TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「怨歌情死考」小川節子

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小川節子◆ 紅花物語/怨歌情死考 1973年

 本文は、過去に掲載した作品紹介を一部加筆修正したものです。

 1971年ロマンポルノ第1号として白川和子の『団地妻・昼下がりの情事』と併映された『色暦大奥秘話』で主演デビューした小川節子は、主演作のほとんどが時代劇だったと云うくらいスレンダーな躰に色白で可憐な着物姿がとても似合っていた和風美人。
 現代劇出演はたったの3本で、このレコードはそのなかのひとつ『怨歌情死考・傷だらけの花弁』('73 )の主題歌だ。作詞はこの作品を監督した小原宏裕。

 真夜中の潮騒 聞こえる停車場
 追われるように汽車を待つ

 う………怨みを込めて 漁火もえる

 「うぅぅぅ」と唸る箇所が秀逸な哀歌。
 怨みのこもった歌声には、聴き惚れるほどの翳りと強さがあり、これほどの歌唱力ならもっと歌って欲しかったと願わずにはいられない。

 儚げなで、情感あふれる素晴らしいジャケット写真は長友健二が撮影。
 A面扱いの『紅花物語』は兄妹の情死道行きを歌ったもので、作曲者不詳で口承されてきたメロディに吉岡オサムが詞を書いたもの。


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