TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

ロック誕生~ニッポンROCK40年

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 本日11月1日、NHK BS2にて夜10時30分より『ロック誕生~ニッポンROCK40年』なる番組が放送される。

 映画『ロック誕生 The Movement 70's』('08)をベースに、NHKが新たに発掘した貴重なライヴ映像を加え、ゲストの証言などで70年代ニッポンROCK創成期を甦らせるシリーズだ。
 30分番組として全6回の放送は、まずは今夜、1973年の京都でのフラワー・トラヴェリン・バンドのライヴは絶対に見逃せないぞ!!(フラワー・トラヴェリン・バンドのライヴは、既にYou Tubeに流れている映像だった。少しガッカリ。フラトラの映像って、やっぱりあれしかないのか。)

11月 1日(月) pm10:30~11:00
第1話 70年代ニッポンROCKの夜明け 
フラワー・トラヴェリン・バンド73年京都でのサイケなステージ。75年ハワイ米軍基地のフェスに登場した外道。孤独にロックを追い続ける遠藤賢司らが登場。
【出演】 ミッキー・カーチス、近田春夫、小倉エージ、加納秀人 ほか

11月2日(火) pm10:30~11:00
第2話 『日本語ロック論争』ROCKのメジャー化 
日本語ロックはっぴいえんどの貴重映像のほか、日本プログレッシブ・ロックの先駆者・四人囃子、Char、ゴダイゴらの名ライブを紹介。
【出演】 タケカワユキヒデ、小倉エージ、森園勝敏 ほか

11月3日(水) pm10:30~11:00
第3話 多様化するニッポンROCK 
存在感で圧倒した近田春夫&ハルヲフォン、個性派のイエロー、クリエイション、ティンパンアレイ、シンセサイザーを駆使したニューウェイブのファーイーストファミリーバンドらの貴重映像が登場。
【出演】 近田春夫、石坂敬一、村兼明洋 ほか

11月 8日(月) pm10:30~11:00
第4話 70年代・ロックの目撃者たち 
RCサクセション、ジョニー・ルイス&チャーの秘蔵ライブ映像。スタイリッシュなサディスティックミカバンド。反骨に徹した頭脳警察は71年三里塚幻野祭の模様を紹介。
【出演】 鋤田正義、増渕英紀、井出情児 ほか

11月 9日(火) pm10:30~11:00
第5話 うねりを上げたローカル・ロックウェイブ 
紫、コンディショングリーンの沖縄ロックの貴重映像から福岡のサンハウス。めんたんぴん等が主催した石川夕焼け祭りのライブ映像で構成。そのほかに大阪の憂歌団が登場。
【出演】 ジョージ紫、鮎川誠、佐々木忠平 ほか

11月10日(水) pm10:30~11:00

第6話 70年代ロックの金字塔!ワンステップフェスティバル 
74年の記録フィルムを中心に、外道、イエロー、上田正樹、つのだひろ、クリエイションらの興奮のライブ映像の数々。
【出演】 佐藤三郎、石坂敬一、加納秀人(外道) ほか

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BSまるごと大全集 ちあきなおみ

 最近、またぞろ復帰話が出てきた山口百恵。しかし、百恵はファンの前でステージにマイクを置いたのだ。彼女の美学として、絶対にそれを裏切ることはないだろう。ファンも百恵の美学を望んでいる。
 そしてもうひとり、いつまでも復帰話が取り沙汰されるのがちあきなおみだ。
 ただし、彼女の場合は複雑だ。
 今回の秘蔵の映像から、“うた”のひとつ一つを演じ、“うた”に同化するちあきなおみの姿を見ると、最愛の亡き伴侶とともに“うた”を封印した彼女に、もう一度マイクの前に立って欲しいとは云えない。

