TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

'75年の映画ノート#1

 1975年公開で鑑賞した当時のマイ・ベストテン

  1 レニー・ブルース 
  2 フロント・ページ 
  3 離愁 
  4 バルスーズ 
  5 アメリカン・グラフィティ 
  6 スローターハウス5 
  7 フレンチ・コネクション part2 
  8 星の王子さま 
  9 ハリーとトント 
 10 愛の嵐


 邦画では、 黒薔薇昇天とか 祭りの準備新幹線大爆破だろうか。

 1975年は名画座ばかりに日参していたので、ロードショーが少なかった。
 その中でも3月は、必ず毎日1本の映画を見ることに決めた。
 それがこの31本。

真夜中のカーボーイ ☆☆☆☆
米/'69/ジョン・シュレシンジャー監督、ジョン・ボイド、ダスティン・ホフマン

黒いジャガー/シャフト ☆
米/'72/ゴードン・パークス監督、リチャード・ラウンドトゥリー、モーゼス・ガン
ブラック・パワー映画として大ヒットした'71年の「シャフト」につづいての第2作目。音楽はカッコいい。

ボルサリーノ2 ☆
仏/'74/ジャック・ドレー監督、アラン・ドロン
ジャン・ポール・ベルモンドと共演した前作('69)の後日談だが、まるで前作の足下にも及ばない。

ゴールデン・ボーイ ☆
伊/'73/ルチアーノ・エルコリ監督、ジュリアーノ・ジェンマ
ジェンマはマカロニ・ウエスタンに限る。

地下室のメロディ ☆☆☆☆
仏/'63/アンリ・ヴェルヌイユ監督、ジャン・ギャバン、アラン・ドロン
『ヘッドライト』という最高のメロドラマを作ったヴェルヌイユ監督の犯罪サスペンス映画の傑作。モノクロ映像にモダンジャズ。クールなストーリーだからこそ、このラストは印象的。

シシリアン ☆☆☆
仏/'69/アンリ・ヴェルヌイユ監督、ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチェラ
『地下室のメロディ』の夢をもう一度と、今度はリノ・ヴァンチェラを刑事役で共演させた犯罪映画。結果は、リノ・ヴァンチェラが一番印象的だろうか。

テキサスの五人の仲間 ☆☆☆☆
米/'65/フィルダークック監督、ヘンリー・フォンダ、ジョアンナ・ウッドワード、ジェイソン・ロバーツ
テキサスのある町で金持ち5人が集まりポーカーゲームが開かれていた。そこに旅の男が加わり………。絶対に損はさせないコンゲーム映画の佳作。

現金に体を張れ! ☆☆☆☆
米/'56/スタンリー・キューブリック監督、スターリング・ヘイドン、ビンセント・エドワーズ
競馬場の売上金を狙うためにメンバーを集め、計画し、実行するまでをドキュメンタリー・タッチで描く犯罪映画の秀作。

七年目の浮気 ☆☆☆
米/'55/ビリー・ワイルダー監督、マリリン・モンロー、トム・イーウェル

大反撃 ☆☆☆
米/'69/シドニー・ポラック監督、バート・ランカスター、ピーター・フォーク

セルピコ ☆☆☆
米/'73/シドニー・ルメット監督、アル・パチーノ
ニューヨークを舞台にした実話の社会派ドラマ。腐敗した警察組織に対して、たったひとりで立ち向かう正義感に溢れた新人警官セルピコの姿を描く。アル・パチーノの代表作のひとつ。

ダーティ・メリー/クレージー・ラリー ☆☆
米/'74/ジョン・ハフ監督、ピーター・フォンダ、スーザン・ジョージ
現金強奪をした男たちとアバズレ女が警察の執拗な追跡から逃げるカー・チェイス映画。偏執狂な警部役のヴィック・モローが印象的。

チャプリンのキッド ☆☆☆
米/'21/チャールズ・チャプリン監督、チャールズ・チャプリン、ジャッキー・クーガン
人情喜劇の不朽の名作。

危険な関係 ☆☆☆
仏/'59/ロジェ・ヴァディム監督、ジャンヌ・モロー、ジェラール・フィリップ
堕落的で不道徳な快楽主義者たちの恋愛の姿が描かれる。モダンジャズの起用がハードボイルドタッチでクールに似合っている。

