TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「ビコーズ・ザ・ナイト」パティ・スミス・グループ



パティ・スミス・グループ◆ ビコーズ・ザ・ナイト/ゴッド・スピード 1978年

 クリスマスからずっと、ブルース・スプリングスティーンの初期のアルバムを聴きながら年末を過ごしているが、12月30日はパティ・スミスのBirthdayということで、スプリングスティーンがパティと共作したこの曲を2015年の最後に取り上げることにした。

 パティが3rdアルバム『イースター』をレコーディングしている1978年、当時ブルースもアルバム『闇に吼える街』を制作しており、そこで作られた曲を元にパティが詞を載せ完成した曲が「ビコーズ・ザ・ナイト」だったが、結局ブルースはこの曲をアルバムに収めず、パティのアルバムのみ収録され、そのままシングルとしてもリリース。そして見事に、シングル全米13位の初の大ヒットとなった。
 同じように、ブルースにとってもビルボード・チャート・トップ20に入る初のシングル・ヒット曲となっている。

 ブルースは「ビコーズ・ザ・ナイト」をずっとライヴでのみ演奏しつづけてきたが、1986年『THE 〝LIVE〟 1975-1985』で初めてライヴ・ヴァージョンをレコード・リリースし、その後、2010年の『闇に吠える街』アウト・テイク集『The Promise』でやっとスタジオ・ヴァージョンをお披露目している。




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スプリングスティーン『ザ・リバー・ボックス』届く

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ザ・リバーBOX ~THE TIES THAT BIND: THE RIVER COLLECTION

 クリスマス・イヴに届いた最高の代物。

 1980年10月(日本発売11月)にリリースされたブルース・スプリングスティーンの通算5作目のアルバム『ザ・リバー』の、発売35周年を記念した4CD+2Blu-rayの6枚組BOX(DVDは7枚組)だ。

 これまで、この手のスーパー・デラックス・コレクションBOXには手を出さないようにしてきたのだが…ツェッペリンしかり、ストーンズしかり、ボス(ブルース)で言えば5年前の『闇に吠える街』BOX(3CD+3DVD)でさえスルーしているのだが、今回は、なにせ『ザ・リバー』だ。
 アルバムは、全米アルバム・チャートで初の1位を獲得した初の2枚組全20曲という大力作だが、このBOXもまた凄いヴォルーム。この内容なら後で絶対に後悔しないように、少しムリしてでも手に入れたのである。

 ボスのアルバムで最初に買ったのが『ザ・リバー』だった。後追いで『明日なき暴走』『闇に吠える街」を聴くようになったのだが、熱心に聴くのはやはりこのアルバムかな。
ブルースを初めて聴きたいという人がいたら、絶対にこの1枚(2枚組)をお勧めするし、これしかないでしょ……それが『ザ・リバー』だ。

 『ザ・リバー』は当初[THE TIES THAT BIND]というタイトルで1枚もののアルバムとして1979年にリリースされる予定だったのだが、ブルースが満足しなかったために発売を中止し、レコーディングを続行。
 オーヴァーダビングをなるべく避けたスタジオ・ライヴのような生々しい録音で、約1年半もの製作期間をかけたレコーディングでは、当然2枚組でも納まらなかった沢山の未発表曲を生み出している。そのなかの数曲は1998年の『TRACKS』や2003年の『Essential』などで陽の目をみたわけだが、今回はまだまだ埋もれていた未発表曲と秘蔵映像を解禁。R&Rのフレイヴァーに彩られた『ザ・リバー』の、完全なる完結を目指した最高の内容ではないだろうか。

 BOXリリースに伴って2016年の全米ツアー(1~3月)の詳細が明らかになり、ツアー名は〈2016 The River Tour〉。『ザ・リバー』がリリースされた1980年10月から1981年9月まで行われた〈The River Tour〉の再現というのだ。
 この全公演は録音され、後にダウンロード/CDリリースの予定があるようなので楽しみにしよう。

