TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

ZEP 2014年ヴァージョンのアナログ盤を買った

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 レッド・ツェッペリンの2014年リマスター盤DX仕様がリリースされたが、いま手元にあるのは「I」のアナログ盤/3LPだけ。

 今回のリマスターDX盤は安価な輸入CDをamazonのポイントを使って注文しておいたのだが、高額なスーパーDXE盤の延期同様にDX盤までもが18日に延期されたと通知がきていた。
 リマスターに加えて未発表音源を加えたDX盤となれば気になるのが当たり前で、国内盤発売前日Tower Recordsに出向いて手に取って見ていたのだが、ずらりと並んだ国内盤を見ているうちに輸入盤到着まで我慢できない衝動に駆られ、とりあえず1枚だけ「III」のDX盤CDを購入した。
 国内盤特典の「ツェッペリン福袋」抽選券とステッカーがもらえるという、なんとも浅ましい思いもあったりしたかもしれない。

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 しかし、多分に日本製作のギミック・ジャケットの信頼を考えての「III」購入だったはずなのだが(輸入盤も日本製か?)、どういう訳かブックレットが取り出しにくいわ、CDのビニール袋が引っかかるわの不具合ぶりにイラっ。
 そんな不満をツィートしていたら、発売元のワーナー・ミュージックのサイトに製品上のお知らせとして「不具合による返品・交換」の告知が出てきた………
 早速返品したのは云うまでもないが、そう言えば2008年にリリースされた[デフィニティヴ・ボックスセット]の紙ジャケットにおいても、内側折り目がつぶれている不具合があり何枚か取替えてもらったんだっけ……。

 それにしても国内盤仕様のライナーノーツの酷さには腹がたつ。
 輸入盤より高額な国内盤メリットは解説や訳詞が充実していることだと思うのだが、このリマスター盤のブックレットは英文ライナーは掲載されておらず訳文の必要もなく、解説者の文章頼りみたいなところがあるっていうのに、渋谷陽一の文章は前々回の再録ではないか……。文末に少しの新規文でお茶を濁している。
 まぁこれも、今回のリマスター盤リリースがジミー・ペイジの意向で直前までサンプル視聴ができなかったことが原因だろうが、渋谷陽一のライナーは1994年時も使い回しだったのではないか……別に渋谷の文章が読みたいわけではないが、何とも気に入らない。
 プレゼントに釣られて国内盤を購入したようなものだが、次回「Ⅳ」以降は絶対に輸入盤しか買わないと言い聞かせている。

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 さて「I」のアナログ盤だが、自宅のオーディオでアルバムを通してじっくりと聴くというのは何十年ぶり。
 実際、普段はベスト盤『LED ZEPPELIN 1968~1980:4CD BOX』や『BOXED SET2』を仕事場や車の中で流している程度であり、あとはブートやライヴ盤を聴くというのがZEPへの対し方。だからだろうか、A面1曲目「Good Times Bad Times」に針を落とした瞬間、高1の頃日本グラモフォン盤で初めてZEPを聴いた感覚に近いものを味わった。
 結構ナチュラルで柔らかな音。
 至る所で語られているようにジョン・ボーナムのドラミングの迫力と、J・P・ジョーンズのタイトなベースラインの響きと、ペイジのアコースティック・ギター音の輪郭のクッキリ加減もいい感じだ。
 ただ今回のリマスターに関して、オリジナル盤にもっとも近いリマスタリングを心がけたと云うジミー・ペイジの言葉を確証するには、やはりUKオリジナル盤と比較してみないことには何とも云えないだろう。残念なことにオリジナル盤を所有していない身には、これ以上音質に関して書きようがないのだ。それでも、この盤は素晴らしいと云えるだろうな……。

 一番興味があったのは、コンパニオン・オーディオとして収録された公式未発表のライヴだ。
 1969年10月10日パリ・オランピア劇場のステージと聞いたときは、これまでZEPのライヴをコンプリートに納めた「コンサートファイル」やLuis Reyの著作物にも記されてこなかった日の音源だと驚愕したのだが、実際は2007年にフランスで突然発掘されFM放送されていた音源。
 それでも、38年間フランスの放送局の倉庫に眠っていたこと自体が凄いことだし、この音源を元にしたブートも既に発売になっていたらしい……というのも、ここ何年かZEPのブート集めを辞めた関係で、すっかりブート事情に疎くなっているのである。

 アナウンサーのMCが曲に被ったり「Moby Dick」が放送されていなかったりの不備があり、代わりにこちらは収録時間の関係で「Dazed and Confused」「How Many More Times」に大幅カットがあるものの、この日のライヴが公式に発表されることは素晴らしいことだ。ZEPに関してこの時期のライヴ体感は貴重なものだからね。

 その内容は?
 これが凄い。音質はモノラルで荒々しいものがあるが、CDよりアナログ盤で聴いた方が体感の度合いが違うと思う。
 バンドのグルーヴ感と会場の熱気が見事にパッキングされており、特に「Moby Dick」はそれまで第4回北米ツアーからの演奏が最古とされていたのだが、記録されたライヴとしてこれが最初の演奏(「Heartbreaker」も同様だが…)ということになり、ボーナムのドラミングは他では聴かれない凄みとどこかリラックスした感じがあいまみれ、この1曲を聴くだけでもこのDX盤を買う価値はあると思う。

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 レコードは2枚に分けて収録される関係で、CDとは曲順が違う。これもレコードで聴く場合の一興。
 あと、CDに付帯しているレアな未発表写真が載ったブックレットはアナログ盤にはない。これは残念だなぁ………。

 さて来週には輸入CDの方が届くのかと愉しみにしていたら、またもamazonから延期の通知………お届け予定日が6月24〜26日だって? 高すぎる国内盤を嫌ったが、こうも遅れるとは思ってもみなかった。


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Comment

路傍の石 says... "無題"
海外ではSDEも発売日にリリースされたようですが、断続的に欠品が続いているようで、世界的な品薄状態から日本は後回しにされている感がありますね。

やっぱりアナログ盤もいいですね。拙はハイレゾ1本でよしと割り切りましたが、一番の難点は、制作と楽曲のクレジットが一切付かないこと。添付されていたのは、例のネガ反転されたようなジャケ写1枚だけ。しかも無駄に8Mもある大きい画像でした(笑)。コンパニオン・ディスクなしの1枚もののアナログ盤もあるようなので、それを購入するかどうか検討してますか。。。
2014.06.14 10:15 | URL | #3UG7ZRW. [edit]
mickmac says... "Re: 無題"
>路傍の石さん
どうもです。

今日、不良返品した「III」のジャケ改良品が届きました。
ちょっとした工夫でブックレットの引っかかりがなくなりましたが、CDの出し入れは相変わらずやりづらいですよ。案外、輸入盤の紙ジャケみたいにCDがそのままはいっている方がいいのかもしれないですね。
海外のDX盤はどうなっているのかしら気になるところ…笑。

>ハイレゾの一番の難点は、制作と楽曲のクレジットが一切付かないこと。添付されていたのは、例のネガ反転されたようなジャケ写1枚だけ。

手触りしながら音楽を楽しみたい派(笑)にはジャケットは重要なので、一生ハイレゾ派にはならないと思います(爆)。
でも、高音質の体験は一度味わいたいですかね。
2014.06.15 00:21 | URL | #- [edit]

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