 地球の夜更けは淋しいよ……そこからわたしが見えますか
 この世に私を置いていった あなたを怨んで呑んでます

 『喝采』でも、『劇場』でも、『冬隣』でも、彼女の“うた”は彼女自身だ。

 紅い花 
 想いをこめてささげた恋唄
 あの日あの頃は今どこに
 いつか消えた夢ひとつ
 
 こうしてしみじみと、膨大に残っている“うた”の数々から、あの頃のちあきなおみに浸る………それ以上を望まない。そんな気にさせてくれた一夜だった。

 さて、今回の生放送『BSまるごと大全集/ちあきなおみ』では27曲の映像に触れることができた。『歌伝説 ちあきなおみの世界』で放送された映像と同じものは、「紅い花」「四つのお願い」「星影の小径」「喝采」「紅とんぼ」の5曲で、それ以外は、あらたに発掘されたアーカイヴ映像や視聴者から提供された映像が多く含まれており、NHKの底力を見せつけられた。

   ☆   ☆   ☆

01 紅い花 愉快にオンステージ'92
02 黄昏のビギン ちあきなおみコンサート'92
03 夜間飛行 歌のゴールデンステージ'73
04 かなしみ模様 ビッグショー'77
05 かもめの街 歌謡パレード'88
06 雨に濡れた慕情 ビッグショー'77
07 四つのお願い ふるさとの歌まつり'70
08 私という女 第22回NHK紅白歌合戦'71
09 港が見える丘 歌謡パレード'88
10 上海帰りのリル 歌謡パレード'88
11 すみだ川 第6回思い出のメロディ'74
12 柿の木坂の家 歌謡パレード'88
13 さだめ川 第26回NHK紅白歌合戦'75
14 酒場川 第27回NHK紅白歌合戦'76
15 矢切りの渡し ちあきなおみコンサート'92
16 それぞれのテーブル '85コンサート
17 ラ・ボエーム ちあきなおみコンサート'92
18 霧笛 TBS TV『地球浪漫』'86
19 秘恋 '85コンサート
20 星影の小径 歌謡パレード'88
21 冬隣 加山雄三ショー'88
22 うかれ屋 ビッグショー'77
23 夜へ急ぐ人 ビッグショー'77
24 朝日のあたる家 ちあきなおみコンサート'92
25 劇場 ビッグショー'77
26 喝采 第23回NHK紅白歌合戦'72
27 紅とんぼ 第39回NHK紅白歌合戦'88

   ☆   ☆   ☆

 番組のセットリストは、オリジナル・ヒット曲が8曲つづき、昭和の名曲カバー、ちあき演歌、シャンソン、ファド、そしてポップス的許容範囲にひろがった新しいちあきの歌声をはさみ、ドラマチック歌謡に帰結した構成。

 昭和の名曲でリクエストした「夜霧のブルース」は取り上げられなかったが、「上海帰りのリル」やジャジーな「港の見える丘」を聴くことができたし、「私という女」は滅多に見聞きしない隠れたヒット曲。
 大好きな「秘恋」も、しっとりといい感じで聴かせてくれた。
 「冬隣」は、以前『たけしの誰でもピカソ』で流されたものと違い、生バンドをバックに、静かに、そして震えて歌う姿は絶品。
 中島みゆき作詞作曲の「うかれ屋」も珍しい映像。ワンコーラスだったのが惜しいが、つづく「夜へ急ぐ人」は、これまた必見映像だった。間奏部にモノローグがあるシングル・ヴァージョンの完全版で、ぶつぶつと聞き取りにくいところが異様な狂気を含み、最高のパフォーマンスとなっていた。
 「朝日のあたる家」にも、聴き手は震える。
 はじめのワンコーラスは若い蓮っ葉な娘の声で力強く叫び、静かに主題へと演じたあと、最後のワンコーラスも同じように力強く叫ぶのだが、明らかに最初の声質とは変えて歌う。堕ちた女のあきらめや覚悟を声に乗せ叫ぶ。ちあきなおみの本領発揮である。

 今回見逃した方々、12月31日に再放送の予定があるので是非とも、この稀代の歌姫ちあきなおみの歌声に浸ってくだされ。

「ショーケンという孤独」俳優萩原健一・再生への日々

 関東地区で日曜の昼に放送されているフジTVのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』。9月13日に放送された「ショーケンという孤独 俳優萩原健一・再生への日々」が、先週、やっと東海地区で深夜に放送された。

 TV『チューボーですよ!』でのマチャアキとの絡みでショーケンの復活は確信できていた。
 さらなる前進は、映画であり、音楽であり、ステージとなるわけだが、この番組、多分に映画『TAJOMARU』の番宣を兼ねていると言えないこともない。ただし、番組制作はショーケンの執行猶予満了に合わせた1年前の取材から作られている。
 瀬戸内寂聴、菊池武夫、蜷川幸雄、山本又一朗らのインタビューに混じって、肉親である兄や義兄らもカメラの前で語るショーケンの横顔。

