TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「お葬式」*伊丹十三監督作品

 以下作品は、映画前売券のコレクションとしての記録です。

1984-03_お葬式

監督:伊丹十三
脚本:伊丹十三
撮影:前田米造
音楽:湯浅譲二
出演:山崎努、宮本信子、菅井きん、大滝秀治、津川雅彦、財津一郎、江戸家猫八、奥村公延、友里千賀子、海老名みどり、金田明夫、尾藤イサオ、岸部一徳、横山道代、高瀬春奈、井上陽水、小林薫、笠智衆

☆☆☆☆ 1984年/ATG/124分

初見1984年11月。

 20歳の頃に読んだ伊丹十三のエッセイ「女たちよ!」をマイ・バイブルに、「ヨーロッパ退屈日記」や「再び女たちよ!」など伊丹イズムに信奉していた。

 俳優としても「修羅雪姫/怨み恋歌」の黒焦げにされる思想家や「悪霊島」でのアメリカ帰りの大金持ちなどかなり個性的だったが、1983年には「細雪」「家族ゲーム」でキネマ旬報助演男優賞を獲っている実力派俳優だった伊丹十三、満を持しての映画監督デビュー作である。
 淡々と描かれる“儀式”の奥深さと、細部描写の充実度に感動を覚えた本作が、各映画賞を総なめしたのは当然のことだったろう。
 人の死という荘厳な雰囲気のなかで、喪服姿のグラマラスな高瀬春奈が、雑木林で下半身剥き出しにして主人公にセックスを強要するエロ。死とセックスの対比も、ユーモラスな人間の営みとして描写するのが伊丹映画。以後、伊丹エンターテインメントのなかにあるエロも俄然面白いのである


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Comment

トウジロ says... ""
もう三十年も経つんですね、なんてこった。初期の作品のように、あらすじの希薄なエッセイ調のものを怖じず創ってもらいたかったように思いますねえ。最初の三作はほんとうに伊丹さんらしい快打続きで、実に爽快でした。映画という形式を壊していく迫力があったのだけど、誰よりも伊丹さんが映画に魅せられていて、逆に壊されてしまったように振り返ります。伊丹さんの本にはホントたくさんのこと、教わったなあ。岸田さんや福島さんとの対談とか、面白かったなあ。ああ、ごめんなさい、ついつい懐かしくなって書いてしまいました。
2014.05.05 16:41 | URL | #- [edit]
mickmac says... "Re: タイトルなし"
トウジロさん どーもです。

>最初の三作はほんとうに伊丹さんらしい快打続きで、実に爽快でした。

この伊丹作品のチケットがまだまだあるので順次掲載してゆきますが、まさしく、エッセイストとしての視点で選ばれた題材だったからこその3作で、だから面白かったですね。
ただ以後は、マーケティングによる時代性を反映するヒットメイカーに成りきって創作活動を進めていったので、好き嫌いがはっきり出てしまいました。

ぼくも岸田秀氏の名前は伊丹さんの本で知ったし、伊丹さんの本は教科書でした。
2014.05.06 00:33 | URL | #- [edit]

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