TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「ミオ・ミオ・ミオ」たちばな麻紀


たちばな麻紀◆ ミオ・ミオ・ミオ(忘れられない貴方)/私は一人 1984年

 「ミオ・ミオ・ミオ」は、「釜山港へ帰れ」のチョー・ヨンピルが1982年にヒットさせた韓国産歌謡曲。
 日本の多くの歌手(青江三奈、八代亜紀、北原ミレイ、小金沢昇司、美川憲一、渥美次郎ら)も歌っているこの曲を、“たちばな麻紀”名義で1984年3月にリリース。「レコード・マンスリー」にも記載されているので、これは正規にキング・レコードから発売されたものだ。
 B面「私は一人」は自主制作盤「わたしは女」のB面と同じもので、発売はこちらの方が先なのかもしれない。

 80年代になってからはテレビの時代劇「悪党狩り」とか「斬り捨て御免!」などに名前が残っている橘麻紀。その後の活動はあまり知られていないのだが、1990年にはCBSソニーから、歌謡曲まっしぐらに「麻紀の夢は夜ひらく」や「津軽海峡冬景色」「時には娼婦のように」などを収録したLP「盛り場演歌」をリリースしている。いつか見つけたい1枚である。

★「汽笛が泣いている」加納エリ子★
★「わたしは女」橘麻紀★

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「わたしは女」橘麻紀


橘麻紀◆ わたしは女/わたしは一人 198?年

 1970年代の東映プログラム・ピクチャー女優の橘真紀。『県警対組織暴力』(’75)以降は、加納エリ子から2度目の改名橘麻紀として活躍。

 このシングル盤は、キング・レコードの自主制作歌謡NCS品番シリーズとしてリリースされたもの。
 たまたまデッドストックになっていたものを見つけたのだが、どういった流通で発売されていたのか詳しいことはまったくわからないし、発売年さえ不明。多分、1980年代中頃にリリースされたものと推測する。

 ♪私も女 恋するわ 私も女 夢を見たの
    抱いて 抱いて 抱いて 甘い甘い言葉で

 「わたしは女」は、インパクトのあるリフレインが甘く耳に絡みつく歌唱で、リズミックなフェロモン歌謡になっている。
 「わたしは一人」は、演歌フォーマットの王道をゆく聴きごたえある歌謡曲。


 橘麻紀の歌声が聴ける『極道社長』(’75/監督中島貞夫、主演若山三郎)の劇中歌「酔いどれ女の流れ歌」(みなみらんぼう作詞作曲、加藤登紀子、森本和子歌唱)はレコード化には至っていないが、現在ではCD「中島貞夫の世界~鉄砲玉の美学」の中に収録され、貴重な音源となっている。
 あと貴重なものとして、三上寛プロデュース、坂本龍一がアレンジを担当したピラニア軍団のアルバム(’77)に「菜の花ダモン」という歌を収録しているのだが、これは残念ながら未所持だ。

★「汽笛が泣いている」加納エリ子★

「汽笛が泣いている」加納エリ子


加納エリ子◆ 汽笛が泣いている/太陽が沈むまで 1972年

 1970年代に東映のプログラム・ピクチャーで活躍した女優の橘真紀。
 彼女が女優になる前に、加納エリ子名義で歌手として1972年5月にリリースしたのがこのデビュー曲「汽笛が泣いている」。千家和也の作詞、都倉俊一作編曲によるビート感あふれるグルーヴ歌謡の逸品だ。

 都倉俊一といえば、山本リンダのアクション・グラマー路線で一時代を築くことになるのだが、「どうにもとまらない」のリリースと同時期のこの曲は、リズムとメロディ構成などに同様なものがあり、やはり同じ年にリリースされた千家和也とのコンビによる恵美「犯ちは一度だけ」とイメージが似ている。
 加納エリ子の美脚に1億円を掛けたプロモーションが行われたが、同年代の山本リンダや夏木マリ、安西マリアなどのようにパフォーマンスや攻撃的な歌唱が伴えば、もう少し世に知られていたかもしれない。

 B面「太陽が沈むまで」も千家和也作詞、都倉俊一作編曲で、こちらは完全なるアイドルポップス。路線が定まっていなかったことは明白で、歌が上手いだけに惜しいところ。加納エリ子としてのシングルリリースは、2枚で終わっている.