さて、BOX内容の写真掲載は後日に紹介できればということで…
年末年始はリバー三昧といきましょ… 

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「007 スペクター」*サム・メンデス

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007 SPECTRE
監督:サム・メンデス
脚本:ジョン・ローガン
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:「Writing's On The Wall」サム・スミス
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、モニカ・ベルッチ、デイヴ・バウティス、アンドリュー・スコット、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショー、ジュディ・デンチ

☆☆☆★ 2015年/イギリス/148分

    ◇

 『007カジノ・ロワイヤル』『007 慰めの報酬』『007 スカイフォール』とつづいたダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの4作目。
 一話完結だったそれまでの007とは一線を画した連作ストーリーは、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが“シリアスな007”になっていたにも関わらず、これまで以上に不死身なボンドとなると、まるで『ミッション:インポッシブル』シリーズかと見間違うのはご愛嬌として、荒唐無稽のなかに味わいあるボンド・ストリーに仕上がり、スケールも壮大なものになっている。

 『007カジノ・ロワイヤル』で殺しの称号《00》のセクションに配属され、そこで愛する女性ヴェスパーを失い、『007 慰めの報酬』ではヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトの組織がMI6に要員を送り込んでいたのが明るみに出る。
 『007 スカイフォール』では、元MI6のエージェントが敵となり死闘のあげくボンドの上司Mを死なせる結果となった。
 そして、このすべての物語の背後に宿敵「スペクター」の存在があった……という、MI6の存続とスペクターの組織をリンクさせる4部作の完結編。

 冒頭、メキシコ・シティの“死者の日”パレードに逆行して歩行するボンドが、ビルの屋上から敵を狙い撃つまでの流れが素晴らしく、そのあとのヘリコプター・アクションの想像以上の興奮も重なり、一気に“ダニエル”ボンドの世界に惹き込まれること必至。

 列車アクション、雪山アクション、強敵な用心棒など、シリーズにオマージュを捧げたシーンが、これでもかとてんこ盛り……そしてもうひとつ往年のファンには嬉しいのが、スペクターのNo,1:エルンスト・スタヴィロ・ブロフェルドの衣装がスタンドカラーだったり、愛猫の白いペルシャ猫が出てくるところ。
 ブロフェルドの顔が最初にスクリーンに登場した『007は二度死ぬ』では、ドナルド・プリーゼンスがスキンヘッドで右目に大きな傷のある姿で印象付けたが(以後、何人もの俳優がブロフェルドを演じたが顔の傷はなかった)、今回は、最後にあの傷痕が生々しく付けられ、オマージュとしてのブロフェルドが完成している。

 そして凝っているがブロフェルドの正体…。おいおい私怨かよ、とツッ込みも入れたくなるが、今回のボンドの行動も私情から始まってるのだからお互い様。それに、SPECTREが「亡霊」という意味だけに、妙に納得させられるところもありだ。

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「平凡パンチ」no.382:1971年11月1日号


 1971年11月1日号

 カラーグラビアは、今では考えられない11歳のある少女のヌード(撮影:長友健二)…
 もちろん、ここに掲載など出来るわけがない……

 さて、所有する大橋歩表紙の「平凡パンチ」はこれでお仕舞い……
 あとは「Pocket パンチ Oh!」がどこかにあるはずだが、もういいや…ね


「平凡パンチ」no.379:1971年10月11日号


 1971年10月11日号

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 この年の7月にマクドナルド日本第一号店が銀座にオープン…当時、まだハンバーガーの食文化がなかったニッポンで、80円のバーガーを立ち喰いしていた自分たち若者に、マスコミは辛辣な記事を書いているのも懐かしいもの…

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 これは9月25日に日比谷野外音楽堂で開催されたMUGEN FESTIVALでのUFOのステージ顛末…メンバーのアクシデントで数曲の演奏しかできなかったコンサート…
 当日無料入場する観客に対して、アルバイトで雇われた警備員は角材などを持って警備していたとか……
 たまたま警備に雇われた観客と同じ若い連中が、突如官憲的横暴さを発揮する…ロック・イベントが日常化するまで、未だ先の話だったころのことだ……
 同じ週に初来日したレッド・ツェッペリンのロバート・プラントは「警備員は必要ない。観客のコントロールは俺たちの演奏でやれる」と発言し、アンコールでは警備員の目に余る行為にステージからマイクを投げつけ観客の喝采を浴びていた……

