TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「恋愛硬派」寺島まゆみ

 ツェッペリンのリマスター盤が出ればずっとZEPばかり聴きつづけ、オールマンズのBOXが出れば1週間オールマン漬け。レココレで70年代アイドルソングが取り上げられてからは歌謡曲ばかり聴く日々……と、節操のない夏が過ぎようとしている。 
 そんなこんなで不定期掲載の『歌謡曲外伝[7inchシングル]』(3年ぶり!)を、1980年にっかつロマンポルノ『宇能鴻一郎の貝くらべ』(白鳥信一監督)でデビューした女優寺島まゆみで綴ってみようと思う。

 東京生まれの寺島まゆみは、新宿でスカウトされ日活にあいさつに行った際に、件の作品のオーディションが行われていたレストランに連れていかれ、その場で白鳥監督に気に入られたという。
にっかつでの活動はわずか2年程だったが、15本のロマンポルノに出演し、カマトトぶりが松田聖子に似ていることから「ロマンポルノの聖子ちゃん」とキャッチフレーズが付けられ、にっかつ若手女優3人(にっかつ宣伝部曰く、眼差しが怖い“野獣派”太田あや子、頭が良く物憂げな“官能派”北原理絵、徹底した明るさの“清純派”寺島まゆみ)で結成した「スキャンティーズ」(もちろんキャンディーズのもじり)というアイドル・ユニットの主演映画『制服体験トリオ わたし熟れごろ』や『ひと夏の体験 青い珊瑚礁』(監督:池田敏春)等に出演した後、1982年の“聖子の太腿”シリーズ(脚本:金子修介)でスーパーアイドルとして一世を風靡していた。

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 そして女優として活躍していた一方、歌手としての活動も本格的だった。1983年ロマンポルノ最後の映画、森田芳光監督の『ピンクカット 太く愛して深く愛して』には、挿入歌として彼女のアルバムから何曲かがピックアップされていた。

    ◇

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寺島まゆみ◆ 恋愛硬派/ジャングル・ランド 1981年

 「恋愛硬派」は1981年10月にリリースされたデビュー曲で、作詞:とべあきよ/作曲:佐藤三樹夫のツッパリ歌謡だ。

 70年代に山口百恵が「プレイバック part2」によって切り開いたであろう、啖呵を切るように小気味いい歌唱で示したアイドルの“ツッパリ路線”は、1980年には三原順子が継承デビューしており、寺島まゆみもこのレールに乗ってのデビューだったろう。
 やさぐれ感あふれた歌唱は、シャープな声質とハリのある堂々とした歌いっぷりで独特なインパクトを与える。

 B面「ジャングル・ランド」は作詞:遠藤幸三、作曲:滝沢洋一。
 投げやりなリフレインで締めるところの心地よさは結構クセになる。


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