TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

ちあきなおみ10CD-BOX



 うたくらべ~ちあきなおみの世界~

 2003年に通販商品として発売されたもので、購入は上記リンクのサイトにて可能だと思います。

  ☆   ☆   ☆

 ちあきなおみが在籍していたコロンビア、ビクター、テイチクの3社から166曲の名曲を網羅した、まさしく集大成的ボックスセットで、曲目はサイトを参照してもらえばお判りのとおり、コアなファンも満足いく選曲だと思います。
 彼女が歌う歌謡曲や流行歌、ポップスからシャンソン、そして演歌。ちあきワールドを満喫できます。
 全曲リマスタリングが施されており、当時未発表だったライヴ音源が5曲収録されていました。現在『朝日のあたる家」「ダンチョネ節」「酒と泪と男と女」など、その全ては市販の『VIRTUAL CONCERT 2003』に収録されていますが、ボックスセットとしての貴重度は変わりません。
 小西良太郎氏の解説付きのソングブックはA4版で100頁。LPサイズのブックレットは、カラー写真集的味わいのある代物です。

 他のアーティストの商品にも云えるかもしれませんが、通販商品だといって侮れません。

  ☆   ☆   ☆


 先にお知らせしたとおり、11月6日(日)にはNHK-BSにて『歌伝説/ちあきなおみ 喝采を待ちわびて』が放送されます。
 彼女の才能を再確認してみてください。
 

スポンサーサイト

ニューヨーク映画旅行



 
 TITLE12月号(文芸春秋)

 映画で旅するニューヨークってことで、ニューヨークを舞台にした名シーンなどのロケ地をガイドした雑誌が発刊されてます。
 ランドマーク・ホテル・カフェ&デリ・パーク・レストラン・ショップ・建築と分類されていて、これからニューヨークに旅行に行くにも、今まで観たニューヨークの映画を思い出すにも、とても面白い本だ。
 半年前に出ていれば便利だったんだけどなぁ。

  ★   ★   ★

 キング・コングがエンパイア・ステート・ビルに登ることでニューヨークは絵になったが、ニューヨーク・シティをロケ地にした映画が作られるようになったのは、70年代にハリウッドを嫌った監督たちによって作られたニュー・シネマ以降かな。それからはニューヨークをロケした映画は数限りなくある。
 どこをとっても絵になる街、ニューヨーク・シティ。
 ニューヨークに旅行に行くひとなら、必ずなにかの映画を思いだしながら街を散策するはず。ニューヨークにいる人の半分近くがミーハーです。堂々とミーハーできるのもニューヨーク。
 ウディ・アレンになったつもりでレストランやデリに入ったり、メグ・ライアンのような恋を求めてエンパイアに登ったり?

 東京だって絵になる街だけど、映画のロケとなると難しい。
 ニューヨークは、街全体がロケ出来る環境ってところが凄いです。

  ★   ★   ★

 ニューヨークに似合う女優って誰?
 やはりニューヨーク生まれのローレン・バコールでしょ。ん?古い?
 なら、ダイアン・キートンだな。 
 知的な女性ならスーザン・サランドンにメリル・ストリープ。
 貫禄なら『グロリア』のジーナ・ローランズ。悪ぶるなら『ナインハーフ』のキム・ベイシンガー。
 おっと、『レオン』のナタリー・ポートマンがトラムに乗った姿も忘れちゃいけないか。
 
 結局、イイ女はみんなニューヨークが似合うってこと。  

「晴れた空」半村良



 1991年に初版上梓された半村良渾身の大作が、戦後60年特別出版として再刊された。
 東京空襲後の上野に集まった戦災孤児たちの、戦後の過酷な時代をたくましく生き抜いていく姿を描いた大長篇で、とにかく面白く、文庫本で1500頁の長さが全然苦にならずに物語に引き込まれる。

 昭和20年3月10日の東京大空襲で焼け出されたノガミ(上野)の孤児たち、級長、飴屋、バアちゃん、ニコ、アカチン、ゲソ、マンジュー、ルスバンの8人が主人公。よく晴れた青空を見上げながら大人たちが泣いた終戦の日、彼らはその同じ空の下で、過酷にも必死に生きていくことになる。
 彼らとともに、8人が慕う戦争未亡人の母娘・吉野静子とボーヤ、そして特攻の生き残り“カミカゼ英治”こと前田たちが織りなす成功への人生物語は、戦後日本の復興とともに、戦後が終わったと云われる昭和39年の東京オリンピックの時代までを駆け抜けていく。
 “希望”という名のもとで、健気に、そして、たくましく生きていく姿には、自然と彼らの喜びや哀しさを共有する気持ちにさせられ、才覚あふれる8人がそれぞれの力で成功していく様は痛快。
 また、彼らのまわりに登場してくる大人たちも魅力的な人物ばかりだ。