三つ数えろ ☆☆☆
米/'46/ハワード・ホークス監督、ハンフリー・ボガード、ローレン・バコール
レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』の映画化で、スタイリッシュに決まっている古典的ハードボイルド。邦題も決まっているゾ。

冒険者たち ☆☆☆☆☆
仏/'67/ロベール・アンリコ監督、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス
男の友情、女へのいたわり、海と浪漫、夢と冒険、美しく、爽快、哀しく、そして優しく。

夕陽のギャングたち ☆☆☆★
伊/'71/セルジオ・レオーネ監督、ジェームス・コバーン、ロッド・スタイガー
メキシコ革命を舞台に、そこに巻き込まれたふたりの男の友情ドラマで、泣ける男のマカロニ・ウエスタン。S.レオーネ監督と音楽のE.モリコーネとのタッグは最強だ。

パリ大捜査網 ☆☆
仏/'68/ジョルジュ・ロートネル監督、ジャン・ギャバン

実録・阿部定 ☆☆☆
日活/'75/田中登監督、宮下順子、江角英明
『阿部定事件』の映画化で、大島渚の本番映画『愛のコリーダ』よりエロティックなのは、社会背景(二・二六事件)を極力排し愛の情念だけに焦点を絞ったからだろう。宮下順子の輝く時代が続く。

終身犯 ☆☆☆☆
米/'61/ジョン・フランケンハイマー監督、バート・ランカスター、カール・マルデン
終身刑の殺人犯が、独房生活のなかで一羽の鳥を育てたことで鳥類学の権威にまでなった実話。人間は希望を持っている限り、何でも可能性がある。人に勇気と自信を与えてくれる骨太の映画です。

幕末太陽伝 ☆☆☆☆★
日活/'57/川島雄三監督、フランキー堺、南田洋子
川島監督の最高傑作で、動乱の幕末に廓街の女郎屋を舞台にした時代劇コメディ。胸を患っている左平次が、侍たちを相手にパワフルに生き抜いていく様は痛快。その軽快なテンポに拍手喝采である。

張込み ☆☆☆☆
松竹/'58/野村芳太郎監督、大木実、高峰秀子
原作は松本清張。野村監督の描く清張ものはみんな素晴らしい。

雨のアムステルダム ☆☆☆
東宝/'75/蔵原惟繕監督、岸恵子、萩原健一、アラン・キュニー、三国連太郎
『約束』に次いでこのふたりの主演で描かれるのは、日本の商社の黒い霧に巻き込まれるサスペンス・ドラマ。悪くはないのだが、ぼくには前作のイメージが強すぎた。

青春の蹉跌 ☆☆☆☆
東宝/'74/神代辰巳監督、萩原健一、桃井かおり、壇ふみ、伊丹十三
情熱と野望、惰性と虚無。この青春映画は見事に時代を切り取った。

ジャガーノート ☆☆★
英/'74/リチャード・レスター監督、リチャード・ハリス、オマー・シャリフ
赤の線と青の線、どちらを切るか……。爆弾処理を扱った映画やドラマの原点。

サブウェイ・パニック ☆☆☆★
米/'74/ジョゼフ・サージャント監督、ウォルター・マッソー、ロバート・ショウ
ニュヨークの地下鉄を舞台にした犯罪映画。パニック映画にもなっていて、実にユニークでスリルにあふれている。ラストのひねりも効いている傑作。

秘本・むき玉子 ☆
日活/'75/西村昭五郎監督、宮下順子、梢ひとみ、中島葵


元祖・マナ板ショー ☆
日活/'75/藤井克彦監督、夕月マコ、風間杜夫

赤線・本牧チャブヤの女 ☆☆
日活/'75/白鳥信一監督、ひろみ麻耶、芹明香、絵沢萌子
昭和初期の女たちの哀歓。ナレーションがベテラン女優の初井言栄さんだった。

華麗なるギャツビー ☆☆
米/'74/ジャック・クレイトン監督、ロバート・レッドフォード、ミア・ファロー
上流階級の世界を描いたメロドラマだが、暗い世界だった。好みではない。

悪魔のいけにえ ☆☆★
米/'74/トビー・フーパー監督、マリリン・バーンズ
これ以前に、生理的に痛めつけられる映画はなかった。ヒチコック映画のようなスリラーではなく、ただ残虐で血しぶきが飛び交うだけの恐怖映画の始まりだ。しかし、これが実話だということにも恐怖だ。
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