 義兄の正直な言葉も、若手ミュージシャンのリスペクトも、スキャンダルで華やかしき頃のショーケンが常に頭の中にあるのだ。
 ポツリポツリと語るショーケンの言葉や行動から、蜷川幸雄の云う“トップランナーの辛さ”が痛いほど伝わってくる。
 これからのショーケンは生身の姿を見せていくしかない。
 番組は、ショーケンの素顔を映しだしていく。
 そのひとつ。これまで語られては知っていた、凄まじい仕事への取り組み方が曝された。

 小栗旬主演の『TAJOMARU』で、足利義政に扮したショーケン。
 準備稿段階から時代背景を調べ上げ、入念に人物像を作り上げるショーケンの、その尋常ならざる役づくりへの執念は、以前、同居する女性が怯えるほどと語られたとおりに証明される。
 プロデューサーの山本又一朗に、第二稿を決定稿として出してくれと注文したにもかかわらず、上がってきたのは間際になっての台詞の変更。
 監督に直談判して台詞を戻させはしたものの、そこには苦悩するショーケンが残されただけだ。ショーケンの頭のなかでは、血と汗で入魂した台詞が、たった一行の言葉で無茶苦茶になってしまっている。

「“一つのこと”“一つの台詞”“一行の台詞”が言えなかったり、ものすごく考えてくる人なんで~」

 山本又一朗がショーケンについて語った言葉なのに、あなた、それを判っていながらその扱いはないだろう。市川森一と共に脚本を執筆しているのは、水島力也というペンネームの山本又一朗自身ではないか。敏腕プロデューサーだけのことはあるが、ショーケンとはズレを感じる。

 カメラは台詞に閊えるショーケンを容赦なく納める。
 隣に座る若手俳優田中圭の心中を察して余るほど、見ていてドキドキものだ。監督に台詞の変更を申し出るくらいの気迫でありながら、結果は散々たるもの。この姿を若手俳優や若いスタッフはどう感じたことか、気になるところ。
 結局、そのシーンは6回のNGを出し、その後のショーケンの「もう、あとはいいよ」って感じの笑い顔が、寂しかった。

 善し悪しは別にして、黒沢監督らから経験で覚えてきた演技論や方法論が、今どきの現場では通用しないんじゃないか。ト書きに「ロックンロール・スピリッツで斬りまくる」なんて書かれた台本に戸惑ったショーケンが、いままでの方法論を捨てて取組んだというのだが、59歳、そうそう染み付いたものを振り落とすことはできないはず。

 台詞にこだわりセリフに四苦八苦していたショーケンの姿を映した後、撮影現場でショーケンが小栗旬と田中圭とすれ違う。階段での小栗旬の態度が気になった。あれでは小栗旬への誤解も生まれそう。もう少し編集の仕方があったろうに。

 若手イケメン俳優の濫立や、テレビドラマを基に安易な映画づくりが大手を振っている今の邦画界で、何かひとつでも波紋を起こしてほしいショーケン。
 恋に情熱を持てなくなったら、最後は仕事に情熱を注ぐと云ったショーケンの次作は、市川森一と組んで列車を舞台にした作品の構想を予告。

 仕事に魅了されている顔と、やんちゃだけど穏やかな笑顔のショーケン。
 ショーケンを“大物俳優”なんて呼ばないで。
 ショーケンは、どこまでも不良でいいのだ。

「密愛」……涼&亨

 『相棒7』……岸恵子さんがゲストの回
 多分に彼女のために書かれたホンは 古沢良太氏お得意の巧妙な策術に満ちていた

 岸恵子と水谷豊
 46分間 ふたりの濃密な時間
 すると 連想が浮かぶ………
 ふと、あのコテージにショーケンの姿を探す…………

 それにしても 岸恵子さん カッコ良過ぎるよぉ


※写真は、お馴染みさんのshowken-funさんのブログから借用させてもらいました。

 この『雨のアムステルダム』のジャケ写と何もお変わりない姿………お美しい


ドラマ「氷の華」を観て

 先に絶賛した原作だったが、ドラマ化も見事に成功だった。
 犯行動機が弱いと云われていた原作だったが、ドラマはヒロインに感情移入ができる事柄を追加し、ヒロインの執念をさらに強固なものにしていた。