 後半、陰謀劇がたちあがり、それに立ち向かう結末はとても苦い。
 大人たちの戦争への後始末が、こんなにも無慈悲なものなのかと涙が浮かぶ。

 しかしエピローグで、子どもたちが見上げる晴れた空には希望が浮かんでいる。
 それに安堵しながら、半村良氏が本書に「晴れた空」というタイトルを付けた意味を考えると、果たして60年たった今の日本には、あの晴れた日と同じ空がずっと、ずっと繋がっているのだろうか。
 そして、これからも……。

 機会があれば、ぜひ読んでほしい一冊である。

晴れた空/半村良
【祥伝社文庫】
上巻:定価 1,000円(税込)
下巻:定価 1,000円(税込)

日活名作ロマンシリーズ

 今回は18歳未満禁止の作品群です。

 1971年11月20日、全国の日活封切館で『団地妻・昼下がりの情事』が公開されました。
 にっかつロマンポルノの幕開けでした。
 根岸吉太郎、森田芳光、金子修介、滝田洋二郎、中原俊、石井隆、黒沢直輔、相米慎二など、日本映画を支えてきた若い監督たちを輩出したロマンポルノ。
 監督ばかりではなく、助監督として中田秀夫、脚本家として長谷川和彦、そして多数の俳優たちを育ててきたロマンポルノ。
 1988年の終幕までに1,000本以上の作品が作られ、傑作・名作・話題作を世に出したロマンポルノ。

 あれから34年、2005年10月21日。1,000本以上の作品の中から150本を選び出し、オリジナルネガ起こしのデジタル・ニュマスターとしてのDVD化が始まりました。
 ただ、3ヶ月に一度15本の作品紹介なので、シリーズ終了が2007年の12月(予定)ということになります。嗚呼、壮大………。

 手もとに全150本のラインナップがありますが、念願の中川梨絵さん神代辰巳監督のベスト作品が含まれています。
 これだけは買わなくては、というものを列記しておきます。
 あくまで超・個人的推奨ですが……(笑)。

※尚、今回紹介の作品は成人向けのため他サイトへのリンクはしていません。このブログ内だけのリンクになっていますので、安心してクリックしてください。また、トラックバックは受け付けておりませんのでご了承ください。

昭和の歌姫

 ぼくにとっての昭和の伝説の歌姫は、美空ひばりでもなく、テレサ・テンでもない。
 山口百恵ちあきなおみ以外にはいない。
 そのふたりに関する嬉しいニュースを先週見つけた。
 紹介が遅れたけれども、これはぜひ紹介しておきたい情報です。

 まずはちあきなおみ
 彼女の特集番組が、NHK・BS2で放送される。

 11月6日 19:30~21:00
 (デジタルハイビジョンは24日(木)23:25~)
 『歌伝説/ちあきなおみ 喝采を待ちわびて(仮称)』
 NHKの豊富な過去歌唱映像などを駆使し「ちあきなおみ」の魅力に迫る90分番組(NHKの番組紹介ページより)

 当然、あの紅白歌合戦での夜へ急ぐ人も放送されるでしょうから、これは必見です。

 数週間前、テレビ東京の『徳光&コロッケの“名曲の時間です”』に於いて、ちあきさんにラブコールを送っていた徳光さんのように、彼女のファンは誰でも、も一度あの歌声を聴きたいと願って止みません。
 「喝采」しか知らない方も、また、コロッケの物まねでしか知らない方も、これを見て彼女の偉大さを再確認して欲しいですね。DVD録画必須の番組です。

 さて、も一人の歌姫山口百恵
 彼女のライヴCD-BOXが、2006年1月18日に発売されます。
 2003年に発売されたデビュー30周年記念CD-BOX『MOMOE PREMIUM』のライヴ版にあたるもので、12cmCD12枚+8cmCD8枚+DVD1枚の計21枚セットのBOX『MOMOE LIVE PREMIUM』です。
 既発売のライヴ・アルバム全てに未収録曲をボーナスとした驚きのラインナップ。
 結婚宣言をした'79年のリサイタル『愛が詩にかわる時』は思い出深いもので、あの時の生で聴いた曼珠沙華は最高のヴァージョンだと断言できる。彼女の表現力に鳥肌がたちます。
 欲を云えば、LP化されなかった『百恵ちゃんまつり第5&6回』とミュージカル『不死鳥伝説』の音源もCD化して欲しかったな。

