TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「プカプカ」殿岡ハツエ


殿岡ハツエ ◆ プカプカ/ミッドナイト・ブルース 1974年

 俺のあん娘は煙草が好きで いつもプカプカプカ

 シンガーソングライターの西岡恭蔵が、象狂象のペンネームで1971年にジャズ・シンガー安田南に捧げ作詞作曲された「プカプカ」は、多くのミュージシャンや俳優らに愛されカヴァーされている70年代のフォーク・スタンダード……煙草を堂々と吸っていられた時代の象徴的名曲であろう。
 原田芳雄(ファースト・アルバム)や桃井かおり(ライヴ・アルバム)の十八番で、宇崎竜童や大西ユカリも……近年では福山雅治や奥田民生も歌っている。
 
 この殿岡ハツエが歌う「プカプカ」は1974年リリースで、編曲はキャラメル・ママ+2。
 キャラメル・ママ(細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆)はこの年にティン・パン・アレーとバンド名を変更するのだが、スリーブ明記の「+2」のふたりが誰なのかは判らない。佐藤博とか矢野顕子、浜口茂外也あたりだろうか。
 因みにこのシングル盤は2014年にシングルCDとして復刻リリースされている。

 ジャケットがいい……煙草がぐっとお似合いのハツエ姐さんであるが、はて?…殿岡ハツエをどれだけの人が知っているかな。
 日劇ダンシングチーム出身で日劇ミュージックホールでダンサーとして出演していて、神代辰巳の監督デビュー作『かぶりつき人生』(’68)で主演を務めていたひとである。
 女豹のような顔立ちとスタイルの良さを「11PM」や平凡パンチで見知り、カッコいいお姉さんという印象だった。
 『かぶりつき人生』は田中小実昌の同名小説の映画化。ロマンポルノ前の神代辰巳が描いたストリッパー母娘物語は、長回し多用のモノクロ作品で、男遍歴を繰り返す母親に反発しながらも自らストリッパーになり上を目指す娘…殿岡ハツエの存在感と、切なく、もの哀しかった思いが残っている。
 この映画の後、少しの間だが神代辰巳と内縁関係にあったひとである。
 
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