 1973年、加納エリ子(本名折笠春江)は橘真紀と改名し東映の女優に転身。
 映画初出演の『ジーンズブルース 明日なき無頼派』(’74)では、梶芽衣子と渡瀬恒彦を執拗に追いかける4人組として、室田日出男、川谷拓三、内田良平らに囲まれ存在感を示していた。内田相手にヌードも辞さぬビッチぶりと、ラストに梶芽衣子のライフルに倒れる見事な死にざままで、その存在は鮮烈だった。
 その後、東映大部屋俳優たちが集まったピラニア軍団唯一の女性メンバーとして(女ピラニアとか御巫女と呼ばれる)、深作欣二、中島貞夫らの作品に多数出演している。

 深作欣二監督『仁義なき戦い 完結編』(’74)では金子信雄の情婦、『新仁義なき戦い』(’74)では若山三郎の情婦と、女ピラニアの名をほしいまでに脇役の重要ポストを担っていたが、『県警対組織暴力』(’75)では成瀬正孝を匿うホステス役で、アパートを襲撃されテレビから「こんにちは赤ちゃん」が流れる部屋のなかをもんどりうって逃げ惑うシーンは印象深い。

「九月の出来ごと」万 紀子


万紀子◆ 九月の出来ごと/燃えた秘密 1970年

 指原莉乃の写真集『スキャンダル』の一部写真を見て、このシングル・ジャケットを思い出した。
 1970年9月にリリースされた万紀子(ばん のりこ)のデビュー・シングル。
 黛ジュンや中村晃子のようなパンチの効いた歌唱で聴かせてくれる軽快なビート歌謡「九月の出来ごと」(作詞:じゅん知央、作曲:松原曽平)なのだが、言うまでもなく、購入理由はこのパンチラと透けたブラウス姿。
 指原莉乃の方がもっと大胆なのだが、当時を考えれば、この程度でもかなりインパクトあるジャケットだ。

 辺見マリなどのセクシー路線の台頭があった1970年。万紀子がこの路線ではなかったのは歌を聴けばよくわかるのだが、プロモーションとしてはエキゾチックな顔立ちも考慮してのセクシー・ジャケットだったのだろう。結果、ウエットな媚態に惹き込まれたのだから作戦的には成功。

 万紀子についての資料を見つけることが出来ないのだが、唯一、ジャケットに記載のプロフィールを見てみると(この時代のプロフィールって案外当てにできないところもあるのだが)、1951年愛媛県生まれ。17歳で単身大阪に移り住み歌とダンスのレッスンに励み、スクール・メイツとして第一線で活躍しながら、19歳でこの歌手デビューを叶えている。
 身長は163センチ。均整のとれたスタイルに、現代的なプロポーションの持ち主として高評価されていると記されている。

 B面「燃えた秘密」(作詞:佐伯とおる、作曲:森安俊行)は、安倍律子や渚ゆう子のような和テイスト歌謡曲で、高音のノビのある美しい声がとてもマッチしていて聴き応えはあるのだが、やはり歌は上手くても没個性では70年代の混沌とした歌謡界で生きてゆくことは至難…埋もれてしまった歌手のひとりであった。


「最後の一時間」范文雀


范文雀◆ あなたが憎めない/最後の一時間 1971年

 1971年2月にリリースされた范文雀のレコード・デビュー作だが、この「最後の一時間」はB面曲で、作詞:なかにし礼、作曲:中村泰士。

 裏ジャケットに魅了され購入したこのシングル盤は、太ももを露に鋼のように射す眼差しからもわかるように、そのアダルトな肢体から発せられるクールな歌唱が素晴らしい昭和歌謡である。