 松本清張の『砂の器』風に始まり『砂の器』に似せて終った感じは、原作自体に清張小説の情感が流れているうえ、『砂の器』の有名シーンを登場人物に語らせているのだから、ドラマが触発されていて当然。原作を読んでいた人には、なるほどと云える引用。専業主婦をピアニストに変えたのもその一点のためだった。

 「一生賭けた勝負になりますわね、戸田警部。でも、わたくしは、絶対に負けなくてよ。」

 小説とはまるで違うエンディングは、きちんと原作のテイストが活かされていたし、ドラマの終幕の方がより恭子のプライドと芯の強さが強調され鮮やかだった。

相棒ー劇場版ーを観て、あれこれ

 昨晩のレイトショーで『相棒ー劇場版ー』観てきた。

 始まったばかりの作品なので、☆評価とレヴューを書くのは控えておく。

 ネタばれなどモチロンしないが、これから観ようとしている人は、ここからは読まない方がいいかも。






 
 つまらない映画ではない。映画は十分に面白い。
 チェス対決や推理仕立ての前半から、映画でしか叶えられないようなモブシーンを挟んで、最後は政治の闇に鋭く突っ込んでいくストーリー。
 映画の醍醐味であるスケールの大きさは、確かにTVに比べて豪華であったし、レギュラー出演者の出番にもある程度満足いくものではあった。
 が、これがどれも、何か、中途半端な感じを受けるのは何故だろう。

 TVドラマSPでは、『双頭の悪魔~3部作』『汚れある悪戯』『密やかな連続殺人』『バベルの塔』『サザンカの咲く頃』『黙示録』等々……傑作が多い分だけ、映画に違う期待をし過ぎたかもしれないな。

 TV『相棒』を見たことない観客でも楽しめるように、説明台詞が多いことも耳についた。仕方ないのか……?。

 ラストシーンや西村雅彦の扱いなど説明不足の箇所が多いが、多分、DVD化されたときにディレクターズ・カット版として説明されるのだろう。でも、それって完成作品として、ひとつの作品として、どうなの?って思う。

 DVDが発売されたら買いますが…………その前にも一度観た方がいいかな………。

♪ 地球の夜更けは せつないよ………

 テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」の“ちあきなおみ伝説2”を見終ったところ。

 伝説で片付けてしまうには、まだまだ早過ぎる歌い手ちあきなおみ。
 2月のこの寒い日、こんなにもこころに沁みた夜はないねぇ。

   ☆   ☆   ☆

◆放送された曲目
01 黄昏のビギン  '92 NHK「愉快にオンステージ」
02 喝采 '72 「第23回NHK紅白歌合戦」
03 冬隣 '88 テレビ東京「にっぽんの歌」
04 紅とんぼ '89 CBC「すばらしき仲間II」
05 すり切れたレコード '81
06 ねぇ、あんた '74 TV初公開コンサート映像
07 紅い花 '92 テレビ朝日「華麗にAh! So」

 2005年に放送されたNHKの「歌伝説 ちあきなおみの世界」の映像が、その豊富さに勝るものはなかったのだが、今回のこの「誰でもピカソ」も凄い映像を発掘してくれた。
 「 ねぇ、あんた」は、関係者が撮影したコンサート映像をノーカット放送。確実に永久保存版だ。
 見逃した人は、永遠に悔しがれ。

 ♪ 地球の夜更けは せつないよ………

 と唄う、1988年のアルバム『伝わりますか』の中の名曲「 冬隣」の映像も貴重。
 今になっては、この詞はちあきなおみにしか唄えない
 好きだなぁ、この憂い。

 ♪紅い花 踏みにじられて 流れた恋唄……

  紅い花は、石井隆の映画『GONIN』の挿入歌で、大好きな唄であり、大好きな映画………このメロディが流れると、永島暎子の儚さ、根津甚八の悔恨、そして、本木雅弘の妖しさに身が震える想い……切ないねぇ………