TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「大誘拐」*岡本喜八監督作品

 以下作品は、映画前売券のコレクションとして記録するものです。

1991_大誘拐
RAINBOW KIDS
監督:岡本喜八
原作:天藤真
脚本:岡本喜八
音楽:佐藤勝
主題歌:サイコ ヒステリックス「MESSAGE」
挿入歌:サイコ ヒステリックス「レインボー・キッズ」
出演:北林谷栄、緒形拳、風間トオル、西川弘志、樹木希林、内田勝康、神山繁、水野久美、岸部一徳、天本英世、奥村公延、岡本真実、嶋田久作、橋本功、常田富士男、本田博太郎、寺田農、竜雷太、山藤章二(特別出演)、景山民夫(特別出演)

☆☆☆☆ 1991年/東宝/120分

 初見1991年1月。
 1978年に発刊された天藤真の推理小説の映像化で、岡本喜八流エンターテインメントなヒューマン・コメディに仕上がっている。

 日本最大の地主で世界でも有数の大富豪・柳川とし子(北林谷栄)は、和歌山県の山奥に暮らす小柄なお婆さん。御年82歳。
 彼女を誘拐して大金を要求しようと計画したムショ帰りの若い3人組(風間トオル、西川弘志、内田勝康)。彼らは滞り無く誘拐を完了するものの、誘拐された当のお婆ちゃんにはずさんな計画がお見通し。
 ましてや身代金が5000万円だと知ると「見そこのうてもろたら困るがな。そんなはした金で取引をされたら末代までの恥…身代金は100億や」と頼りない3人組に知恵を与え、お婆ちゃん主導で身代金が引き上げられる。
 こうして、国家権力の警察とマスコミを相手に前代未聞の誘拐劇がはじまった……。
 
 なんと云っても若い頃から老け役で有名な北林谷栄の、品があり、気だてが良く、ひとを喰ったような大富豪のお婆ちゃんが素晴らしい。ときとして大胆さと天才的知力を持ち合わせ、凛とした存在感を醸し出せるのは彼女しか思い浮かばないだろう。
 緒形拳扮する井狩警部との頭脳戦も、そして、誰も傷つかないハートウォーミングなハッピーエンドといい、「お婆ちゃん思いの犯人」と「犯人思いのお婆ちゃん」の大人の寓話的活劇映画に満足するのであった。

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