 “ハン・ザ・摩耶”の芸名でTV「プレイガール」に出ていた頃から気になっていた范文雀を、映画でそのエキゾチックな容貌を十二分に堪能したのが「野良猫ロック」シリーズとなるわけで、梶芽衣子とともにクール・ビューティーの虜になったのは至極当然なこと。そしていつしか、同じ魅力で従妹となる余貴美子のファンになったのも必然だった。
 2002年11月、悪性リンパ腫からの心不全によって亡くなる。享年55はあまりに早すぎた。

 ちなみにA面「あなたが憎めない」は、「サインはV」のジュン・サンダース役や「アテンションプリーズ」で人気を博した彼女が、ふたたび中山仁と共演した「打込め!青春」の主題歌。作詞は久仁京介、作曲は薊けいじで、サスペンスフルなポップス系歌謡曲となっている。
 

「情熱の季節」安倍律子


安倍律子◆ 情熱の季節/夜明けの宝石 1972年

 GS歌謡の「情熱の季節」は1972年4月にリリースされた6枚目シングルで、B面のフェロモン歌謡「夜明けの宝石」ともに作詞は阿久悠、作曲は鈴木邦彦。

 セクシーな歌声で魅了していた安倍律子は、デビュー曲「愛のきずな」でもドキッとするアングルを披露してくれたとおりの美脚の持ち主なのだが、このシングル後の7枚目以降はバストアップのジャケットばかりになり、とても残念だったかな。


日活ロマンポルノ創設45周年記念作品、リリース解禁



 2016年は日活ロマンポルノの初公開(1971年11月20日:白川和子主演「団地妻 昼下がりの情事」、小川節子主演「色暦大奥秘話」)から45周年。 
 それを記念して、全80作品のBlu-ray & DVDリリースが4月から開始された。2ヶ月ごとに12月までつづくこのリリース・ラッシュには、既発作品の初Blu-ray化はもちろん、初デジタル化の作品、2005〜7年版のラインナップからの再発も多くあり、ファンにはたまらない1年になることだろう。

 今回、初回リリースからは2本の初デジタルものを購入。当たり前だが、どちらも所持するVTRを一掃するクリアな画質!
 結城昌治原作、石井隆脚本、池田敏春監督で、天地真理2度目の復帰作としてジョニー大倉と共演した『魔性の香り』はオープニングの雨の橋桁シーンから、ラストの黄昏色に染まった土砂降りの雨の美しさに感動モノだし、藤田敏八監督、中川梨絵と地井武男出演の『エロスの誘惑』は、中川梨絵の美しさが倍増して映えているから、これまた感動………

 ほかに、『四畳半襖の裏張り』(神代辰巳:宮下順子)や『(秘)色情めす市場』(田中登:芹明香)はDVD所持ながら初Blu-ray化ということで思案中……特に『四畳半襖の裏張り』は宮下順子の音声コメンタリーが収録されているのが貴重なのだが、既に多くの作品が在庫切れになっているようだ。
 思案は皆無…即購入しないと後々後悔する………

 

GONIN サーガ[ディレクターズ・ロングバージョン]


 『GONIN』(’95)の真正続編として、19年という年を経て生み堕とされた『GONIN サーガ』のディレクターズ・ロングバージョン Blu-ray BOXに興奮している。
 
 過酷で知られる石井隆ワールドの現場に若い俳優陣たちが挑み、血みどろの足跡を刻印した『GONIN サーガ』は、引退を表明した根津甚八の魂の演技の記録ともなり、連綿と連なる『GONIN』ファンの期待を大きく上回るピカレスクロマンとして劇場公開を終えたのだが、石井隆作品はヒットになかなか結びつかないのが現実で、映画はまたしても不入りだった。
 ある意味石井映画の不遇は想定済みだが、この作品が永くこころに残る稀代の傑作だということは間違いなく、小さな劇場での上映が相応しいと思っているファンとしては、少しでも語り継いでゆくのが努めだろう。
 その語りに恰好なのが、新たに衣を重ね差し出されたこのBOX。ふたたび体感し、目撃する喜び、どれもこれも感慨一入(ひとしお)なものである。

