TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

哀悼 ・ 個性派、蟹江敬三

突然ですよ

3月30日 蟹江敬三 胃がんのため亡くなった 
享年69

Twitterには多くの数のツイートがあふれている
TVや映画で数えきれないほどの“記憶に残る”芝居を見せてくれていた証であろう

役を“演じる”のではなく 役に“なる”と語っていた
訃報を聞き 思い出されたのは 古い映画の一場面ばかりだった

70年代の蟹江敬三の身体からは“やるせなさ”がにじみ出ていた

神代辰巳監督の『赤線玉の井ぬけられます』(‘74)
宮下順子の情夫で 彼女との激しいやりとりと その後の情話は忘れ難い

長谷部安春監督の『犯す!』(‘76)
リスを大事に育てるトラック運転手の暴漢魔 
映画の半分には登場するが ほとんど喋らない 感情の声さえ発しない
あの鮮烈さはいまでも脳裏にある

曽根中生監督の『天使のはらわた 赤い教室』(‘79)
それまでのギラギラした雰囲気を抑えた芝居
あの頃だと 蟹江敬三ほど しっとりと男の哀しさを出せる俳優はいなかったと断言しよう

柳町光男監督の『十九歳の地図』(‘79)
沖山秀子演じるマリアに想いを寄せる中年男
情けないほどやるせない男の姿は絶品!
「どういう具合に生きていったらいいのか……わかんねぇなぁ」名科白!



70年代 キネマ旬報連載の「ニッポン個性派時代」インタビュー
「天使のはらわた 赤い教室」を奥さんと映画館に見に行ったと…
ひとりじゃ危ないから一緒にと…
女が見ても面白かったみたいで、奥さん、涙を流していたと 語っていた

20代ではね 芝居ばかりやってきたでしょ 生活だのなんだの関係なく
30代ではね なんていったらいいのかナ…
ま、40代で花開きたいと思うわけですよ
いい仕事できたらなァって…
それまでのね 30代のうちに何でもやろうと思いますね


80年代 まだまだ言い尽くせないほどの作品があるが やめよう
作品は 観ることで成仏する
あした 何か観てみよう

ご冥福をお祈りします

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