TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「プレタポルテ」*ロバート・アルトマン

1995_プレタポルテ
PRET-A-PORTER
監督:ロバート・アルトマン
脚本:ロバート・アルトマン、バーバラ・シャルガサー
撮影:ピエール・ミニョー、ジャン・ルピーヌ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、ソフェア・ローレン、アヌーク・エーメ、ジャン=ピエール・カッセル、キム・ベイシンガー、ローレン・バコール、ウテ・レンパー、キアラ・マストロヤンニ、ミッシェル・ブラン、スティーヴン・レイ、リリ・テイラー、ジュリア・ロバーツ、ティム・ロビンス、テリー・ガー、サリー・ケラーマン、トレイシー・ウルマン 、フォレスト・ウィテカー、サム・ロバーツ、リンダ・ハント
[実名カメオ出演]ビョーク、川原亜矢子、デヴィッド・カッパーフィールド、シェール、ハリー・ベラフォンテ

☆☆☆☆ 1994年/アメリカ/133分

    ◇

 初見1995年6月
 『ショート・カッツ』につづいてロバート・アルトマンが挑んだ本作は、パリコレを舞台に、デザイナーやモデル、カメラマン、ファッション雑誌など、マスコミも含んだファッション業界の人間模様を織り込んだ群像劇でありシニカル・コメディといった作品だ。

 1960年代に一部のセレブ御用達の〝オートクチュール〟に対抗して、大衆相手の既製服として生まれた〝プレタポルテ〟は、1980年代後半から90年代には映画スターやスター歌手以上の冨と名誉を得る地位を築き上げ、クラウディア・シーファーとかナオミ・キャンベル、ケイト・モスやシンディ・クロフォードといった〝スーパーモデル〟がもてはやされていた。もちろんそれ以前にも、ツィッギーとかマーゴ・ヘミングウェイ、1972年には日本人で初めて山口小夜子がパリコレクションに起用されたりと、一種のカウンターカルチャーとして肥大してきたファッション業界。

 映画は、1993年の実際のパリ・プレタポルテ・コレクションの会場にカメラを持ち込んでの撮影は、業界マスコミやメディアが大いに盛り上げて進んだようなのだが、いざアメリカで初公開された途端に各マスコミから酷評されている。
 「VOGUE」や「ELLE」といった実在のファッション雑誌が実名で登場し、コレクションの舞台裏や編集部の内情を痛烈にカリカチュアした様相に、ファッション業界が一斉に反発したのであろう。

 しかし、これが面白い。前2作(『ザ・プレイヤー』『ショート・カッツ』)のような鋭い批評性がなくても、華やかなパリ・コレクションに集うスターやモデルたちの美しさを堪能し、ストーリーなど関係なくカリカチュアした人間コラージュを楽しむことだ。

 オールスター・キャストに相応しく音楽も、ROLLING STONES、ROBERT PALMER、BASIA、JANET JACKSON、U2、k.d.Lang、TOWER OF POWER、TERENCE TRENT D'ARBY等々、多彩で豪華だ。


 

[ロバート・アルトマン作品]
★ロング・グッドバイ★
★ボウイ&キーチ★
★ザ・プレイヤー★
★ショート・カッツ★


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