 本編ディスク1は、劇場版より40分長尺(169分)のディレクターズ・ロングバージョン。
 続編としての本作は、前作を見ていない新しい観客(特に若い俳優陣の女性ファンなど)への説明がある程度必要なうえ、ストーリーは単純だが細部に関わる登場人物が多いため、それぞれの情報量がかなり多い。それに加え、シネコンでの上映時間の制約で細かなカットを強いられたのは明白だったので、今回のロングバージョンで如何に石井監督の意向反映がなされるのか愉しみであった。
 ひと言で云って、期待に応えてくれたバージョンになっている。
 特に、石井ワールドを絢爛と彩る女たちの描写には顕著な増量があり、土屋アンナと福島リラのシーンでのアンナの表情の豊かさや、井上晴美の母として女としての仕草と表情の艶やかさを再発見できる。
 ほかにも、ヤミ金受付嬢(屋敷紘子)や氷頭が入院している病院の看護婦(高尾祥子)への肉付けなど、登場人物としての意味付けも完成したように見える。

 本編ディスク2は劇場版本編・特報/予告編が納められ、オーディオコメンタリー(東出昌大、柄本佑、竹中直人、石井隆監督、佐々木原保志カメラマン)と、audio仕様にDTS HEADPHONE:Xなるものを設定できるようになっている。
 オーディオコメンタリーでは、監督が『フリーズ・ミー』における井上晴美に言及しているのが嬉しい。哀しみの稲光りに消えた石井ワールドのイコンが今回、アクアリウムに儚く消えるところから大きくドラマが動き出すわけだが、そこまでの(本編ではほんの前半)井上晴美の存在感を以てすれば、今後も石井ワールドを彩る重要な女優であることは間違いないだろう。
 DTS HEADPHONE:Xはヘッドフォンでマルチサラウンドを体感できる仕様で、思っていた以上に雨の音響が素晴らしい。彼らと同じ土砂降りの雨の中に立っているような臨場感あふれる優れもので、凄いのひと言。これはひとりで、じっくりとヘッドフィンで愉しむに限る。

 ディスク3はメイキング映像(153分/スタッフバージョンのオーディオコメンタリー収録)に、各地のイベント映像(51分)と日本映画専門チャンネル用に製作されたミニ特別番組(15分)が納められている。
 時系列で構成された膨大なメイキング映像では、特に、スタジオの中に再現されたクラブ〝バーズ〟の巨大セットで行われた、雨と血しぶきの過酷な撮影現場に感動を覚える。
 本編はもちろん、ディレクターズ・ロングバージョンでも見ることができない〝それぞれの家族たちのワルツ〟は涙腺を刺激するものだし、そのあとにくる佐藤浩市と根津甚八氏の絡みにも涙……劇場であれだけ感涙したのに、またここでも泣きっぱなしとなる。
 俳優・スタッフたちの、まさに狂気とも言える姿勢には、ドラマ1本を鑑賞したに等しい感動を味わうことができ、3種類の『GONINサーガ』という素晴らしいものを見せてもらった。

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 初回BOXには、サウンドトラックCDが限定特典として納められている。
 例えば『仁義なき戦い』のテーマ曲が映画の総てを想起させるものであるように、安川午朗が手掛けた『GONIN』の音楽も物語を彩る圧倒的なテーマとして映画史に残るもの。
 前作『GONIN』のサントラ盤が廃盤であることから、『GONIN サーガ』公開後からサントラ盤を待ち望むファンが多くいただけに、今回のCDは嬉しいプレゼントとなっているのだが、ひとつ、久松親子のテーマとなるピアノ曲が納められていないのが、とても好きなサウンドだけに惜しい。