 さてさて、予約するものが多くなってきた。

 さらに11月は、先に紹介した村八分ボックスが21日に発売になるし、同じ頃ブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』30周年記念としてボックスも出る。これには'75年、初めてのヨーロッパ・ツアーの初日の英国ハマースミス・オデオンでのライヴDVD付きという、ファンの度胆を抜くボックスなのだ。

 ほかにも、ジョー・コッカーの『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』のスペシャルCD&DVDやら、またまた散財の月になりそうだ…………。

 ※情報の参考にさせていただいた路傍の石さんに感謝。

 ◆MOMOE LIVE PREMIUMのボーナス曲についての追加文

'76年の映画ノート

 本名ローズマリー・アルバッハ=レティこと、ロミー・シュナイダーが大好きだった。
 1972年の暗殺者のメロディ、夕なぎ、ルートヴィヒ/神々の黄昏(日本公開'80年)、'73年の離愁、'74年地獄の貴婦人、'75年追想、'76年限りなく愛に燃えて(日本公開'77年)と、その妖しい美貌ばかりではなく着実に実力をつけてきたのが'70年代前半だつた。
 少女デビューを果たし新人時代にはアラン・ドロンと浮き名を流したりしてきたロミーだが、私生活は悲惨だった。2度の離婚のあと、'81年に最愛の息子を事故で失い、翌'82年、薬物中毒によりこの世を去ってしまった。享年44歳。この年、一番輝いていたロミーの出演映画を観るために何回も映画館に足を運んだ。

 では、'76年の映画ノートから………

あいのうた

 今週から秋の新ドラマが始まりだした。今季はあまり食指が動くものがないので、3本くらいで収まるのかな。
 その中で、優しさにあふれたドラマをひとつ。

   ◆    ◆

あいのうた  第1回(10月12日放送)

 絵に描いたような不幸でかつ性格ブスな女と、稀代のお人好しだが愛する者のために生きようとする男が、共同生活の中で幸せを見つけていくという、岡田恵和お得意の家族愛の物語がハートフルなタッチで描かれる。

 「幸せなものを見ると吐き気がするし、愛なんて、信じない。まっ、そういうこと。」
 「は~? バカじゃないの?」

 菅野美穂のモノローグから始まる主人公の高慢ちきぶりは、同じ岡田恵和脚本の『ちゅらさん』でお馴染みの城ノ内真理亜のキャラクターに似ている。びしょ濡れ姿も果敢に、相変わらず体当たりの演技を見せてくれるのも、『イグアナの娘』以来の岡田作品の常連の菅野ならではであろう。
 だから、初っぱなから面白い。

 高慢ちきで性格ブスの女が、記憶喪失になり、子どもが3人もいる男ヤモメと同じ屋根の下で暮らす。この展開はゴールディ・ホーンの潮風のいたずらを思い出させるプロットなのだが、こちらの高慢ちき女は記憶喪失のフリをしたりと、細かいところは全然違うから、まあいいか。

 松田洋子(菅野美穂)以外、みんなほのぼのとしているところがいい。その洋子だって愛された経験がないだけで、実は寂しがり屋。
 岡田作品にはいつも悪い人間は出てこない。だから見ていて気持ちいい。 
 和久井映見はいままで演じたことがないような天然でおおらかなキャラでキュートだし、小日向文世のいじられキャラもほっとする。
 そして可愛い三人の子供たち。

 「なんでコソコソ喋ってんの?」(洋子)
 「だって亜希がずっと泣いてるとみんな心配するでしょ。本当は亜希は哀しいの。」(亜希)

 亡くなった母親に買ってもらったランチ・ボックスを川に落とした6歳の亜希(山内菜々)が、自殺未遂で川から上がってきた洋子に「あった?亜希の宝物……」と問うシーンだ。
 その亜希の健気さによって、高慢ちきな洋子だが情にもろい性格だというのが現れる展開がいい。たとえ、自殺しかけた川にもう一度飛び込む無謀さと、その展開の先読みが出来ようとだ。

 実はこの先、三人の父親でお人好しの優二(玉置浩二)の状況が悲壮なものだけに、このほっとする温かさが、希望と愛を伝えてくれそうだ。

脚本:岡田恵和 演出:大谷太郎 主題歌:「プレゼント」玉置浩二
出演:菅野美穂、玉置浩二、和久井映見、成宮寛貴、
   小日向文世、岸田今日子

☆☆☆★ 日テレ系水曜日22:00~22:54(初回~23:09)

