映画『モーニング・ムーンは粗雑に』は、映画興業の素人には劇場公開することがいかに難しいことかを理解したうえで考えついたのがイベント興業。全国を順次巡るバンド・ツアー方式で市民会館やホールでの上映だった。
 当地での公開は『ステレオ太陽族』リリース後の8月。もちろんサザンの曲目当てでホールに出向いたのだが、映画の出来は酷くタイトル通りに「粗雑」な映画だった記憶……。
 映画の主題歌「Big Star Blues『ビッグスターの悲劇)』をはじめ、范文雀ファンの桑田佳祐が栞を演じた彼女をイメージして作った「栞のテーマ」、「朝方ムーンライト」「MY FOREPLAY MUSIC」「ステレオ太陽族」などが映画の中で流れ、アルバム『ステレオ太陽族』はこの映画のサントラ盤的存在なのだが、いまでは誰もそんなこと口に出さないだろう。『モーニング・ムーンは粗雑に』は、サザンにしてもアミューズにしても消し去りたい過去のイベントだったと思う。 

 さて高樹澪に話を戻せば、80年代のヒロインとして都会的なイイオンナと云うのが代名詞だった。このジャケット写真もサングラスが時代を感じさせるものの、くわえ煙草に長い髪をかきあげたあとの様子が、気怠い歌唱と相まってミステリアスでイイ感じ。
 石川セリの「ダンスはうまく躍れない」をカヴァーして大ヒットするのは翌年である。

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