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 ブックレットの充実も半端ない。脚本家港岳彦と作家桜庭一樹との対談は読み応え十分に、音楽担当の安川午朗インタビューはかなり珍しいもので、石井隆監督の特別寄稿「少女からの手紙」は相変わらず作品に傾けた熱量の昇華に戸惑っている様子が窺え面白い。

★手を携える者が舞い降りた~GONIN サーガ★


「エロスの誘惑」*藤田敏八監督作品


監督:藤田敏八
脚本:松田昭三
撮影:山崎善弘
助監督:長谷川和彦
音楽:J.S.バッハ
出演:中川梨絵、小松方正、地井武男、川村真樹、天坊準、福地健太郎

☆☆☆☆ 1972年/日活/69分

    ◇

 初見1972年10月
 『八月はエロスの匂い』につづいて観た藤田敏八監督のロマンポルノ第2作目で、まさしくロマンポルノの女神中川梨絵の美しさの虜になった記念的作品。
 同時公開は神代辰巳監督の『一条さゆり 濡れた欲情』だった。

 舞台は、東京湾デルタ地帯の倉庫街。
 貧相な倉庫主任・菊地(天坊準)と、逞しい体格のアルバイト青年・健太郎(福地健太郎)、そして、住み込みの事務員タネ(中川梨絵)の3人が、この薄暗く殺伐とした倉庫で働いている。
 タネの容姿は男心をそそるものがあり、菊地はタネに結婚を申し込むが「私がどんな女か知ってるの?」と冷たい対応。
 タネは、倉庫会社社長の三好(小松方正)に囲われている身。しかしどこか虚無的で冷めた女だ。三好に菊地のことをうち明けると、三好はタネに結婚を勧める。
 翌日、タネは菊地に結婚の承諾をするが、その日、本社から庄司という男(地井武男)が配属されて来た。無口で精悍な庄司に惹かれたタネは、挑発的な態度で「私をここから連れ出して」とでも言わんばかりに誘惑し、そのままずるずると三好と庄司との三角関係がはじまるのだった。
 しかしある日、庄司の妻と名乗る女(川村真樹)が現れ、庄司は忽然と姿を消してしまう……。

    ◇
 
 〝何も変わらない日常〟
 藤田敏八監督の演出は、ポルノ的扇情シーンやドラマティックな展開を抑え、吹きだまりの倉庫街に集まる冴えない男女の、虚無的日常と性を淡々と描いている。

 70年代はじめは風呂なしの部屋など当たり前で、台所で湯を沸かして行水するシーンが目に焼き付いていたり、ビルの屋上で洗濯ものを干すシーンなどにエロティックな感覚が沸いてくるのだった。

 まぁとにかく、中川梨絵が美しい。
 これだけで良いだろう……☆ひとつは彼女に捧げるものである。

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★中川梨絵★
★一条さゆり 濡れた欲情★
 

「レイジング・ブル」*マーティン・スコセッシ

 以下作品は、映画前売券のコレクションとして記録するものです。

1981_レイジング・ブル
RAGING BULL
監督:マーティン・スコセッシ
原作:ジェイク・ラモッタ
脚本:ポール・シュレイダー、マーディク・マーティン
音楽:レス・ラザロビッツ
出演:ロバート・デ・ニーロ、キャシー・モリアーティ、ジョー・ペシ

☆☆☆★ 1980年/アメリカ/128分/BW

 初見1981年2月。
 実在のプロボクサー、ジェイク・ラモッタの人生を描いたボクシング自伝映画で、デ・ニーロが役のために体重を減量・増量したことで「デ・ニーロ・アプローチ」なる造語が生まれた記念的作品。
 
 もひとつは、ハンディ・カメラを駆使して撮影されたファイティング・シーンに見られるリアリズム描写。「不屈」という男の強靭な人生観が、モノクロ・フィルムだけに余計に圧倒させる映像となっている。
 「不屈」という男の強靭な人生観が、少し過剰なほどに見せつけられるのが難かもしれない。