TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

雑感:『GONIN サーガ』〜ツイートまとめ[8月]

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『GONIN サーガ』公開まで残り1ヶ月をきる
各地では先行上映が相次ぎ いよいよ佳境に入る…

9月11日にKADOKAWAから 石井隆による初の書き下ろし原作 ノベライズ版が発刊される
ただし 観るまえに 読むな! ってとこ……

キネマ旬報短期集中連載「GONIN サーガ」第2回は、「ひーさん」根津甚八
舞台裏、撮影現場での記述
震える、震えろ、震えてしまう…

『GONIN サーガ』公式サイトを見て…
本編 1995年のつづきは 新たに井上晴美が鶴見辰吾を抱きかかえ号泣するシーンを再撮…
その横に少年時代の勇人の姿…
佐藤浩市は右手の包帯も痛々しく 石井隆お得意の悪夢シーンに登場か…

『GONINサーガ』のオリジナル・サウンドトラックは発売されるのか!?
可能なら 「ラストワルツ」「紅い花」を効果音・台詞入りで欲しいところ

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「誘惑されて棄てられて」牧村純子



牧村純子◆ 誘惑されて棄てられて/誘惑のセレナータ 1964年

 両面ともピエトロ・ジェルミ監督のイタリア映画『誘惑されて棄てられて』の主題歌で、日本公開前の1964年10月に牧村純子がリリースしヒットさせたシングル盤。作詞は水木かおるが担当。

 牧村純子は、1960年17歳のときに牧村旬子(みつこ)の名前でテイチクからデビュー。石原裕次郎とのデュエット「銀座の恋の物語」で知られるポピュラー歌手で、このシングルはポリドールに移籍して牧村純子の名前でヒットしたもの。この後、ミノルフォンに移籍し、平凡パンチなどにセミヌードを披露したりして話題をまいていた。

 カルロ・ルスティケリ作曲のメロディは、日本人好みの哀愁あるマイナー調で、日本語の歌詞もなんなく無理がない。
 だからこそ、映画とともに歌謡曲としてもヒットした一作だった。

★誘惑されて棄てられて*ピエトロ・ジェルミ★

「映画の荒野を走れ プロデューサー始末半世紀」伊地智啓

book_映画の荒野を走れ
 〝 ロマンポルノから相米慎二へ 日本映画の転換期を語る 〟

 本書は、1936年生まれの映画プロデューサー伊地智啓(いじち けい)氏へのインタビューをまとめたもの。
 伊地智氏は助監督として日活に入社し、その後、ロマンポルノを経て70年代末よりフリーの映画プロデューサーとして活躍。特に80年代、薬師丸ひろ子のアイドル映画で監督デビューさせた相米慎二とのタッグが有名。
 もし伊地智氏がプロデューサーに転じず、助監督から監督へと進んでいたら、相米慎二のキャリアがまた違ったものになっていたかもしれない。 
 製作総指揮した『太陽を盗んだ男』(’79:長谷川和彦)の混乱を極めた現場エピソードが読み手としてとてもスリリングなもので、そこに登場する相米慎二との初体面が、その後の伊地智氏と相米慎二との関係に、深く、奇妙に、繋がってゆく。

 「そこにドブネズミがいた」と漏らす伊地智氏。

 稀代の傑作『ションベン・ライダー』(’83)の話では、オールラッシュ時には4時間半もあったことや、オープニングの長回しへの恨み言をくり返すところにプロデューサーと監督との関係性を見ることができるが、氏ならではの辛辣な言葉の数々は、その端々に相米慎二への敬愛と、戦士であり同志を失った哀しみを存分に読み取ることができる。

 本のタイトルは、伊地智氏が関わったロマンポルノ『濡れた荒野を走れ』(’74:澤田幸弘)から持ち入れられている。
 そのロマンポルノの話は[第2章]で語られ、監督たちの個性や、現場の試行錯誤から女優を作り出してゆく苦労や、会社側と製作側の思惑が対立する現場の秘話など、とても興味深い話が詰まっている。
 とっておきは『濡れた荒野を走れ』で地井武男が演じた悪徳刑事役を、クランクイン3日前までは藤竜也が演じるはずだったとか。