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 当時先鋭的に活動していたマリワナ解放戦線の発言や、まったく名前を聞いたことのないような音楽評論家の言葉(「聴いている人間が真っ二つに分かれてケンカするような状況こそロック的なのであって、赤い羽運動みたいなことは〜云々)など、“過激こそROCK”たらんと、チャリティ的な善行をするのに対しての一部のイチャモンを取り上げた記事…

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 2015年12月9日85歳で鬼籍に入った野坂昭如氏のエッセイ「風来坊主」の連載第1回…
 40年以上前に若者に突きつけた言葉は、いまも同じだけの重みを持っている…あの頃より状況はひっ迫し動き出しているいま、若者たちの目はじっと見開いているはず……



「平凡パンチ」no.373:1971年8月30日号


 1971年8月30日号

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 カラーグラビアは木の実ナナ、25歳…撮影は長友健二
 この時に撮影された1枚が、9月にリリースされた彼女のシングル「愛の週末』のジャケットとなりセミヌード・ジャケとして話題に、なったかな…
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 14ページの大特集は性解放の旗手たち〜関西STRIP…「マジメな客と踊り子たち」と題した田中小実昌氏の寄稿…
 グラビアは28人の踊り子さんのスナップで綴られ、なかでもやはり超大スターの一条さゆり嬢……

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 モノクロ・グラビアは1stアルバム「JUStT FRIEND」を出し注目される笠井紀美子、26歳……

『GONIN サーガ』Blu-ray BOX 発売決定




 早、年末…来年のことを言えば鬼も笑うのだろうか……

 2016年3月末に「GONIN サーガ〜ディレクターズ・ロングヴァージョン」Blu-ray BOXがリリースされる……

 3枚組Blu-ray(DVD)の内容が凄い!
◆ディスク1/劇場本編より30分近く長い2時間40分(予定)のディレクターズ・ロングヴァージョン
◆ディスク2/劇場版本編、特報、劇場予告編、 TVスポット、オーディオコメンタリー(キャスト・ヴァージョン)
◆ディスク3/メイキング映像(オーディオコメンタリー、スタッフ・ヴァージョン収録) 未公開シーン、イベント映像、特別番組(日本映画専門チャンネル用ミニ番組)

 そして、初回限定としてオリジナル・サウンドトラックのCDまでもが収納されるという……

 例えば『仁義なき戦い』のあのテーマ曲が映画の総てを想起させるものであるように、安川午朗が手掛けた『GONIN』の音楽も物語を彩る圧倒的なテーマとして映画史に残るもの…
 前作『GONIN』サントラ盤が廃盤であることから、『GONIN サーガ』公開後からサントラ盤を待ち望むファンが多くいただけに、例えBOXのみの限定商品とはいえCD化は喜ばしい……
 「紅の花」「ラスト・ワルツ」の収録は難しいだろうけどね……

 

「平凡パンチ」no.350:1971年3月15日号


 1971年3月15日号

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 カラーグラビアは江波杏子、28歳…
 女賭博師のお銀さんが、初の他社出演となる『二人だけの朝』(三船プロ・東宝)でベッドシーンを披露…お相手は三船敏郎の長男で、大学在学中の三船史郎映画出演2作目だったはず…

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 モノクログラビアは、初来日中だったB.B.キング…この時のライヴは「B.B.キング・ライヴ・イン・ジャパン」日本独自盤としてリリースされ、いまでは名演奏の名盤として語り継がれている…

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 幻となったブラック・サバスの初来日公演の告知……
 ブラック・サバスの人気が欧米に比べ日本でいまひとつパッとしなかった要因は、この70年代に来日できなかったことが大きかったのかもしれない……
 結果オジー・オズボーン時代の来日は果たせず、10年近く待たされた1980年11月に初来日が実現している(ヴォーカルはロニー・ジェイムズに変わっていた)……

私たちの望むものは

毎年12月8日にはこの記事をあげています……
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N.Y セントラルパーク〈Strawberry Field〉にて

WAR IS OVER ! if you want it

all we are saying is GIVE PEACE A CHANCE

POWER TO THE PEOPLE, right on

and

NO NUKES



平和を祈るとか
声だかに戦争反対を訴えるとかではなく
いつも
ただただジョンの曲が聴きたくなる12月8日

ぼくらは ジョンの言葉を 忘れない……


Love

Don't Let Me Down
Revolution 1
Strawberry Fields Forever

Happy Christmas(War is Over)
Give Peace a Chance
Power to the People

Yer Blues
I've Got A Feeling
Come Together
How?

