TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「やさしいにっぽん人」緑 魔子


緑 魔子◆ やさしいにっぽん人 1973年

 疲れたら眠りなさい わたしが歌をうたってあげる
 …………
 あなたが歌と思っているものは やっぱり歌かも知れない

 緑魔子の気怠いバラードが何ともカッコイイ逸品。
 ドキュメンタリー作家だった東陽一監督の1971年に公開された初劇映画『やさしい日本人』の主題歌で、東陽一が詞を書き田山雅光と海老沼裕が曲をつけた妖艶な世界観。
 オリジナル・サウンド・トラック盤としてシングル・リリースされたのは1973年1月。

 緑魔子といえば東京12ch(現・テレビ東京)で放送されていた『プレイガール』(’69)。初代メンバーで「男ぎらい」の一條マコ役は、ユッコこと桑原幸子とともに大好きだった。 
 スクリーンで意識したのは1970年『白昼の襲撃』の岸田森の情婦役。
 佇まいと妖しさは唯一無二な存在の女優であろう。

 当時、TBS深夜ラジオ「パックインミュージック」木曜深夜担当の故・林美雄が、石川セリの「八月の濡れた砂」同様に毎週流しつづけ、氏のライナーノーツには
 「ある日ふと何気なく耳に入ってくるというか
  漂ってくるという感じのまさに夢の子守唄
  たまらなく安らぎを覚えたいのにそんなものを与えてくれる人なんか
  いやしないことをわかった人が口ずさみたくなるような曲
  緑魔子の身体を通り抜けてきたやさしいにっぽん人は
  語り部から語り部へ受け継がれてゆく寓話の世界
  いわば大人のわらべ歌なのです」とある。

 B面はセリフ入りのサンウンド・トラックになっていて、主人公の川原崎長一郎の独白に緑魔子の歌が被るシーンがピックアップされている。


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