TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

あいのうた

 今週から秋の新ドラマが始まりだした。今季はあまり食指が動くものがないので、3本くらいで収まるのかな。
 その中で、優しさにあふれたドラマをひとつ。

   ◆    ◆

あいのうた  第1回(10月12日放送)

 絵に描いたような不幸でかつ性格ブスな女と、稀代のお人好しだが愛する者のために生きようとする男が、共同生活の中で幸せを見つけていくという、岡田恵和お得意の家族愛の物語がハートフルなタッチで描かれる。

 「幸せなものを見ると吐き気がするし、愛なんて、信じない。まっ、そういうこと。」
 「は~? バカじゃないの?」

 菅野美穂のモノローグから始まる主人公の高慢ちきぶりは、同じ岡田恵和脚本の『ちゅらさん』でお馴染みの城ノ内真理亜のキャラクターに似ている。びしょ濡れ姿も果敢に、相変わらず体当たりの演技を見せてくれるのも、『イグアナの娘』以来の岡田作品の常連の菅野ならではであろう。
 だから、初っぱなから面白い。

 高慢ちきで性格ブスの女が、記憶喪失になり、子どもが3人もいる男ヤモメと同じ屋根の下で暮らす。この展開はゴールディ・ホーンの潮風のいたずらを思い出させるプロットなのだが、こちらの高慢ちき女は記憶喪失のフリをしたりと、細かいところは全然違うから、まあいいか。

 松田洋子(菅野美穂)以外、みんなほのぼのとしているところがいい。その洋子だって愛された経験がないだけで、実は寂しがり屋。
 岡田作品にはいつも悪い人間は出てこない。だから見ていて気持ちいい。 
 和久井映見はいままで演じたことがないような天然でおおらかなキャラでキュートだし、小日向文世のいじられキャラもほっとする。
 そして可愛い三人の子供たち。

 「なんでコソコソ喋ってんの?」(洋子)
 「だって亜希がずっと泣いてるとみんな心配するでしょ。本当は亜希は哀しいの。」(亜希)

 亡くなった母親に買ってもらったランチ・ボックスを川に落とした6歳の亜希(山内菜々)が、自殺未遂で川から上がってきた洋子に「あった?亜希の宝物……」と問うシーンだ。
 その亜希の健気さによって、高慢ちきな洋子だが情にもろい性格だというのが現れる展開がいい。たとえ、自殺しかけた川にもう一度飛び込む無謀さと、その展開の先読みが出来ようとだ。

 実はこの先、三人の父親でお人好しの優二(玉置浩二)の状況が悲壮なものだけに、このほっとする温かさが、希望と愛を伝えてくれそうだ。

脚本:岡田恵和 演出:大谷太郎 主題歌:「プレゼント」玉置浩二
出演:菅野美穂、玉置浩二、和久井映見、成宮寛貴、
   小日向文世、岸田今日子

☆☆☆★ 日テレ系水曜日22:00~22:54(初回~23:09)

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