Imagine

The Ballad Of John & Yoko
Woman
Beautiful Boy
Mother
Jealous Guy

Cold Turkey
Slow Down
Mr. Moonlight
Tomorrow Never Knows
In My Life
A Day In The Life
She Said,She Said

I Am The Walrus
Happiness Is A Warm Gun
Lucy In The Sky With Diamonds
Across The Universe
I Found Out

Help!
A Hard Days Night
I Call Your Name
Hey Bulldog
Rain

Sexy Sadie
Cry Baby Cry
Julia
(Just Like) Starting Over


12月8日午後10時50分………
煌めく偉大なる遺産からチカラをもらおう……

「平凡パンチ」no.347:1971年2月22日号


 1971年2月22日号

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 カラーグラビアは岩下志麻、30歳…
 『心中天網島』や前年の『影の車』この年公開される『内海の輪』における妖艶な岩下志麻の、エロティシズム全開の撮り下しである……(撮影:長友健二)

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 まるまる1ページが逆さまに丁合いされているブラッド・スウェット&ティアーズ初来日記念の告知。

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 乱丁品と思いきや、記事下記(写真上部)に「この広告は間違ってサカサマになったのではありません。上が下に下が上になろうと問題ではない。それがロック・エイジの自由な思考なのです」の注意書きが……目に付く画期的なつもりだろうが、むしろ見づらく意味がない…効果あったのだろうか疑問……

「平凡パンチ」no.346:1971年2月15日号


 1971年2月15日号

「ロング・キス・グッドナイト」*レニー・ハーリン

 以下作品は、映画前売券のコレクションとして記録するものです。


THE LONG KISS GOODNIGHT
監督:レニー・ハーリン
脚本:ジェーン・ブラック
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
音楽:アラン・スルヴェストリ
出演:ジーナ・デイビス、サミュエル・L・ジャクソン

☆☆☆ 1996年/アメリカ/121分

 初見1997年5月。
 すっかり男前でカッコいいジーナ・デイビスがほぼスタント無しで挑んだ作品だったが、当時夫だったレニー・ハーリン監督が脚本にかなり手を加えたらしく、尻つぼみなストーリ展開になってしまっているのが残念。
 レニー・ハーリン監督って大作りな映画しか撮れないひとだし、ジーナもこの作品後に夫に見切りをつけているが、結果ふたりとも沈んでしまったね。


「ボディ・ダブル」*ブライアン・デ・パルマ

 以下作品は、映画前売券のコレクションとして記録するものです。


BODY DOUBLE
監督:ブライアン・デ・パルマ
原案:ブライアン・デ・パルマ
脚本:ブライアン・デ・パルマ、ロバート・J・アヴレック
撮影:スティーヴン・H・ブラム
音楽:ピノ・ドナッジオ
劇中歌:「リラックス」フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド
出演:クレイグ・ワッソン、グレッグ・ヘンリー、メラニー・グリフィス

☆☆☆★ 1984年/アメリカ/114分

 初見1985年2月。
 ヒッチコックの『裏窓』と『めまい』をモチーフにしたサスペンスは、デ・パルマ流を全開にしたエロティック満載のB級タッチの傑作に仕上がっている。
 相変わらずの長回し、俯瞰撮影、スローモーション、そして360度回転のカメラワークなど、〝映像の魔術師〟ヒッチコッキアンの独断場である。
 ミステリーとしての筋立てはかなり乱暴なものだが、これも、ある意味ファンタジー映画。観客も一緒に〝のぞき〟を愉しめばよし。