嫌われ松子の映像化

 7月に紹介した嫌われ松子の一生だが、8月に男性キャスト陣のラインナップが発表され順調に撮影が進んでいるようだ。

川尻笙(甥)  瑛太
龍洋一(教師時代の教え子)  伊瀬谷友介
佐伯俊二(教師時代の同僚)  谷原章介
教頭(セクハラをする原作では校長)  竹山隆範(カンニング)
八女川徹也(同棲相手)  宮藤官九郎
赤木(最初のソープ店のマネージャー)  谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
小野寺保(ソープ時代のヒモ)  武田真治
川尻紀夫(松子の弟で笙の父親)  香川照之
松子の父  柄本明

他に、劇団ひとり(ソープの客役)・ゴリ(ガレッジセール)・荒川良々(大人計画)と、かなりの異色配役。

 遊びが大好きな中島哲也監督のことだから、原作のどうしょうもなく暗く堕ちていくストーリーを、かなりエンターテインメントな映画にしようとしてるようだ。
 原作を読みぜひ演じてみたいと積極的だった中谷美紀が、台本を見て「えっ?」と思ったと云うくらい、原作をかなり改変しているらしい。
 中島流のド派手な映像も大いに楽しみたいのだが、原作ファンとしてはシリアスに創られたものも観てみたいのが本音。

 さて登場人物が多いこの小説では、男性と同じくらい女性たちも重要な役割を担っている。
 甥のガールフレンドの明日香。松子のソープでの仲間の綾乃。美容室「ルージュ」の内田あかね。そして、晩年の松子に深く関わるムショ仲間のめぐみ
 この配役も知りたいところなのだが、どこを探しても載っていない。
 ま、まさかバッサリというわけではないでしょうね。

'75年の映画ノート#2

 当時のマイ・ベストテンにゴッドファーザーPart2を入れなかった訳は、どこを見ても1位に名を列ねている完璧に近い映画はあえて外しただけの、単にヘソ曲がりの戯れ言。ベストテン選びに小難しい映画を良しとする年頃だったわけであり……。今、ベストテンをあげるとすると当然ゴッドファーザーPart2も、オリエント急行殺人事件も、チャイナタウンも入れちゃうよ。
 で、こんなんかな。

  1 ゴッドファーザーPart2 
  2 レニー・ブルース 
  3 離愁 
  4 チャイナタウン 
  5 愛の嵐 
  6 フレンチ・コネクション part2 
  7 オリエント急行殺人事件 
  8 アメリカン・グラフィティ 
  9 ハリーとトント 
 10 フロント・ページ


 さて、3月以外の作品はというと……

昭和残唱、つづく



 大西ユカリと新世界の『昭和残唱』が発売されました。
 思ったとおりの出来映え。いやぁ、よろしおます。

「ドすけべっ!」の叫びから「コカコーラは茶色だよ」とシュールに始まる、東映映画監督の中島貞夫作詞の女王蜂のフーガ。間髪入れずに始まるマンハッタン・ブルースまで、煙草の煙が渦巻く場末の映画館の客席に座り、目の前のスクリーンを眺めているかのような雰囲気が味わえます。
 大体が大西ユカリと新世界は東映映画調の昭和歌謡だからね、これで良し!

 ロック調の待っている女に続く横須賀エンジェルはやはり新世界のオリジナルでしたが、これは平山みきへのオマージュ曲。
 いやぁ、マイった。ニヤリとさせられる曲調と歌詞です。

 COBAが奏でるアコーディオンに乗せてしっとり唄う八月の濡れた砂と、続く夏の日の想い出も雰囲気でています。

 さて、12曲のカバー曲のうち8曲はオリジナルに近い編曲。大西ユカリの個性ひとつで、まさに新世界の歌謡ショーになっているこのアルバムはライヴを想定しての選曲だと思うので、生のステージで聴きたくなります。

'75年の映画ノート#1

 1975年公開で鑑賞した当時のマイ・ベストテン

  1 レニー・ブルース 
  2 フロント・ページ 
  3 離愁 
  4 バルスーズ 
  5 アメリカン・グラフィティ 
  6 スローターハウス5 
  7 フレンチ・コネクション part2 
  8 星の王子さま 
  9 ハリーとトント 
 10 愛の嵐


 邦画では、 黒薔薇昇天とか 祭りの準備新幹線大爆破だろうか。

 1975年は名画座ばかりに日参していたので、ロードショーが少なかった。
 その中でも3月は、必ず毎日1本の映画を見ることに決めた。
 それがこの31本。