 日活退社後は、セントラル・アーツやキティ・フィルムの設立に立ち会う伊地智氏。松田優作の話はもとより、村上龍の監督デビュー(『限りなく透明に近いブルー』)と長谷川和彦のデビュー作(『青春の殺人者』(’76))に関する裏話は面白く、この話は『69 Sixty Nine』(’04:宮藤官九郎)と『太陽を盗んだ男』の恨み言に及んでゆく。

 薬師丸ひろ子を担ぎ出した『翔んだカップル』(’80)『セーラー服と機関銃』(’81)の製作秘話もとても面白いし、ボツになった企画も聴き逃せない話だ。

 巻末には伊地智啓が関わったフィルモグラフィを掲載。あらためて、作品の多くを目の当たりにしてきた世代として感慨を覚える。


[第1章]日活助監督時代
[第2章]日活ロマンポルノ時代
[第3章]キティ・フィルムへ
[第4章]相米慎二、最初の三本
[第5章]1980年代、マンガとテレビと
[第6章]「雪の断章 情熱」と「光る女」
[第7章]アルゴ・プロジェクトの頃
[第8章]「お引越し」と「夏の庭 The Friends」
[第9章]ケイファクトリーへ
[第10章]エピローグ
対談:盟友プロデューサー、すべての始まり


    ◇

映画の荒野を走れ プロデューサー始末半世紀/伊地智啓
【インスクリプト】
定価 3,500円+税

「ゲッタウェイ」*ロジャー・ドナルドソン

 以下作品は、映画前売券のコレクションとして記録するものです。


The GETAWAY
監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:ウォルター・ヒル、エイミー・ジョーンズ
撮影:ピーター・メンジース・ジュニア
音楽:マーク・アイシャム
出演:アレック・ボールドウィン、キム・ベイシンガー、ジェームズ・ウッズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、デヴィッド・モース

☆☆☆★ 1994年/アメリカ/116分

 初見1994年3月。
 ご存知、サム・ペキンンパーが1972年に製作した犯罪者夫婦の逃避行を描いたアクション・ロード・ムーヴィのリメイク。主演のスティーヴ・マックイーンとアリ・マッグローの結婚のきっかけになった作品でも有名だが、この1994年版は既に夫婦だったアレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーが主演している。
 リメイクに賛否両論が出るであろうことは十分承知しての製作であろう、夫婦の絆をアクション・ムーヴィーとして描いていることには一応は成功している。

 何はさておき、キム・ベイシンガーを見ているだけで満足、満足……。

 蛇足として、“夫婦の愛の物語”でありながらスティーヴ・マックイーンとアリ・マッグローの夫婦も、アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガー夫婦も、既に離婚しているのだが……。



「華麗なる相続人」*テレンス・ヤング

 以下作品は、映画前売券のコレクションとして記録するものです。

1979_華麗なる相続人
BLOODLINE
監督:テレンス・ヤング
原作:シドニー・シェルダン
脚本:レアード・コーニッグ
撮影:フレディ・ヤング
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:オードリー・ヘップバーン、ベン・ギャザラ、ジェームス・メイスン、ロミー・シュナイダー、オマー・シャリフ、モーリス・ロネ、ミシェル・フィリップス、ゲルト・フレーベ、イレーネ・パパス

☆☆ 1979年/アメリカ・西ドイツ/116分

 初見1980年2月。
 シドニー・シェルダンの『血族』を原作にしたサスペンス・ムーヴィーで、当時49歳のオードリー・ヘップバーンがかつての名作『暗くなるまで待って』(’67)のテレンス・ヤング監督と再び組んだことや、豪華な国際的スターたちとの競演などが話題になり(各映画雑誌などの間で…)、スタッフもアカデミー撮影賞に3度も輝いたイギリスの名撮影監督のフレディ・ヤングや、エンニオ・モリコーネの音楽といった具合に大作的な布陣なのだが………出来はヒドイ………観るなら覚悟をもって……。
 色情的な役を演じたロミー・シュナイダーに、ファンとして☆ひとつ追加……